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ドライブレコーダーのメリット

2022.03.03

ドライブレコーダーとは?メリットと機能、種類について解説

ドライブレコーダーのメリット

2022.03.03

ドライブレコーダーとは?メリットと機能、種類について解説

あおり運転対策や旅の記録を残すために、ドライブレコーダーを設置するドライバーが増えています。
ドライブレコーダーを設置しようと考えているドライバーが増えている一方、ドライブレコーダーの具体的な必要性がまだわからないという人も多いのではないでしょうか。
ここでは、ドライブレコーダーを取り付けるメリットと、ドライブレコーダーの主な機能を解説します。また、ドライブレコーダーの種類についても併せて見ていきましょう。

ドライブレコーダーの搭載率

まずは、どれくらいの人がドライブレコーダーを設置しているかを確認してみましょう。国土交通省が2019年に行った「国土交通行政インターネットモニターアンケート」によると、自家用車を保有している人の中で、車にドライブレコーダーを搭載していると答えた人は、45.9%にもなっています。

■ドライブレコーダー搭載率

年代別のドライブレコーダー搭載率

また、「ドライブレコーダー導入の目的は何ですか」という設問に対しては、全年代で「交通事故の記録」の回答が最も多く、次いで「あおり運転等危険な運転への対策」が2番目の理由として挙げられました。

※国土交通省の「国土交通行政インターネットモニターアンケート 自動車用の映像記録型ドライブレコーダー装置について」(2020年1月)のデータを使用しています。

ドライブレコーダーを取り付けるメリット

「事故など、万一のときに役立つもの」というイメージが強いドライブレコーダーですが、メリットはそれだけに限りません。
ドライブレコーダーを取り付けるメリットとしては、主に下記のようなものがあります。

危険運転の抑止力になり、証拠を残すこともできる

ドライブレコーダーは、事故やあおり運転発生時の状況を映像として残せるので、あおり運転や走行妨害への抑止力となることが期待できます。事故の相手方と言い分が食い違った際には、映像を客観的証拠として利用できます。

駐車中の録画ができる

駐車監視機能付きのドライブレコーダーであれば、駐車中でも録画が可能です。ドライブレコーダーの存在は、当て逃げや車上荒らしへの牽制になり、万一被害にあった際も映像が有力な証拠になります。

駐車中の録画ができるドライブレコーダー

安全運転をサポートしてくれる

ドライブレコーダーの中には、車間距離が詰まりすぎるとアラートでお知らせをするなど、安全運転支援機能を搭載している製品もあり、安全運転をサポートしてくれます。

自分の運転技術を見直せる

路上でヒヤリとした場面があったときなどにドライブレコーダーの映像を確認すれば、自分の運転を見直すことができ、運転技術の向上に役立ちます。

ドライバー自身の危険運転を抑止できる

ドライブレコーダーを社用車などに設置すると、「見られている」という意識が働き、ドライバーである従業員による危険運転が抑止されることも期待できます。

思い出を録画できる

ドライブレコーダーがあれば、運転中に出合ったきれいな景色を記録できます。旅の思い出を振り返ったり、映像をSNSに投稿したりして楽しむこともできるでしょう。

ドライブレコーダーの主な機能

ドライブレコーダーの機能や形状は機種によってさまざまなので、自分に合った製品を選ぶことが大切です。ここでは、ドライブレコーダーの主な機能について見ていきましょう。

録画

ドライブレコーダーの最も基本的な機能である録画。運転中の周りの状況を録画・保存する上では、画質も気になるのではないでしょうか。ドライブレコーダーの録画方式と画質の種類には、下記のようなものがあります。

録画方式
ドライブレコーダーの録画方式には、「常時録画型」と「イベント録画型」の2タイプがあります。常時録画型は、エンジンを入れると同時に録画がスタートし、走行中の映像を常に記録し続けるものです。SDカードなどの記録媒体の容量がいっぱいになると、古い映像から順次上書きされていきます。録画可能な時間は、画質や使用する記録媒体の容量によって変わります。
これに対し、イベント録画型は、衝突や急ブレーキなどで車に衝撃が加わったのを感知し、その前後数十秒間の映像を記録するものです。なお、両方のモードを備えた製品や、録画ボタンを押すなど任意のタイミングで録画可能な製品もあります。

画質
ドライブレコーダーの画質は、解像度(画像の密度)と画素数(画像を構成するピクセルの数)によって決まります。車対車の事故で重要な部分である「相手のナンバーが読み取れる」画質は、解像度がフルHD、画素数は200万画素が目安になります。なお、HDR(ハイダイナミックレンジ)機能を搭載している製品なら、逆光時やトンネルなどの暗い所でも、鮮明な映像の記録が可能です。

録音

ドライブレコーダーには映像と共に、車内の音声を録音する機能もあります。事故時の状況をより詳しく記録するのに役立ちます。

GPS

GPSは、映像と共に「いつ、どこを走行していたか」という日時情報や、位置情報を記録する機能です。旅の記録として、走行した道筋を確認するためにも使えます。

Gセンサー

Gセンサー(加速度センサー)は、急ハンドルや急ブレーキ、事故時の車体への衝撃などに反応して、自動でその前後の映像を記録する機能です。Gセンサーが稼働したときの映像は専用フォルダに記録されるので、その映像が上書きされてしまう心配がありません。

■Gセンサーの仕組み

Gセンサーの仕組み

駐車監視

駐車監視機能は、エンジンを切って駐車しているあいだも、周辺の状況を録画する機能です。車上荒らしや当て逃げ、いたずらへの牽制となり、万一被害にあった場合なども有力な証拠として役立ちます。
車両から給電するタイプのドライブレコーダーは、バッテリー上がりの一因にもなります。しかし、電圧が一定以上下がるとバッテリーからの給電をストップするなど、バッテリー上がりの防止対策が備えられている製品なら安心です。

アクティブセーフティ

アクティブセーフティとは、車線のはみ出しがあった場合や前方車両との車間距離が一定以上詰まった場合などに、警告音で知らせる機能です。アクティブセーフティ機能がついているドライブレコーダーなら、安全運転をサポートしてくれるので安心です。

ドライブレコーダーの種類と、それぞれの特徴

ドライブレコーダーはカメラ部分とレコーダー部分で構成されており、製品の構造上の違いから「一体型」「セパレート型」「ミラー型」の3種類に分けられます。3種類それぞれの特徴を押さえておきましょう。

一体型ドライブレコーダー

一体型のドライブレコーダー

一体型ドライブレコーダーは、カメラ部分とレコーダー部分が一体になったタイプです。配線・設置が比較的簡単で、電源コードも1つだけで済むことが多いため配線がすっきりし、比較的安価なモデルが多いといったメリットがあります。また、機種の背面にモニターを備えている製品が多く、映像をその場で確認できます。
デメリットとしては、カメラ部分とレコーダー部分を1つにまとめている構造上、どうしてもサイズが大きくなる傾向があること。そのため、設置できる場所が限られる、バックミラーの裏側に設置すると操作がしづらいといったデメリットがあります。

セパレート型ドライブレコーダー

セパレート型のドライブレコーダー

セパレート型ドライブレコーダーは、カメラ部分とモニター部分が分離しているタイプです。フロントガラスに設置するカメラはコンパクトなので、視界の妨げになりにくく、設置場所の自由度が高いことがメリットです。ただし、最近は一体型のドライブレコーダーも小型化が進んでいるので、サイズは昔ほど大きなメリットではなくなっています。
なお、セパレート型はカメラとレコーダーをケーブルでつなぐ必要があるので一体型より配線は増えます。また、配線の引き方によってはアンテナと干渉してしまい、地デジの映りが悪くなる場合があることもデメリットになります。

ミラー型ドライブレコーダー

ミラー型のドライブレコーダー

ミラー型ドライブレコーダーは、車内のルームミラーに被せて設置するタイプです。ミラーの背面に前方を映すカメラがあり、カメラの映像をルームミラーに被せたモニターで確認できる仕様になっています。
手軽に設置ができ、フロントガラスにつける必要もないため、運転時の視界を遮らないのがメリットです。
一方、カメラの向きや角度を変えるとルームミラーに映る範囲や角度も変わってしまうことがデメリットに感じる人もいるようです。また、光などのモニターへの映り込み対策として、反射防止シートをモニターにつけることが必要な点もデメリットといえます。

万一への備えとしてドライブレコーダーは必須

ドライブレコーダーを設置しておけば、事故にあった際やあおり運転を受けた際にも、自身に過失がないことを映像記録の証拠として活用できます。また、思い出を記録できる、安全運転をサポートしてもらえるといったメリットも加わり、ドライブレコーダーは今や、運転する上で必須の製品といえるでしょう。

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