1. 責任の割合(過失割合)
損害賠償を行う場合、当事者はお互いに相手の方の損害額に対し、自身の責任割合にあたる金額を負担します。対人・対物賠償保険にご加入の場合は、このお客さまが負担する金額を保険金としてお支払いいたします。
ケース1:当事者双方に損害と事故の責任がある場合
損害の額 | 責任(過失)割合 | ご負担額(相手の方への支払額) | |
---|---|---|---|
当事者A | 30万円 | 20% | 10万円(50万円×20%) |
当事者B | 50万円 | 80% | 24万円(30万円×80%) |
ケース2:当事者一方に事故の責任がある場合
損害の額 | 責任(過失)割合 | ご負担額(相手の方への支払額) | |
---|---|---|---|
当事者A | 30万円 | 0% | 0万円(50万円×0%) |
当事者B | 50万円 | 100% | 30万円(30万円×100%) |
2. 修理にあたる自己負担額(免責金額)
ご契約の内容に基づき、損害の額より差し引く金額で、自己負担となる金額をいいます。発生した損害の状況や保険金のご請求の回数等によりお客さまの自己負担額が変わる場合がありますので、実際に適用される免責金額につきましては、当社担当者がご説明します。
免責金額がある場合の保険金のお支払い方法
損害の額が免責金額を超える場合に、損害の額から免責金額を差し引いてお支払いします。損害の額が免責金額以下となる場合には、保険金のお支払いはありません。
例1 : 損害の額 10万円、免責金額5万円の場合
損害の額が免責金額を超える(損害額(10万円)>免責金額(5万円))ため、お支払いする保険金の額は、5万円(10万円-5万円)となります。
例2 : 損害の額 3万円、免責金額5万円の場合
損害の額が免責金額を下回る(損害額(3万円)<免責金額(5万円))ため、保険金のお支払いはありません。