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高齢ドライバーのための安全運転アドバイス

「昔も今も、2人の関係は同じ」…といかないように、

年齢を重ねれば運転も昔と同じようにできるとは限りません。

だからこそ、いくつになっても安全に運転を続けるための

ポイントをおさえることが大切です。

アドバイス1/運転前にできることアドバイス1/運転前にできること

安全運転には、運転前の段階から準備が必要です。

事故を防ぐためには、「雨の日は運転しない」「遠出の運転はしない」といった、マイルールを決めておくことも必要です。

  • 1朝、昼食後などは、ストレッチや
    軽いウォーキングをして、
    体と脳を活性化させてから運転する
  • 270歳以上の場合は、
    高齢運転者標識を付ける
  • 3出発前に道順を確認する
    交通量の多い道はなるべく避ける
  • 4体調がいつもと違うと感じたら
    運転を控える
  • 5雨の日や日没後は運転を控える
  • 6運転席に座ったら、左足をフットレストにしっかり置く
    そうすると、運転中に正しい姿勢が維持されやすい
アドバイス2/運転中はここに注意アドバイス2/運転中はここに注意

周囲を常に確認するのは安全運転の基本!

なのですが、高齢ドライバーの方の中には、前方だけを注視している方も。声に出して、確認を徹底しましょう。

  • 1周囲の状況を常に確認する
    同乗者も一緒に周りを見るようにする
  • 2左右、前後の確認は声に出して行う
    (「見たつもり」を防ぐため)
高齢ドライバーによる事故の要因
高齢ドライバーの方が事故を起こす要因のひとつに、病気や加齢による脳や体の衰えが挙げられます。脳の処理能力が低下すると、交差点など複数の情報を一瞬で判断しなければならない状況で、正しい判断ができなくなってしまい大変危険です。また、アクセル、ブレーキの踏み間違いに気づいても、体がすぐに反応できないこともあります。さらに、運転中に脳梗塞や老人性てんかんなどを発症し、重大な事故に結び付くこともあります。もうひとつの要因としては、運転に対する慢心です。「この道は毎日通っているから安全だろう」「対向車はきっと停止するだろう」といった、“だろう運転”による事故も多くみられます。このような事故は、丁寧な運転を心がければ防げる場合があります。
アドバイス3/自分の運転を知ろうアドバイス3/自分の運転を知ろう

実は、「運転には自信がある」という人ほど要注意。定期的に、自分の運転をチェックする機会をつくることをおすすめします。高齢ドライバーの運転チェックについては、警視庁が以下の『運転時認知障害早期発見チェックリスト30』を掲載していますので、ご参考にしてください。チェックは運転者自身で行うものですが、同乗者の方にしてもらうのもよいでしょう。また、ドライブレコーダーで運転を録画する、あるいは同乗者にスマートフォンなどで運転を撮影してもらうのもよいでしょう。客観的に自分の運転を判断する材料になります。

60歳過ぎたら
年齢を重ねれば、誰もがいつかは安全運転が難しくなるものです。いくら気を付けて運転していても、免許証の返納など運転をやめる決断が必要になるときが必ず来ます。60歳を過ぎたら、何歳まで運転するか、どういう状況になったら返納するかをあらかじめ決めておきましょう。運転以外の移動手段を検討しておき、少しずつ車のない生活を始めてみることです。
監修
山梨大学 教授 伊藤 安海先生
1996~2006年、警察庁科学警察研究所にて研究員。現在、現職のほか国立長寿医療研究センター客員研究員も務め、高齢ドライバー運転診断・リハビリシステムの開発などを研究。
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