Q1. 天候デリバティブは誰でも契約できるのですか?
A法人のお客さまのみを対象にお引き受けさせていただいております。
個人のお客さま(個人事業主様も含みます。)との取引は行いません。
  • お客さまが特殊法人や組合等の場合には、お客さまの定款、寄付行為および設立根拠法等に照らして天候デリバティブ取引を行うことが可能かどうか、また、契約締結者の方がお客さまの組織内で契約を締結する権限があるかどうかを確認するために、登記事項証明書や印鑑証明書、資格証明書等をご提供いただくことがありますので、あらかじめご了承ください。
Q2. 天候デリバティブ商品をどのような目的に使うのですか?
A
  • お客さまが置かれるビジネス環境において、伝統的なリスクソリューション(保険商品等)では補償しきれていない天候リスクを弊社に移転させるための代替的なリスク移転手法です。
  • 天候不順や異常気象による収入減少、費用増加等を軽減・回避し、長期的に利益・キャッシュフローの安定化を図るためにご利用いただけます。
  • 投機目的でご利用いただくことができません。
Q3. 天候デリバティブを契約することにより、お客さまに予想外の損失が発生することはないのですか?
A

想定されるお客さまの損失額等について十分にご説明し、ご同意いただいた上で、ご契約させていただきます。
お客さまの金銭上の最大損失額はご契約の際にお支払いいただいたプレミアム相当額が限度となりますので、ご契約後にお客さまに不測の損失が発生することはありません。
なお、損失を被るか否かは、天候デリバティブ取引の開始時点では確定しません。

Q4.天候デリバティブと保険との主な違いは何でしょうか?
A
保険 天候デリバティブ
支払いの要件
  • 実損の発生
  • 事故との因果関係
    (保険発動要件の確認・損害調査等を要する)
契約締結時に取り決めた条件が満たされること
(実損発生・損害調査の必要性なし)
ベーシスリスク なし あり
実損額(あるいは実損額をベースに契約条件によって算出した額)を支払う 支払額と実損額にギャップが生じ、支払額が実損額に不足する(または過剰となる)可能性がある
支払いの即時性 時間を要する 比較的迅速
支払いの確定までに保険発動要件の確認・損害調査等を要する 支払事由となる事象(一般に第三者の提供する指標)の発生により支払いが確定する
Q5.天候デリバティブ取引について会計・税務上どう処理するのか?
A

天候デリバティブは保険商品ではありませんので、会計・税務上の取扱いが保険とは異なります。
実際の会計・税務処理につきましては、必ずご利用の公認会計士や税理士等の専門家にご確認願います。

Q6. 海外の天候リスクをヘッジしたい場合はどうしたらよいのか?
A

まずは弊社までお問い合わせください。弊社および弊社100%子会社MSI GuaranteedWeather社でご相談を承ります。
ただし、日本国内の法人(居住者)が取引主体となる場合には、資本金10億円以上の株式会社であること等の制限があります。
また、リスクソリューションのご検討からご契約まで数ヵ月を要する場合、対象となる天候データが入手できないこと、その国・地域の法制度等の理由により、天候リスクソリューションの提供自体ができない場合がございます。
MSI GuaranteedWeather社についてこちら(英語)も併せてご参照ください。