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軽自動車

2022.11.22

軽自動車の保険料はどれくらい?出費を抑える方法なども併せて解説

軽自動車

2022.11.22

軽自動車の保険料はどれくらい?出費を抑える方法なども併せて解説

日本独自の規格で定められている「軽自動車」は、根強い人気がある車。実際、近年の新車販売台数を見ても、約4割は軽自動車が占めています。人気の理由のひとつは、乗用車に比べて維持費が安いことですが、自動車保険についても差があるのでしょうか。
ここでは、軽自動車の自動車保険について、保険料の相場や保険料などを抑える方法などを解説します。

軽自動車が人気の理由

軽自動車が人気なのは、一言でいえば「日本での生活に合った使い勝手の良い車だから」といえるでしょう。具体的には、以下のようなメリットがあります。

販売価格が安い

軽自動車の新車価格は100万~200万円程度の場合が多く、乗用車と比べれば安めになっています。

税金が安い

軽自動車(自家用)の持ち主が1年に一度支払う「軽自動車税」は、一律で10,800円です(ただし、新規登録後13年以上経過した場合の軽自動車税は12,900円です)。一方で、乗用車(自家用)の持ち主が支払う「自動車税」は、排気量に応じて金額が決まり、最低29,500円~最大111,000円かかるので、軽自動車のほうが支払う税金は少なくて済みます。
一般的に車検のタイミングで支払う「自動車重量税」も、軽自動車のほうが安くなっています。

維持費が安い

軽自動車は、乗用車に比べて軽くて排気量が小さい分燃費が良く、同じ距離を走るにも少ないガソリンで済むことがほとんどです。また、自賠責保険料も普通自動車よりやや低く、任意の自動車保険に加入した際の保険料も安くなる傾向があります。加えて、高速道路料金も乗用車より安く設定されています。

車体が小さく小回りがきく

車体が小さく小回りがきくので、狭い道路での方向転換や狭いスペースへの駐車、狭い路地での運転もスムーズにできます。

いろいろなデザインの車から選べる

軽自動車は、自動車メーカー各社がさまざまな車種を生産しており、セダンやハイトワゴンから、ワンボックス、SUV、スポーツカーまで、乗用車に負けず劣らず多種多様なデザインがそろっています。

軽自動車の保険料相場は?

軽自動車は、任意の自動車保険に加入した際の保険料が乗用車に比べて安くなる傾向があります。
損害保険料率算出機構の「2021年度 自動車保険の概況」のデータにもとづいて計算すると、乗用車、軽自動車の保険料の平均は以下のとおりです。

■車種別・自動車の保険料相場

車種保険料
自家用乗用車(普通)約74,000円
自家用乗用車(小型)約58,000円
軽自動車(乗用車)約51,000円

契約台数に対する保険金の支払件数の占める割合は、自家用乗用車(普通)が7.6%、自家用乗用車(小型)が7.0%、軽自動車(乗用車)が6.3%で、軽自動車が少なくなっています。

軽自動車に車両保険は必要?

軽自動車に車両保険は必要?

車両保険とは、自分の車が損害を受けた際に、修理費等を補償する保険です。車両保険をつけると保険料が上がってしまうので、契約するかどうか悩むところでしょう。
車両保険で補償される上限金額(保険金額)は、車の時価相当額となるので、年式などが古くて市場価値が低い車の場合は、車両保険をつけてもあまり意味がない場合はあります。

しかし、近年は軽自動車も高性能化して価格が高いものも増えており、中古でも残存価値が高いものが多くなってきています。車両保険をつけていれば、自損事故による破損や盗難リスクにも対処できるので、まだローンが残っていたり新車だったりする場合は、車両保険をつけておくのがおすすめです。

軽自動車の型式別料率クラス

型式別料率クラスとは、保険料の算出時に使われる車両分類のことです。
車は、同じ車種でも大きさや性能によっていくつかの型式に分けられており、型式ごとに「対人賠償」「対物賠償」「傷害(人身傷害・搭乗者傷害)」「車両保険」の4項目について数字が割り振られています。乗用車は1~17の17段階、軽自動車は1~3の3段階で、この数字が大きいほど保険料は高くなります。
一般的に車体が小さい車ほど、料率クラスの数字は小さい傾向です。

■形式別料金クラスと保険料の関係

形式別料金クラスと保険料の関係

なお、数字は保険金支払いの実績にもとづいて決められているので、毎年変更されます。

軽自動車の保険料など、維持費を抑えたいときのポイント

軽自動車の維持費は乗用車に比べれば安くなっていますが、以下に挙げるポイントを見直すことで、さらに保険料などを抑えられる場合があります。順に確認していきましょう。

年令条件や運転者の範囲を限定する

統計上、10代や20代の若い世代は事故の当事者となる確率が高いことから、この年代の保険料は高めになっています。運転者の年令を制限する、運転者を被保険者本人や、本人と配偶者だけに限るといった契約にすれば、保険料はその分抑えられます。

車両保険の補償範囲を狭くする

車両保険にはより幅広いリスクをカバーした一般型と、補償範囲を限定する分保険料を抑えたエコノミー型があります。エコノミー型を選ぶことで、保険料を抑えることができます。

車両保険について詳しくは以下のページをご覧ください。
自動車保険の車両保険は必要?加入のメリットや注意点などを解説

車両保険の免責金額を大きくする

免責金額とは、保険金が支払われる際に差し引かれる金額のことで、いわゆる自己負担額のことを意味します(免責金額をゼロに設定することも可能です)。免責金額が大きいほど、保険料は下がります。

保険料の支払いを年間払いにする

自動車保険の保険料を支払うときは、月払いではなく年払いを選択することで、支払総額が小さくなることがあります。

セカンドカー割引を使う

セカンドカー割引とは、2台目以降の車で初めて自動車保険に加入する際、通常は6等級からスタートのところを、7等級からスタートできる制度です。等級が上がる分、保険料が安くなります。

自動車保険の等級について詳しくは以下のページをご覧ください。
自動車保険の等級とは?制度や保険料の決まり方を解説

エコカー減税対象車を選ぶ

エコカー減税対象車かどうかは保険料には影響しないものの、対象車であれば、納める税金は少なくなります。

軽自動車なら、固定費を抑えつつ車を所有できる

軽自動車なら、固定費を抑えつつ車を所有できる

軽自動車には小回りがきく、小さい車庫でも駐車しやすい、税金が安いなど数多くのメリットがありますが、保険料が乗用車より安い傾向にあることも魅力のひとつです。
車に乗る以上は事故を起こしたり巻き込まれたりするリスクはゼロではありませんから、「車は持ちたいけれど固定費はできるだけ抑えたい」という方は、軽自動車を選んで任意保険に加入するのもひとつの手でしょう。加えて、車両保険をエコノミー型にするなどの選択をすれば、さらに保険料を抑えることも可能です。

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