救助業者の選定から作業完了、救助業者からの本船(および積荷)の引渡しまでの主な注意事項をまとめました。

1. 適切な救助業者の選定

救助作業が必要なときには、船の種類や大きさ、積荷の種類と数量、事故場所、船と積荷の損傷状況などを考慮して、適切な救助業者を選定する必要があります。
救助は優秀な救助技術と設備に裏づけられた実績ある専門の救助業者に依頼する方が、たとえ救助費が若干高くなっても、救助時の船の損傷も少なく、救助日数も短くなり、結果的に全体の経済損失が少なくて済むという利点があります。
船長は人命の問題がある場合や船舶の安全のために緊急に救助を依頼しなければならない場合を除き、救助業者を依頼する前に会社と十分に連絡をとることが賢明です。

三井住友海上では国内・国外を問わず適切な救助業者を紹介あるいは手配いたします。