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曇ったフロントガラス

2023.11.16

車のデフロスターの使い方とは?フロントガラスの曇り止め方法も解説

曇ったフロントガラス

2023.11.16

車のデフロスターの使い方とは?フロントガラスの曇り止め方法も解説

寒い日や雨の日に車を運転していて、フロントガラスの内側が曇ってしまい、「前が見えにくい…」と感じたことはないでしょうか。車には、このようなフロントガラス内側の曇りを除去するために、「デフロスター」という機能が備わっています。
この記事では、デフロスターの仕組みとその使い方のほか、フロントガラスの曇りに対して車のエアコンを効果的に使う方法などについて解説します。

デフロスターとは車のフロントガラス内側の曇りを取り除く機能

デフロスター(defroster)とは、車に備わっているフロントガラスの内側の曇りを除去してくれる機能です。フロントガラスに温かい空気を吹き付けることで、内側の曇りを除去します。
ちなみに、リアガラス(車の後ろ側についているガラス)の曇りを解消する機能は「リアデフォッガー(rear-defogger)」といいます。こちらもほとんどの車に標準設備として備わっています。

■デフロスターのボタン

デフロスターのボタン

■リアデフォッガーのボタン

リアデフォッガーのボタン

デフロスターの仕組み

フロントガラスの曇りは、車内外の空気の温度差や湿度によって「結露」が発生することが原因です。結露とは、空気中の水分(水蒸気)が凝結して水滴になることです。
冬場など、車内温度が高いのに対して外気温が低い状況だと、外の冷たい空気によってフロントガラスが冷やされ、フロントガラス内側に結露が起こりやすくなります。雨の日などで車内の湿度が高い状況では、空気中の水分が増加しているので、同様に結露が起こりやすくなるのです。

デフロスターは、水分を含まない温風を集中的にフロントガラスにあてて乾燥させることにより、フロントガラスの内側の曇りを除去する仕組みです。一方、リアデフォッガーは仕組みが異なります。リアガラスに張り巡らせた電熱線に電気を流し、リアガラスを温めることで曇りを取り除きます。

デフロスター・デフォッガーの使い方

デフロスターなどのスイッチ類

デフロスター・デフォッガーのスイッチは、車のインテリア前面部分であるインストルメントパネル(インパネ)に設けられています。扇形の枠に「温泉マーク」のような上向き矢印が3本描かれているのがデフロスターのスイッチで、長方形の枠に同じような矢印が書かれているのがデフォッガーのスイッチです。

スイッチを押すと、デフロスター・デフォッガーが作動し、曇りを除去します。デフロスターを止めたい時は、オートエアコンの車の場合なら、スイッチをもう一回押すだけで停止します。

車のフロントガラスが曇りやすいタイミング

雨天時に走る車

車のフロントガラスやリアガラスが曇るのは、どのようなシチュエーションなのでしょうか。ここでは、車のフロントガラスなど、窓部分が曇りやすいタイミングや季節について解説します。

雨天時

梅雨の時期をはじめとして、雨の日にはフロントガラスの内側に結露が発生しやすくなります。
雨の日に車に乗る人の服や、車内に持ち込んだ傘についた水滴が密閉された車内で蒸発し、車内の空気に含まれる水分量が増えるからです。

冬季

冬季には、エアコンで車内の温度が高くなり、外気温との差が大きくなるため、フロントガラスが曇りやすくなります。
外の冷たい空気がフロントガラスを冷やすことで内側のフロントガラス周辺の空気の温度が下がり、飽和水蒸気量を超えた水分が結露になることが原因です。

夏季

夏にエアコンを使用すると、車内の温度が下がっていき、外気との温度差が大きくなります。その結果、フロントガラス周辺の空気が冷やされて、フロントガラス外側に結露が発生する場合があります。

曇り除去に有効なエアコンの使い方

内気循環ボタンを押す指

車内を冷やしたり暖めたりするエアコンをうまく使うことで、フロントガラスの曇りを除去することができます。続いては、車のフロントガラスの曇り対策に効果的な、エアコンの使い方を解説します。

フロントガラスの曇りを取るには「外気導入」モードを使う

車のエアコンには、「内気循環」と「外気導入」の2つのモードがあります。
内気循環は車内の空気を循環させたい時に使うモードで、冷暖房の効果を高めてくれますが、車内の空気は入れ替わりません。曇り対策をする場合は、外気導入モードにして外気を車内に送り込むようにしましょう。

フロントガラス外側が曇った時は車内外の温度差を小さくする

デフロスターを使って解消できるのは、フロントガラス内側の曇りです。フロントガラス外側が曇った場合は、デフロスターを使うと曇りが悪化するおそれがあります。フロントガラス外側の曇りは、ワイパーを動かして除去したり、エアコンの設定温度を上げたりするほか、窓を開けたりして、車内外の温度差を小さくすることで対処してください。

なぜなら、フロントガラス外側が曇るのは、夏季にエアコンで車内の温度が下がり、外気との差が大きくなったことが原因であるケースが多いからです。この状態でデフロスターのスイッチを入れると、温風が出る前に冷風が出るため、さらにフロントガラスを冷やしてしまい、結露が悪化してしまうことになります。

フロントガラスの曇り止めをする方法

ガソリンスタンドでガラスを拭く店員

デフロスターは、フロントガラス内側の曇りを除去する機能です。ここでは、フロントガラスをそもそも曇らせないようにする方法をご紹介します。

曇り止めグッズを使用する

車のフロントガラスに曇りが発生しにくいようにするグッズが、いくつか販売されています。具体的には次のようなものがあります。

曇り止めスプレー
曇り止めスプレーは、フロントガラスに吹き付けることで、内側の曇りを防止してくれる成分が入ったスプレーです。主にカー用品店などで販売されています。

曇り止めコーティング剤
フロントガラスに塗り広げることで、曇りを防止してくれるのが曇り止めコーティング剤です。1回塗れば、約1~2ヵ月は曇り止め効果が持続します。

曇り止めウェットシート
曇り止めウェットシートは、曇り止め成分を含んだウェットシートです。あらかじめフロンドガラスを拭いておくことで、雨の日でも曇りにくくなります。

除湿剤・乾燥剤
曇りの原因のひとつは、車内の湿度です。除湿剤や乾燥剤を車内に置いておくと湿度が下がるので、結露が発生しにくくなります。特に、雨の日や梅雨の季節の曇り対策として効果が期待できます。こぼれにくい容器に入れて、フロントガラスの近くに置いておくのがおすすめです。

ガラス面を清潔に保つ

車のガラス面を清潔に保つのも、曇り対策のひとつです。ガラスが汚れていると、ガラスの表面に小さな凹凸ができ、そこに水滴が付着しやすくなるため、結露が起こりやすくなるからです。
フロントガラスをきれいに保つことは、視界確保はもちろんのこと、曇りを防止する上でも大切といえます。

安心・安全なカーライフのために、デフロスターの機能を正しく理解しよう

フロントガラスが曇った状態での走行は、前方視界が確保できなくなるため、大変危険です。デフロスターのスイッチを入れれば曇りが除去されるので、慌てずに対処できるよう、デフロスターの機能について把握しておきましょう。
できれば、事前に曇り止めスプレーや除湿剤・乾燥剤など、曇りが起こらない工夫もしておくことをおすすめします。

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  • この記事の内容は、2023年11月時点の内容です。今後の商品改定等によって補償内容等が変更になる可能性があります。
  • この記事の内容は、2023年11月時点の法令等にもとづいて作成しています。

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