HAKUTO-R(民間月面探査プログラム)の紹介

HAKUTO-Rは、株式会社ispaceが行うミッション1および2を総称する民間月面探査プログラムです。独自の月着陸船(ランダー)と月面探査車(ローバー)を開発して、月面着陸と月面での資源探査を行います。2022年のミッション1では、ランダーの打ち上げを完了しましたが月面への軟着陸に至ることは出来ませんでした。続くミッション2は、最速で2025年1月の打ち上げを予定しています。

RESILIENCEランダー

ミッション2のランダーにはミッション1の月面着陸未達の結果を受けて、必要なソフトウェアの改良や着陸シミュレーション範囲の拡大など、ミッションの精度を向上する工夫がいくつも施されています。ミッション1での経験を活かし、迅速かつしなやかに再起するという願いを込めて、ミッション2のランダーはRESILIENCE(レジリエンス)と命名されました。RESILIENCEランダーで、より確実な月面着陸を目指します。

また、ミッション2では、着陸後にローバーを使用して月の砂(レゴリス)を採取し、NASAに譲渡する月資源商取引プログラムも実施予定です。

コーポレートパートナーとして

当社は1918年の設立以来、企業が直面するさまざまなリスクと向き合い続け、未来を切り拓く挑戦者をサポートしてきました。また、宇宙産業に関する分野においても、長年にわたり保険商品の提供を通じ、発展を支えています。
HAKUTO-Rプログラムでは、まだまだ人類にとって未知の領域である月面や月までの航路がステージとなるため、さまざまな新しいリスクが想定されます。当社は、月面探査に全力で立ち向かえるようそこでのリスクを補償する世界初の「月保険」を開発提供し、月面資源を有効活用するサステナブルな世界の実現に取り組んでいます。
当社は、リスク管理のプロフェッショナルとして培ってきたノウハウや経験を駆使し、民間による日本発の月面探査プログラム「HAKUTO-R」の挑戦を後押ししていきます。