現在地
ホーム>個人のお客さま>自動車保険>スタッドレスタイヤの寿命は何年?交換時期の見極め方と長持ちのコツ
雪道で活躍するスタッドレスタイヤ

2023.11.14

スタッドレスタイヤの寿命は何年?交換時期の見極め方と長持ちのコツ

雪道で活躍するスタッドレスタイヤ

2023.11.14

スタッドレスタイヤの寿命は何年?交換時期の見極め方と長持ちのコツ

車のスタッドレスタイヤは、氷雪路で性能を発揮する冬用のタイヤです。このスタッドレスタイヤを含めたタイヤはゴム製品であり、消耗品です。寿命を迎える前に、適切なタイミングで交換しなくてはなりません。交換時期を超えて使うと本来の性能を発揮できず、トラブルにつながる可能性もあります。
この記事では、スタッドレスタイヤの平均的な寿命と交換時期の見極め方のほか、スタッドレスタイヤを長持ちさせる方法について解説します。

スタッドレスタイヤの寿命は何年?

車のスタッドレスタイヤとは、氷雪路での走行性能が高いタイヤの総称です。冬場の低温でも硬くなりにくいゴムを使っていることや、ノーマルタイヤに比べて太くて深い溝を特徴としています。
スタッドレスタイヤの寿命は、一般的には製造年月日からおよそ3~4年が目安と言われています。使用開始時ではなく製造年月日からなのは、スタッドレスタイヤが使わなくても徐々に劣化していくゴム製品だからです。
古くなったスタッドレスタイヤは、氷雪路上のグリップ力が落ちているため、そのまま走行するのは大変危険です。交換時期は必ず守りましょう。

スタッドレスタイヤの交換時期を見極める方法

スタッドレスタイヤの交換

スタッドレスタイヤの寿命はおよそ3~4年ですが、使用状況によっては、それより早く交換が必要になる場合もあります。続いては、スタッドレスタイヤの交換時期の見極め方を見ていきましょう。

タイヤの残り溝の深さが1.6mm以下になっている

タイヤの溝が1.6mm未満になると

タイヤの溝の深さは法律で決まっており、スタッドレスタイヤ・ノーマルタイヤ関係なく、公道で車を走らせるには最低でも1.6mm以上の深さが必要です。これに満たない車は車検に通らないため、公道を走行できません。
タイヤの溝の深さが1.6mmになったことは、タイヤの溝の底部に設けられている「スリップサイン」でわかります。タイヤの摩耗が進み、スリップサインが露出しているようなら、すみやかにタイヤの交換が必要です。

タイヤの溝が新品時から50%摩耗している

■プラットホームの見方

プラットホームの見方

スタッドレスタイヤの溝の底部には、スリップサイン以外にも「プラットホーム」という突起が設けられています。これは、スタッドレスタイヤの摩耗を判断する目印で、新品時の約10mmから溝が50%減ると、プラットホームが表面に表れてくるようになっているのです。
プラットホームが露出しているようなら、タイヤの摩耗が進んでいるということ。氷雪路の走行性能が落ちている証明なので、早めにタイヤを交換しなくてはなりません。

タイヤ表面にひび割れや偏摩耗がある

タイヤ表面のひび割れ

タイヤの溝が十分にあったとしても、タイヤ表面にひび割れがあったり、偏摩耗(部分的に偏った摩耗)が確認できたりする場合は注意が必要です。注意して見ればわかる程度のひびであれば問題なく使えますが、大きなひび割れになると交換が必要になります。
また、偏摩耗がひどくなると、接地面積が減ってタイヤの安全性能が正しく発揮できなくなるので、やはり交換が必要です。

タイヤのゴム硬度が「60」以上である

タイヤは新品時が最もやわらかく、年数が経つうちに油分が抜け、だんだん硬くなります。タイヤの硬さはグリップ力と大きく関わっており、やわらかいほどグリップ力は高いのです。
一般的にこのタイヤの硬さ(硬度)が「60」を超えると、ノーマルタイヤに比べてさらにやわらかいスタッドレスタイヤは、必要なグリップ力を発揮できなくなります。
なお、タイヤ硬度の測定には、「硬度計」という専用機器を使います。カー用品店やタイヤ販売店などで測ってもらうのがおすすめです。

スタッドレスタイヤを長持ちさせるコツ

カバーを掛けて保管中のスタッドレスタイヤ

スタッドレスタイヤの寿命は、使い方次第で長くなる場合があります。ここでは、スタッドレスタイヤを長持ちさせるコツをご紹介します。

日常点検を行う

車に乗る前に、日常的にタイヤをチェックするようにしましょう。もし異常があってもすぐに発見でき、対処が可能になるので、結果としてタイヤの寿命を延ばすことができます。
タイヤにひび割れや偏摩耗がないか、異物が刺さっていないかなどをチェックする習慣をつけることをおすすめします。

タイヤの空気圧を適正に保つ

タイヤの空気圧を適正な値に保つことは、非常に重要です。タイヤの空気が不足していると、接地面(トレッド面)がつぶれて両端に負荷がかかります。すると、タイヤの摩耗が早くなり、偏摩耗が起きるだけでなく、タイヤの破裂(バースト)や雨天の高速走行時にタイヤが路面から浮いてしまうハイドロプレー二ング現象も起こしかねません。
一方で、タイヤに空気が入りすぎているのも、接地面の中央部だけタイヤが偏摩耗しやすくなるので注意が必要です。
1ヵ月に1回は、タイヤの空気圧をガソリンスタンドやカー用品店でチェックしてもらえば、空気圧を適正に保つことができます。

タイヤの保管状況に気をつける

ゴム製品であるタイヤは、直射日光(紫外線)にあてると劣化が早まります。スタッドレスタイヤを使わないシーズンには、カバーに入れた上で直射日光を避け、暗く涼しい場所で保管するのがベストです。
ホイールごと保管する場合は、タイヤの空気圧を適正値の半分程にして、横置きで保管します。タイヤのみ保管する場合は、タイヤの変形を防ぐために縦置きにしましょう。

タイヤローテーションを行う

タイヤの偏摩耗を防ぐには、シーズンごとにタイヤの装着位置を入れ替える、タイヤローテーションが効果的です。スタッドレスタイヤのタイヤローテーションは、走行距離でいうと5,000kmごと、あるいは降雪シーズンの終わりにタイヤを外す際に装着位置を記録しておき、次の降雪シーズンの装着時に、位置を交換するのがおすすめです。

夏場には使用しない

一般にタイヤは、夏の路面温度が高くなる時期に使用すると、摩耗の進行が早くなり、寿命が短くなります。スタッドレスタイヤは、ノーマルタイヤよりやわらかい構造になっているため摩耗しやすく、夏場の走行には適していません。雪が降る季節が終わったら、すぐにノーマルタイヤに履き替えましょう。

スタッドレスタイヤを正しく交換して安全運転を

スタッドレスタイヤの氷雪路走行性能を十分に発揮するには、適切なタイミングで交換する必要があります。交換時期を過ぎた状態で使い続けると、氷雪路でのトラブルにつながりかねません。日々、タイヤの状態をチェックして、プラットホーム露出などの交換サインが見られたら、すぐに交換するようにしましょう。

冬場の運転は、万が一に備えて、補償やロードサービスが充実した自動車保険に入っておくと安心です。三井住友海上は、充実した補償プランの『GK クルマの保険』や、ドライブレコーダー付き自動車保険『見守るクルマの保険(ドラレコ型)』『見守るクルマの保険(プレミアム ドラレコ型)』など、多彩な自動車保険をご用意。全国約4,300ヵ所の拠点から24時間365日体制で現場に駆け付けるロードサービス「おクルマQQ隊」は、氷雪路の立ち往生などにも対応いたします。
冬場の安心・安全なドライブに、ぜひ三井住友海上のサービスをご利用ください。

  • 「おクルマQQ隊」は、自然災害などにより、ロードサービスを提供する者がロードサービスの提供が困難と判断した場合や「専用ダイヤル」への入電が一時的に集中したことにより通話ができない場合などにはご利用いただけないことがあります。
  • この記事の内容は、2023年10月時点の内容です。今後の商品改定等によって補償内容等が変更になる可能性があります。
  • この記事の内容は、2023年10月時点の法令等にもとづいて作成しています。

皆さまの安心・安全をご支援する自動車保険(任意保険)

詳しく見てみる

お気軽にお問い合わせください

ページの先頭へ