
19歳の息子が運転中に、駐車場で自動車と接触してしまいました。
息子の話を聞く限り、非はお相手にあるようでしたが、証拠がありません。
どのように主張すれば良いかわからず、不安に…。
息子が1人で運転中に事故。
我が子の主張を信じたいけど…。
駐車場でのすれ違い事故
事故が起きたのは、立体駐車場の料金ゲートがある出入口付近。息子が車で駐車場から出ようとした際、入ってきたお相手の車とすれ違い様に接触してしまいました。
ゲート手前の曲がり角には大きな柱がありました。息子はその手前で対向車が見えたため、減速して柱側に寄りながら左折。
しかし、お相手の車がこちらに大きく寄る形で加速して曲がってきたため、接触してしまったという話でした。
保険会社とのやり取りは、契約者である私が行うことにしました。初めて事故にあった息子はとても不安そうで、親として何とか解決して安心させてあげたいと思いながら、三井住友海上に連絡をしました。

交渉材料は息子の証言のみ
担当者とやり取り
担当者となった宮内さんは、まず、こちらの主張を聞いた上で、一般的な過失割合について説明してくれました。
「すれ違い事故は判例上、過失割合が5:5となることが多い」のだそうです。争点はどちらが寄ってきたかという話になるのですが、あいにくこちらのドライブレコーダーには映像がなく、証拠がない状態でした。
こちらの過失割合が0になることは難しくても、「相手が寄ってきたように感じた」という息子の主張を信じ、5:5は避けたい。
宮内さんはこうした私の気持ちを汲んでくれ、「運転席からお相手の車は、どう接近されたように見えましたか? 」など、細かな質問をしてくれました。
私も息子に再度確認をして、宮内さんの質問に一つひとつ答えました。

プロの示談交渉のおかげで安心の解決に
担当者からの返答
しばらくして、宮内さんから経過報告がありました。相手保険会社にこちらの主張を伝え、お相手のドライブレコーダーの映像を確認することが出来たそうです。
お相手も「寄ってしまったかも」との認識があるようで、こちらの過失が少ないように交渉できそう、とのことでした。
「もう少し交渉していきますので、お任せいただけますか」という宮内さんに託し、1週間後、息子の過失割合が10%で解決ができた、という報告をもらいました。
私たちの主張をもとにしっかり交渉をしていただき、安心の解決となりました。

2つのポイント
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01
お車を運転中等の事故により、お相手のお車やモノを壊してしまった場合に補償
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02
お客さまに代わり、事故のお相手等との示談交渉をお引き受け
対物賠償保険にセットされている「示談交渉サービス」とは?
今回の担当者が解説!
今回のケースの担当者
大阪第一保険金
お支払センター宮内(仮名)
目に見えない商品を扱い、困っている人の後押しができる仕事に魅力を感じ、三井住友海上に入社。
年間1,000件以上の事故対応に加え、若手社員の育成にも従事。
※取材当時
今回のケースのお客さまにも最初にお伝えしたように、すれ違い時の事故は5:5がベースとなり、そこから少しでも納得できる割合で解決できるよう尽力することになります。
今回のケースでは、お客さまのご子息の証言のみが交渉材料であっため、いかに早く情報を集めるかが肝になりました。
人の記憶は、時間が経過するにつれて解釈が加わってしまうことから、すぐに細かい事故状況をお聞きしました。
お客さまからの情報を集め、相手保険会社に連絡。お客さまのご子息からの主張をもとに「状況の把握が必要なので、ドライブレコーダーの映像を見せてほしい」とお願いしたことで、お相手の映像を確認することができました。
映像では、お相手の車がお客さま側のラインを踏むところまで接近していたことがわかり、これは確実にこちら側の過失割合が少ないと判断。
その判断に説得力を持たせるために、当社で提携している弁護士の先生にも見解を伺いました。
その結果を踏まえ、「お相手が完全にこちらに寄ってきたこと」「お相手が加速をしており、お客さまが避ける余地がなかったこと」などを主張し、こちらの過失を10%とすることができました。
納得できる過失割合での解決は、金銭的な部分はもちろん、気持ちの部分でもお客さまに安心していただけるものと考えています。
今後も事故解決のプロとして、「三井住友海上に任せてよかった」と思っていただける交渉で、事故にあわれたお客さまが少しでも早く元の生活に戻ってもらえるよう、日々対応してまいります。