事故があった場合に等級はどうなる?

事故があった場合は等級が下がる

契約期間中に事故で補償を受けた(以降、保険を使った)場合、継続契約の等級が原則下がります。
基本的には、事故1件につき3等級ダウンまたは1等級ダウンしますが、保険を使っても等級が変わらないノーカウント事故もあります。

3等級ダウン事故

継続契約の等級が3等級下がる事故です。以下のような事故が該当します。

お相手をケガさせた
お相手のモノを壊した
自分の車を壊してしまった

1等級ダウン事故

継続契約の等級が1等級下がる事故です。以下のような偶発的な原因で車両保険のみを使うケースが該当します。

落書き、いたずら、窓ガラス破損
盗難
台風、竜巻、洪水、高潮

ノーカウント事故

保険を使っても翌年度の等級に影響がない事故です。以下のような事故が該当します。

自分のケガに対してのみの補償
弁護士費用特約の利用
ロードサービスの利用
ノーカウント事故に該当する主な特約
  • レンタカー費用特約
  • ロードサービス費用特約
  • ファミリーバイクに関する特約
  • 自転車・車いす・ベビーカー・シニアカー事故傷害定額払特約
  • 弁護士費用に関する特約
  • 日常生活賠償(受託物賠償追加型)特約

事故有係数適用期間

同じ等級であっても、「事故有」の場合、「無事故」の場合と比べて、一定期間、割増引率が異なり、保険料が高くなります。
この期間を、「事故有係数適用期間」といいます。上限は6年です。

係数の適用期間

継続前のご契約で事故があった場合、継続契約に「事故有」の割増引率が適用されます。
適用期間は事故の種類で決まっており、その期間を過ぎると、「無事故」の割増引率に戻ります。

事故の種類と事故有係数適用期間
前契約の発生事故 事故有係数適用期間
3等級ダウン事故1件 3年
1等級ダウン事故1件 1年

たとえば20等級のご契約で、3等級ダウン事故が1件あった場合は以下のとおりです(1年契約)。

継続契約から3年間、事故有の割増引率を適用し、4年目に無事故の割増引率に戻ります

等級と事故の有無に応じた割増引率

各等級と事故の有無に応じた割増引率は、以下のとおりです。

継続契約の場合(注1)

等級 無事故 事故有
1等級 +108%
2等級 +63%
3等級 +38%
4等級 +7%
5等級 -2%
6等級(F) -13%
7等級(F) -27% -14%
8等級 -38% -15%
9等級 -44% -18%
10等級 -46% -19%
11等級 -48% -20%
12等級 -50% -22%
13等級 -51% -24%
14等級 -52% -25%
15等級 -53% -28%
16等級 -54% -32%
17等級 -55% -44%
18等級 -56% -46%
19等級 -57% -50%
20等級 -63% -51%

初めてご契約になる場合

等級 割増引率
6等級(S) +3%
7等級(S)(注2) -38%
注1~2
  • (注1)
    継続前のご契約が「無事故・事故有」別の等級別料率制度を採用していない他の保険会社または共済の場合は、取扱いが異なります。
  • (注2)
    2台目以降のお車について新たにご契約される場合で、セカンドカー割引の適用条件をすべて満たす場合に、7等級(S)からのスタートとなります。

よくあるご質問

家族が事故を起こした場合、等級はどうなる?

補償対象となる家族が事故を起こした場合、ご自身が事故を起こして補償を受けた場合と同じように、等級が下がります。

たとえば、親の車を運転していた子どもが事故にあい、親が契約している自動車保険を使った場合、契約者である親が事故を起こして保険をつかった場合と同じように等級が下がります。

保険期間中に複数回事故を起こした場合、等級はどうなる?

保険期間中に複数回の事故を起こされた場合、事故ごとの等級ダウンと事故有係数適用期間が合算されます。

たとえば、無事故だった方が1年間で3等級ダウン事故と1等級ダウンの事故を1回ずつ起こされた場合は、継続契約では4等級ダウンします。また、4年間は「事故有」の割増引率が適用されます。

  • 保険期間が1年のご契約における等級別料率制度の概要をご説明したものです。詳しくは、『ご契約のしおり(普通保険約款・特約)』をご覧ください。なお、保険期間が1年を超える長期のご契約または1年に満たない短期のご契約については、取扱いが異なる場合があります。ご不明な点については取扱代理店または当社までお問合わせください。
  • 各種制度や割引率は2025年1月時点の内容であり、将来変更となる場合があります。