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土手に佇む軽自動車

2023.11.16

軽自動車の維持費は安い?費用の内訳と車の維持費を抑える方法を紹介

土手に佇む軽自動車

2023.11.16

軽自動車の維持費は安い?費用の内訳と車の維持費を抑える方法を紹介

車を購入する際は、購入時にかかる費用だけでなく、維持費のことも考えておく必要があります。軽自動車の維持費は普通車より安いという印象がありますが、実際のところ、どのくらい違いがあるのでしょうか?
この記事では、軽自動車を所有する上でかかる維持費の内訳と金額、軽自動車の維持費を節約する方法について解説します。

軽自動車の維持費が普通車より安い理由は?

軽自動車の維持費

軽自動車でも普通車でも、駐車場代やガソリン代などには違いがありません。それにもかかわらず、軽自動車のほうが維持費は安くなる傾向があります。まずは、軽自動車の維持費が安くなる理由について解説します。

毎年かかる軽自動車税が安い

軽自動車を毎年4月1日時点で所有している方には、車の種別・用途・総排気量などに応じて設定された軽自動車税(種別割)という税金が課せられます。軽自動車は自家用の場合、年間税額10,800円で、2015年3月以前に初度検査を受けた場合には年間税額は7,200円です。

また、普通車の場合にかかる自動車税(種別割)も、総排気量が大きいほど納税額は大きくなります。最小税額の総排気量1L以下の車でも、年間税額は25,000円です。

例えば、軽自動車と総排気量1.0L超 1.5L以下のコンパクトカーで比較してみると、軽自動車の軽自動車税(種別割)は10,800円なのに対し、コンパクトカーの自動車税(種別割)は30,500円かかります。軽自動車のほうが19,700円安いのです。

軽自動車税について詳しくは以下のページをご覧ください。
軽自動車税はいくら?軽自動車の税金の種類や減税制度などを解説

車検費用(自動車重量税)が安い

車は定期的に車検に合格しないと、公道を走ることができません。また、車検を受ける際には、自動車重量税を納める必要があります。自動車重量税は、車の重量に応じて課せられる税金です。車の取得時と、継続検査の際に車検の有効期間分を納めます。

軽自動車を車検に通す際に納める自動車重量税は、車の重量にかかわらず標準税額は年間3,300円です。一方、普通車の標準税額は、重量0.5tごとに年間4,100円を納付します。
車重の普通車との比較で見ると、軽自動車は1回の車検(継続検査)で2年分として6,600円を納めます。1.1tの普通車は2年分の場合、12,300円×2年=24,600円です。軽自動車のほうが18,000円安くなります。
※軽自動車・普通車いずれも一定以上の環境性能を持つエコカー減税対象車の場合は、自動車重量税が免税または軽減されます。

自動車重量税について詳しくは以下のページをご覧ください。
自動車重量税とは?税額やエコカー減税との関係、納付時期を解説

交換部品が安い

車を構成する多くの部品は消耗品であり、適切なタイミングで交換する必要があります。軽自動車は普通車より小さくて軽い分、普通車に比べると、全般的に部品の交換費用が安いとされています。
ですから、車検などで経年劣化した部品を交換しても、同じ部品を交換した普通車より、整備費用が安くなる傾向があります。

保険料が安くなることもある

自賠責保険(強制保険)の保険料は、軽自動車も普通車も大きく変わりません。一方で、自動車保険(任意保険)の保険料は、ノンフリート等級や運転免許証の色といった条件が同じであれば、普通車より軽自動車のほうが安くなる傾向があります。

軽自動車の維持費の内訳

軽自動車の税金

軽自動車を維持する上では、どのような費用がかかるのでしょうか。マイカーローンで車を購入した場合には月々の支払いが発生しますが、それ以外の軽自動車の維持費の内訳について解説します。

税金

軽自動車の維持にかかる税金は、「軽自動車税(種別割)」と「自動車重量税」の2種類です。それぞれの内容は以下のとおりです。

軽自動車税(種別割)
軽自動車税(種別割)は毎年4月1日時点の車の持ち主に課せられる税金で、2015年4月1日以降に自家用として新規検査した場合、標準税額は年間10,800円です。ガソリン車の場合、初度検査年月から13年が経過すると税負担が重くなり、標準税額は年間12,900円になります。

軽自動車税(種別割)においては、環境負荷の小さい車の税率を軽減するとともに、新規登録から13年を超えた環境負荷の大きい車は税額が上がる「グリーン化特例制度」が設けられています。
※グリーン化特例制度の適用は2026年3月31日までです。

自動車重量税
自動車重量税は車の区分や重量、経過年数に応じて課せられる地方税で、軽自動車の場合は車検1回あたり(2年分)で6,600円です。
なお、一定の環境性能基準を満たす車は、「エコカー減税」という税制優遇措置が適用され、環境性能の高さに応じて減税されます。また、自動車重量税も自家用の場合、新規登録から13年が経過した時点で8,200円、18年が経過した時点で8,800円になります。
※エコカー減税の適用期間は2026年4月30日までです。

保険料

車の保険には、法律で加入が義務付けられている「自賠責保険(強制保険)」と「任意の自動車保険(任意保険)」の2種類があります。詳細は次のとおりです。

自賠責保険料
自賠責保険は、法律で加入が義務付けられている保険です。自賠責保険の保険料は、購入時および車検時に、車検証の有効期間分をまとめて支払います。
軽自動車の場合は、新車購入時(3年分)だと37ヵ月分で24,010円、継続検査時(2年分)だと25ヵ月分で18,040円です。
※2023年4月1日以降の始期契約に適用されます。
※沖縄県、離島など一部地域については上記保険料例と異なります。

自賠責保険について詳しくは以下のページをご覧ください。
自賠責保険はどこで加入できる?車両による違いや加入方法も解説

任意の自動車保険料
任意の自動車保険は、自賠責保険に加え、任意加入する自動車保険です。自賠責保険で補償できない事態が起きた時に備えて、任意の自動車保険にも加入しておくのがおすすめです。
任意の自動車保険(任意保険)の保険料は、車の種類や用途、記名被保険者(主に車を運転する人)のノンフリート等級のほか、車の年式や運転者の条件などによって変わります。
損害保険料率算出機構の資料より単純に平均額を算出すると、2021年度の軽自動車の平均保険料は約50,000円でした。

任意保険について詳しくは以下のページをご覧ください。
任意保険とは?基本の補償内容や特約、自賠責保険との違いを解説

車の使用に関する費用

軽自動車を走らせるのに必要な費用としては、ガソリンや電気といった燃料代、有料道路の通行料、コインパーキング代などがあります。有料道路の通行料については軽自動車のほうが20%程安い料金設定となっているケースもあります。燃料代については、燃費性能や使い方によって差が出ることもあるため、一概に軽自動車のほう燃料代が安いとは言い切れないところがあります。

車のメンテナンス費用

整備中の軽自動車

メンテナンス費用とは、車検代やタイヤ、エンジンオイルなどの交換部品代や、車が故障した場合の修理代などを指します。メンテナンス費用については軽自動車・普通車を問わず、個々の車の状態によって変わります。

車の駐車場代

自宅敷地内にガレージや駐車スペースがあるなら不要ですが、自宅に駐車スペースがない場合は、別途駐車場代がかかります。相場は地域や立地などによってかなり差があります。駐車場代については、基本的に普通車との大きな差はないといえるでしょう。

軽自動車の維持費はいくらかかる?

雪道を走る軽自動車

軽自動車の維持費が総合的にいくらかかるかは、1ヵ月の燃料代や駐車場代、車検時や日々のメンテナンスでどのくらい部品を交換するかによって変動します。軽自動車の1年間と1ヵ月間あたりの維持費の目安については以下のとおりです。

■軽自動車の維持にかかる費用の例

項目金額
軽自動車税(種別割)10,800円
自動車重量税3,300円
自賠責保険料11,440円
任意の自動車保険の保険料50,000円
燃料代101,400円
車検・メンテナンス費用60,000円
駐車場代120,000円
1年間の維持費356,940円
1ヵ月間の維持費29,745円
  • 税金については、エコカー減税等の税制優遇措置や経年による重課は考慮していません。
  • 自動車保険の保険料は、損害保険料率算出機構「自動車保険の概況2022年度」における「軽四輪自動車・乗用車」の契約保険料を契約台数で割った数字。
  • 燃料代は20km/Lの燃費の軽自動車で、レギュラーガソリン1L=169円(2023年8月時点での全国平均)、月間1,000kmを走行するとして計算。
  • メンテナンス費用は、1年あたりの車検平均費用(30,000円)にオイル交換などで年間30,000円程度かかると想定した価格。
  • 駐車場代は月額10,000円で算出。

車の維持費を節約する方法

軽自動車のEV

軽自動車は、税金や交換部品代が普通車より安いこともあり、維持費は普通車に比べれば安くなります。それでも、1ヵ月あたり約30,000円、年間で約357,000円かかります。車の維持費を節約するには、以下のような方法があります。

エコカーなど維持費が安い車に乗り換える

環境性能に優れたエコカーには、自動車税(種別割)や自動車税(環境性能割)、自動車重量税の税額が軽減・免税される「エコカー減税」「グリーン化特例」などの税制優遇制度が設けられています。
自動車税(種別割)や自動車重量税は、新規登録から一定期間が過ぎると重課制度があるので、重課前にエコカーに乗り換えるのがおすすめです。エコカーは燃費性能に優れているので、燃料代の節約にもつながります。
※エコカー減税制度の適用は2026年4月30日までの予定です。
※グリーン化特例制度の適用は2026年3月31日までの予定です。
※自動車税・軽自動車税(環境性能割)の適用は当面、2025年3月31日までの予定です。

自動車保険を見直す

家族構成の変化などによって運転する人に変化があれば、運転者の範囲を見直して年令限定とすることで、保険料を下げることができます。また、加入当初に比べてニーズが変化し、いつの間にか不要になった補償を見直すことも、保険料を下げるのに効果的です。補償内容は定期的にチェックするようにしましょう。

車に優しい運転をする

急発進・急加速・急旋回など、車に負担をかける運転をしていると、タイヤや燃料の減りも速くなります。
「車を発進させるときは、静かにアクセルを踏む」「加減速の頻度を少なくする」など、車に優しい運転を心掛けましょう。

日常のメンテナンス費用を安くする

車のメンテナンスは、依頼業者によって整備費用や交換する部品代が変わります。カーディーラーは高い安心感を得られるのがメリットですが、日常のメンテナンスを依頼すると総合的な費用は高くなることもあります。メンテナンス費用を節約したいなら、ご自身で簡単なチェックや部品交換をするなどの方法を検討するのもひとつの手です。

軽自動車の維持費が安くなる方法を検討してみよう

軽自動車の維持費は、税金や保険料、燃料代、メンテナンス費用、駐車場代などから構成されます。
これらの維持費をできるだけ抑えたいと考えるなら、高い環境性能を持つエコカーへ乗り換えて車検時の税金の優遇措置を受けたり、自動車保険の加入内容を見直したりする方法もあります。さまざまな方向から検討してみてください。

三井住友海上では、ハイブリッド車や電気自動車などのエコカーは保険料が割引になる「ECOカー割引」をご用意しています。自動車保険も、充実した補償プランの『GK クルマの保険』、はじめて車を持つ方におすすめの『はじめての自動車保険』、ドライブレコーダー付き自動車保険『見守るクルマの保険(ドラレコ型)』『見守るクルマの保険(プレミアム ドラレコ型)』などをご用意し、皆さまの安心・安全なカーライフをサポートしています。ぜひ、三井住友海上の自動車保険をご利用ください。

  • この記事の内容は、2023年11月時点の内容です。今後の商品改定等によって補償内容等が変更になる可能性があります。
  • この記事の内容は、2023年11月時点の法令等にもとづいて作成しています。

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■監修:田中卓也(田中卓也税理士事務所)

田中卓也

税理士・CFP®。中央大学商学部で学んだ後、東京都内の税理士事務所での勤務を経て、田中卓也税理士事務所を開業。記帳代行・税務相談・税務申告をはじめ、事業計画の作成やサポート等の経営相談、キャッシュフロー表の立て方、資金繰りの管理、保険の見直し、相続・事業承継対策など、経営者や個人事業主のサポートを幅広く行う。ほか、一生活者目線での講師・執筆活動や講演活動も。

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