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自賠責保険加入

2022.06.29

自賠責保険はどこで加入できる?車両による違いや加入方法も解説

自賠責保険加入

2022.06.29

自賠責保険はどこで加入できる?車両による違いや加入方法も解説

自賠責保険(自動車損害賠償責任保険)は、車に乗るなら必ず入らなければいけない強制保険です。加入しないまま走行すると、懲役または罰金が科せられる上、即座に免許停止処分になってしまうので、確実に入っておかなくてはなりません。
ここでは、自賠責保険の概要をはじめ、加入できる場所や加入方法などについて解説します。

自賠責保険とは?

自賠責保険とは、交通事故の被害者救済を目的としたもので、法律により自動車1台ごとの加入が義務付けられている強制保険です。すべての自動車、二輪自動車(バイク)、原動機付自転車(エンジンの排気量が125cc以下のもの)が加入しなければなりません。

未加入のまま公道を走行すると、1年以下の懲役または50万円以下の罰金が科せられます。また、未加入状態での運転は交通違反として違反点数6点が加算され、即刻免許停止処分となります。交通事故の加害者側に支払い能力がなく、被害者が泣き寝入りをしいられることがないように、保険に入っていない車は公道を走れないようになっているわけです。

自賠責保険への加入は、車検に合格する条件のひとつにもなっています。具体的には、次の車検まで有効な自賠責保険に加入していないと、車検に合格することはできません。
自賠責保険の加入期間は、36ヵ月、25ヵ月、24ヵ月などの期限がありますので、定期的に更新手続きが必要になります。

自賠責保険について詳しくは以下のページをご覧ください。
自賠責保険(自動車損害賠償責任保険)(強制保険)

自賠責保険の保険料は、どこの保険会社や代理店でも同じ

自賠責保険は、どの保険会社・代理店で契約しても、補償内容や保険料は同じです(離島など一部の地域を除く)。
この保険料は、自賠責保険の損害調査などを行う機関によって算出される次年度以降の保険料の届け出を受けて、金融庁が自動車損害賠償責任保険審議会に諮問を行った上で決まります。

自賠責保険の保険料について詳しくは以下のページをご覧ください。
自賠責保険(自動車損害賠償責任保険)(強制保険)保険料例

自賠責保険の補償範囲

自賠責保険は、交通事故の被害者救済を目的に最低限の補償を提供するものなので、その補償範囲は「他人を死傷させた場合」に限定されています。「相手の車や物を傷つけた場合」「自分の車が傷ついた場合」「自分や同乗者が傷ついた場合」までは、補償の対象になりません。
また、補償額にも以下のような制限があります。

■自賠責保険の補償内容と支払限度額

自賠責保険の補償内容と支払限度額

自賠責保険はどこで加入できるの?

自賠責保険への加入は、一般的には保険会社の本店・支店をはじめ、共済組合、車やバイクの販売店、自動車整備工場、車検センター、陸運局(運輸支局)、一部のガソリンスタンドなど、さまざまな場所ですることが可能です。

三井住友海上では、新規加入のお手続きは各代理店で承っております。最寄りの代理店は以下よりお探しいただけますので、ぜひご活用ください。また、更新の場合は代理店のほか、保険会社の営業店でもお手続きいただけます。

ご自宅近くの代理店を探す

車検が不要な車両は、コンビニなどでも手続き可能

車検が不要な250cc以下のバイク・原動機付自転車であれば、一部のコンビニや郵便局のほか、インターネットのオンライン申込みでも自賠責保険への加入手続きが可能です。
250cc以下のバイクや原動機付自転車は、乗用車や軽自動車に比べて保険料が低く抑えられています。

原付の自賠責保険について詳しくは以下のページをご覧ください。
原付の自賠責保険とは?加入場所や方法、有効期限の確認方法を解説

自賠責保険の加入手続き方法

自賠責保険に加入するには、車台番号や登録番号など、自動車の情報がわかるもの(車検証等)と現金を用意した上で、自賠責保険を取り扱う店舗や窓口で手続きをします。
また、一部の保険会社の窓口で直接手続きをする場合を除いて、保険料は現金払いが基本です。コンビニで手続きする場合も現金払いとなりますので、しっかり用意しておきます。

なお、自賠責保険の契約期間は、基本的には車検の周期に合わせて選びます。ただ、あまりに車検の周期と自賠責保険の期限が一致していると、少し車検の時期がずれただけで保険切れになってしまうリスクもありますので、25ヵ月や37ヵ月など、やや長めに自賠責保険の期間を設定するほうが無難でしょう。
車検の有効期限は満了日の日付が変わるまで、自賠責保険の有効期限は満了日の正午までと、ずれがあることにも注意してください。

自賠責保険への加入手続き後は、自賠責保険証明書の管理に注意

自賠責保険の手続きは、基本的に即日完了し、自賠責保険への加入を証明する「自賠責保険証明書」が発行されます。受け取った証明書は、必ず車やバイクに備え付けておきましょう。加入していても、証明書不携帯の場合は30万円以下の罰金が科せられます。

なお、250cc以下のバイクの場合は、交付された保険(共済)標章をナンバープレートの左上部に貼り付けておきます。原動機付自転車の場合は、ナンバープレートの見やすい位置に貼り付けてください。

自賠責保険証明書を紛失した場合

万が一自賠責保険証明書を紛失したり、識別不能なほど汚れてしまったりした場合には、すみやかに再発行の手続きをとりましょう。再発行手続きは、加入した保険会社で行えます。手続きには、身分証明書、再発行申請書、印鑑などが必要となります。再発行の費用は無料です。

自賠責保険証明書を紛失した場合

再発行中に運転すると、自賠責保険証明書不携帯で罰金が科せられるので注意してください。

自賠責保険に忘れず加入しよう

自賠責保険は、車に乗るなら必ず加入しなければいけない強制保険です。一般的には保険代理店をはじめ、保険会社の本店・支店や共済組合、車・バイクの販売店、自動車整備工場、車検センター、陸運局(運輸支局)、一部のガソリンスタンドなど、さまざまな場所で簡単に加入することができます。加入せずに車を運転すると免許停止処分となってしまいますので、忘れず加入するようにしましょう。

  • この記事の内容は、2022年6月時点の内容です。今後の商品改定等によって補償内容等が変更になる可能性があります。
  • この記事の内容は、2022年6月時点の法令等にもとづいて作成しています。

三井住友海上では、代理店で新規の自賠責保険契約を受け付けています。

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