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任意保険証

2022.06.29

任意保険証券とは?必要な場面や保管方法、記載項目を解説

任意保険証

2022.06.29

任意保険証券とは?必要な場面や保管方法、記載項目を解説

自動車の任意保険に加入すると、保険会社から契約内容について記載された書類が送られてきます。
これは任意保険証券(自動車保険証券)と呼ばれ、契約の更新や確認、保険金の請求の際に必要となる大事なものです。
ここでは、任意保険証券の内容と必要となる場面のほか、おすすめの保管場所や紛失してしまったときの手続きについて解説します。

保険証券とは?

保険証券とは、保険契約の成立後に保険会社から契約者に交付される、契約内容を記した文書のことです。一般的には、保険契約の締結後10日~2週間程で、保険会社から郵送されてくることが多いです。
保険証券には、契約者の氏名や証券番号、補償の範囲、補償期間など、契約内容の詳細が記載されています。思っていた契約内容と違っているということがないよう、保険証券が届いたらまずは内容を確認し、認識と相違がないかチェックするとともに、保険の内容を把握しておきましょう。

なお、近年は保険証券のペーパーレス化も進んでおり、Webサイト上で契約内容を確認できるようにして、紙の保険証券は希望者以外には交付しないとする保険会社もあります。

任意保険証券の記載項目

任意保険証券には、主に以下の項目が記載されています。ひとつずつ確認していきましょう。

証券番号

証券番号は、1つの契約ごとに割り当てられた番号です。契約内容について保険会社に問い合わせるときのほか、契約更新や保険金請求などの手続きにも証券番号が必要になります。

保険契約者

保険会社と契約を結んだ人の氏名、住所などが記載されます。

契約自動車に関する情報

自動車保険の対象となる車について、車名、仕様、種別、登録番号(ナンバープレートの内容)、車台番号(国土交通省が車1台ずつに割り当てる個別の識別番号)などの情報が記載されます。

記名被保険者

契約自動車を主に使用する人の氏名や住所、免許証の色、生年月日などが記載されます。

契約内容

契約した自動車保険の名称、契約日、保険期間、代理店の情報などが記載されます。

補償の対象となる運転者の範囲

「本人限定」「本人と配偶者」「21才以上補償」など、補償される運転者の範囲と年令条件が記載されます。保険の対象となっている車でも、ここに記載された以外の人が運転していての事故は、補償の対象となりません。

等級

現在の等級が記載されます。等級とは、保険契約者間の保険料支払いの不平等解消のために設けられている制度です。1等級から20等級まであり、新規契約の場合は基本的に6等級が適用されます。1年間無事故で保険を使わなかった場合はもちろんのこと、ノーカウント事故(人身傷害保険金の支払いのみなど)であれば翌年に1等級アップし、事故を起こして保険を使った場合は翌年に1等級もしくは3等級ダウンする仕組みです。等級が上がるほど保険料の割引率が大きく、等級が下がるほど割増となります。
なお、保険料に影響を与えるものには「事故有係数適用期間」もあり、同じ等級でも事故あり・なしのどちらに区分されるかで保険料負担が異なります。例えば無事故だった人が3等級下がった場合では、「事故なし」の扱いに戻るまでに3年かかります。

自動車保険の等級について詳しくは以下のページをご覧ください。
自動車保険の等級とは?制度や保険料の決まり方を解説

主な補償内容

補償内容や金額、特約の内容など、自動車保険の詳細な内容が記載されています。

保険料

初回払込保険料、年間の保険料、支払い方法などの情報が記載されています。

■任意保険証券のイメージ(表面)

任意保険証券のイメージ(表面)

■任意保険証券のイメージ(裏面)

任意保険証券のイメージ(裏面)

任意保険証券が必要な場面

任意保険証券は、普段車に乗っている分には特に必要となる場面はありません。任意保険証券が必要になるのは、契約の内容を確認したい場合や保険会社に連絡して何らかの手続きをしたい場合です。
具体的には、以下のようなケースになります。

  • ・契約の更新をする場合
  • ・保険証券の記載内容に変更がある場合
  • ・契約内容を見直す場合
  • ・解約する場合
  • ・他社の保険会社に乗り換える場合
  • ・事故を起こした・巻き込まれた場合
  • ・保険金の請求を行う場合

保険会社に連絡するときは、任意保険証券に記載されている証券番号を伝えます。証券番号がわからなくても手続きは可能ですが、証券番号を伝えることで手続きがスムーズに進められます。事故で保険会社に連絡する際も、証券番号があればスムーズなので、常に車の中に任意保険証券の原本かコピー、証券番号のメモなどを備えておくといいでしょう。

任意保険証券はどこに保管しておくのがベスト?

任意保険証券はどこに保管しておくのがベスト?

任意保険証券が届いたら、どこに保管しておけばいいのでしょうか。氏名や住所、証券番号、車台番号などが記載されている書類なので、あまり人目につくところに置くのは考えものです。一方で、しまい込んでしまうと、どこに行ったかわからなくなりがちですし、いざ保険会社に連絡しようとしたときに手元にないと不便です。

保管場所のひとつとしておすすめなのは、車のダッシュボードの中です。基本的に人目にふれることがないだけでなく、車検証や自賠責保険の証書といっしょに入れておけば、「車関係の書類はここ」と認識しやすいので、忘れることもありません。事故を起こしてしまい、気が動転しているときでも、ダッシュボードの中にあればその場で保険会社に連絡できます。
その上で、コピーを自宅に保管しておけば、自宅で契約更新の手続きなどをする際も車まで証券を取りに行く手間が省けるので便利です。

ただ、車上荒らしのリスクを考慮して、車内で任意保険証券の原本を保管したくない場合、原本は自宅で保管し、車にコピーを置いておくのがいいでしょう。コピーも置きたくない場合は、証券番号をメモしておくか、スマートフォンで証券の写真を撮って持っておくといった方法もあります。さらに、近年はWeb証券も普及しているため(三井住友海上ではeco保険証券・Web約款としてご提供しています)、Web証券であれば紛失の心配なく、いつでも必要なときに保険の内容を確認することもできます。

任意保険証券をなくしてしまったら

任意保険証券をなくしてしまっても、契約が結ばれた事実や、補償の範囲・期間といった契約の内容には影響しません。保険料をきちんと支払いできていれば、保険契約が無効になることはないのです。
ただし、紛失したままだと契約内容を手元で確認できないため、事故時や契約更新時に保険会社とのやりとりがスムーズにできず、不便です。おおよそ再発行の依頼から10日~2週間程度で保険証券が手元に届きますから、なくしてしまった場合はすみやかに再発行の手続きをとりましょう。
任意保険証券の再発行手続きの流れは、以下のとおりです。

■任意保険証券の再発行手続きの手順

  1. 1. 保険会社を確認します。
  2. 2. 契約者本人が保険会社または取扱代理店に連絡し、任意保険証券の再発行を依頼します。証券番号がわかる書類(契約内容お知らせハガキ、口座振替案内ハガキなど)があると、手続きがスムーズです(保険会社のマイページや音声自動応答などで受付可能な場合もあります)。
  3. 3. 保険会社・代理店から届く申請書に必要事項を記入の上返送し、手続きを済ませます。
    (保険会社のマイページや音声自動応答受付の場合は、必要事項を入力し、手続きを完了させます)
  4. 4. 申請書が保険会社に到着後、10日~2週間程で、再発行された保険証券が届きます。
    (保険会社のマイページや音声自動応答受付の場合は、必要事項を入力し手続きを完了後、10日~2週間程度で再発行された保険証券が届きます)
    ※Web証券の場合、「再発行手続き」で紙の証券は発行されないケースがあります。詳細は保険会社にお問い合せください。

万が一に備えて任意保険に加入しよう

どんなに気をつけていても、万が一の事態は起こります。事故を起こしてしまったときや、事故に巻き込まれてしまったときに備えて、自賠責保険にプラスした任意保険での備えは必須といえます。また、事故が起きたらすぐに任意保険を活用できるよう、任意保険証券が届いたら、あらためて補償内容などを確認しておくといいでしょう。

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