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ロードサービス

2022.12.22

ロードサービスの内容や等級への影響は?注意点もチェック!

ロードサービス

2022.12.22

ロードサービスの内容や等級への影響は?注意点もチェック!

車を運転していると、事故や故障など思わぬトラブルにあうことがあります。自分で修理できる範囲であればいいのですが、「バッテリーが上がってしまった」「タイヤがパンクして動けない」など、自分では対処が難しい場合もあるでしょう。そんなときに頼りになるのが「ロードサービス」です。
ここでは、ロードサービスの概要や主なサービス内容、提供者による違いをはじめ、役立つ場面やロードサービスを利用する際の注意点などについて解説します。

車の故障などのトラブルに駆けつけるロードサービス

ロードサービスとは、車の走行中に、故障などのトラブルが発生した際に支援を受けられるサービスです。トラブルが起きたときに連絡すれば、作業スタッフが現場に駆けつけ、トラブル解消のために必要な対処をしてくれます。

ロードサービスには、JAF(一般社団法人日本自動車連盟)が提供するものや自動車保険に付帯するもののほか、クレジットカードの追加サービスとして用意されているものもあります。各事業者による違いは、以下のとおりです。

JAFは「人」にかかるサービス

JAFは会員制ですが、非会員でもロードサービスの利用は可能です。有償会員は無料でほとんどのロードサービスを、非会員は料金を支払うことで、各種ロードサービスを利用できます。「人にかかる」サービスなので、JAF会員は自分が運転または同乗している車であれば、ロードサービスの利用が可能です。

自動車保険では「契約車両」がサービスの対象に

自動車保険付帯のロードサービスは契約車両が対象となり、年間利用回数に制限が設けられている場合があります。基本費用は自動車保険の保険料に含まれていることが多く、保険会社によっては、ロードサービスにかかった費用だけでなく、車がレッカー移動になって帰れなくなった場合の宿泊費や、自宅までの移動費なども補償されます。
なお、あくまで契約車両がサービスの対象となるため、事故の相手方の車両を自動車保険のロードサービスを利用し、運搬することはできません。

クレジットカードは「契約者」がサービスの対象に

クレジットカードに付帯するロードサービスを利用できるのは、クレジットカードの契約者のみです。サービスの内容はクレジットカード会社によって異なりますが、無料で利用できる範囲がやや狭い場合も。また、費用として、年間2,000~2,500円程度がかかります。

■ロードサービスの提供元によるサービス内容の違い

JAF保険会社クレジットカード会社
利用できる人
誰でも
  • 会員は多くのサービスが無料、非会員は有料
自動車保険の契約者クレジットカードの契約者
対象利用者が運転・同乗する車両全般契約車両契約者が運転する車両全般
サービス内容
適用範囲は広い(会員なら何度使っても原則無料)
  • 会員でも、一部自己負担が発生する場合がある
適用範囲は広い(サービスによっては、年間利用回数制限がある場合あり)無料サービスの範囲はやや狭め
費用会員:入会金2,000円、年会費4,000円
非会員:サービスごとに異なる
自動車保険料に含まれていることが多い
  • ロードサービスを付帯する自動車保険が多い
年間2,000~2,500円程度

ロードサービスを活用するシチュエーション

ロードサービスは、さまざまなトラブルに対応してくれます。具体的には、以下のようなトラブルでロードサービスを利用するといいでしょう。

インロック

インロック

インロックは、車の中に鍵を入れたまま施錠し、ドアを開けられなくなってしまった状態です。ロードサービスで鍵を開けてもらうことができます。

ガス欠

ガス欠

ガス欠は、ガソリンなどの燃料切れで車が動けなくなった状態です。ロードサービスを呼べば、一定量の燃料を補給してもらえます。
なお、自動車保険のロードサービスでは、年間利用回数に制限がある場合があります。

バッテリー上がり

バッテリー上がり

バッテリー上がりは、バッテリーが上がってエンジンがかからなくなった状態です。外部から電気を供給してエンジンを始動させる「ジャンピング」や、バッテリーの交換といった応急作業をしてくれます。

バッテリー上がりについて詳しくは以下のページをご覧ください。
バッテリー上がりが起きたら?原因や自分で復旧する方法を解説

タイヤ交換

タイヤ交換

タイヤがパンクして走行不能になったような場合、タイヤ交換が必要に。ロードサービスを頼めば、スペアタイヤに交換してもらえます。

落輪

落輪

落輪は、タイヤが溝に落ちるなどして動けなくなった場合です。ロードサービスを依頼すると、落輪した車を引き上げてもらえます。

スタック

スタック

スタックとは、雪道や砂地、ぬかるみにタイヤがはまり、前にも後ろにも進まなくなる現象のことです。このように立ち往生したときは、ロードサービスを依頼すると車を引き出してもらえます。
なお、自動車保険によって、スタックはロードサービスの対象外となることもあります。

故障

故障

故障などで車が自力走行できなくなった場合は、ロードサービスを依頼すると、レッカー車で修理工場などまで運んでもらえます。

三井住友海上のロードサービスの内容

ロードサービスの内容は、提供している会社や団体によって違いがあります。
三井住友海上の場合は、基本的な補償の中にロードサービスが含まれており、以下の内容を24時間365日ご依頼いただけます。

現場での応急処置

現場での応急処置として、バッテリー上がり、ガス欠、インロックなどのトラブルの際に、作業スタッフが駆けつけて救援するサービスをご用意しています。具体的には、次のような場合に利用できます。

■三井住友海上のロードサービスで提供する車の応急処置の詳細

シチュエーションや内容利用条件など
バッテリー上がり時のジャンピング回数無制限
ガス欠時のガソリン補給10Lまで、保険期間中1回限り(※)
インロック時のドアの開錠回数無制限
パンク時のスペアタイヤへの交換回数無制限
上記のほか、現場で30分以内に完了する応急修理・軽作業回数無制限
  • 保険期間が1年を超える長期契約の場合は、契約日からの1年間ごとに1回が限度

レッカー

事故や故障などでレッカー移動が必要になった際、ロードサービスにご連絡いただくことで、レッカー業者を手配します(※1)。レッカーに関わる以下の費用が補償の対象です。牽引は、約500km(※2)まで補償の範囲内として対応しています(この距離を超えてもご依頼自体は可能です)。 なお、自分でレッカーを手配した場合も、補償の対象となります。

  • ※1ロードサービス費用特約を契約に付帯している場合。対人賠償保険のみ契約する場合は、任意でロードサービス費用特約をセットすることができます。
  • ※2提携しているロードサービス提供者における、車両区分が普通車に該当する場合の実績にもとづく当社試算です。実際の作業内容や車種、車両の重量等により、レッカー牽引距離が増減し、自己負担が発生する場合があります。

■三井住友海上のロードサービスで提供するレッカーサービスの詳細

費用項目条件・限度額
運搬費用
  • ・修理工場までのレッカー費用
  • ・落輪した車をクレーンなどで引き上げる費用
300,000円を限度に補償
  • 車両保険をセットする場合は、車両保険金額の10%、または300,000円のいずれか高い額
修理後搬送費用
  • ・修理後にご自宅まで車を搬送する費用
修理後搬送費用と修理後引取費用を合算して150,000円を限度に補償
  • 修理後引取費用のみ自己負担額1,000円あり
修理後引取費用
  • ・修理後にご自身で車を引き取るための交通費

宿泊や移動費用のサポート

車がレッカーされた後、自宅等まで移動した場合や宿泊した場合も、ロードサービスで補償を受けていただくことが可能です。内容や条件は以下のとおりです。

■三井住友海上のロードサービスで提供する移動や宿泊費用のサポートの詳細

費用項目利用条件など
臨時宿泊費用お1人につき15,000円まで補償
臨時帰宅・移動費用お1人につき20,000円まで補償
  • 自己負担額1,000円あり

自動車保険付帯のロードサービスを利用するときの流れは?

自動車保険付帯のロードサービスを利用するときの流れは?

自動車保険のロードサービスは、トラブル発生時に保険会社に連絡することで利用できます。連絡を受けた保険会社はすぐに業者を手配し、現場に急行した業者がトラブル解消をサポートします。

三井住友海上のロードサービスでは、トラブルが起きて保険会社へ連絡する際、電話だけでなくLINEも利用可能。LINEの場合、専用アカウントを友達登録しておけば、トーク上でいくつかの質問事項に回答するだけですぐにご連絡いただけるため、非常に便利です。

三井住友海上のロードサービスのLINE受付について詳しくは以下のページをご覧ください。
事故・故障によるレッカー手配などのご連絡

自動車保険のロードサービスで知っておきたい点は?

自動車保険に付帯するロードサービスについて、押さえておきたい点をまとめました。自動車保険を検討中の方は、特に参考にしてください。

保険会社によって利用条件や保険料などが異なる

自動車保険に付帯するロードサービスは、保険会社によって対象範囲や利用条件、費用などに違いがあります。レスキューの回数や牽引の距離に制限がある場合もあるので、加入前にチェックしておきましょう。

ロードサービスを利用しても、翌年度の等級や保険料はそのまま

自動車保険付帯のロードサービスを利用しても、来年度の保険等級に影響はありません。ロードサービスの利用により保険料が変わることもないので、等級ダウンや保険料アップを気にせず利用できます。

内容の充実したロードサービスや自動車保険を選ぼう

内容の充実したロードサービスや自動車保険を選ぼう

ロードサービスは、万が一の車のトラブルのときに欠かせないサービスです。電話1本で現場に駆けつけてくれたときには、大変心強く感じるもの。JAFが提供するロードサービスや自動車保険に付帯するもののほか、クレジットカードに追加契約するものもあります。

自動車保険はほとんどの場合、基本の補償にロードサービスを付帯していますから、加入すれば、ロードサービスも利用可能。ロードサービスを使っても次年度の保険等級や保険料に影響はありません。

三井住友海上の自動車保険は、基本的な補償にロードサービスを包括。万が一のときは、電話やLINEで24時間365日ご依頼いただけます。また、故障やパンクといった応急処置、レッカーサービスのほか、車が使えなくなった場合の宿泊や移動費用も補償の対象に。ロードサービスの利用だけでなく、自動車保険の見直しや新規加入をお考えの方は、この機会にぜひ三井住友海上の自動車保険をご検討ください。

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