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2022.03.23

ドライブレコーダーの録画時間はどのくらい?必要な時間の目安も紹介

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2022.03.23

ドライブレコーダーの録画時間はどのくらい?必要な時間の目安も紹介

ドライブレコーダーで記録した映像のデータは、SDカードなどの記録媒体に保存されます。そこで気をつけたいのが、録画できる時間や上書きのルールです。録画時間や上書きルールは、ドライブレコーダーによって異なるため、「肝心な場面が撮れていなかった」といった状況にならないことが大切です。
ここでは、ドライブレコーダーの録画時間の決まり方や、ドライブレコーダーに求めたい録画時間の目安のほか、撮影時間を長くする方法についても解説します。

ドライブレコーダーの録画時間はどう決まる?

ドライブレコーダーの映像や音声、GPSデータなどは、「SDカード」または「microSDカード」といったメモリカードと呼ばれる記録媒体に記録されることが主流です。映像や音声などを記録できるデータの量は、メモリカードの容量によって変わります。具体的には8GB、16GB、32GB、64GBなどがあり、それらの数字が大きいほど記録できる録画時間は長くなります。

録画可能時間の目安

多くのドライブレコーダーで採用されている画質レベル「解像度1920×1080、フルHD(フルハイビジョン)」で映像などのデータを記録した場合、どれくらいの時間が記録できるのでしょうか。
メモリカード容量ごとの記録可能時間の目安は、下記のとおりです。

■メモリカードの容量と記録可能な時間

メモリカード容量記録可能な時間の目安
8GB1~1.5時間
16GB2~3時間
32GB4~6時間
64GB8~12時間

上記の時間は、あくまで目安です。画質のレベルを上げたり、車の前方と後方2つのカメラのデータを記録したりする場合は、録画可能時間はより短くなります。

ドライブレコーダーには3つの録画方法がある

ドライブレコーダーの録画可能時間を確保する上では、「録画方法の選択」が重要なポイントになります。ドライブレコーダーの録画方法は、大きく分けて下記の3種類がありますが、それぞれデータ容量に対してどんな点に気をつけたほうがいいか確認していきましょう。

ドライブレコーダーの録画タイプ

常時録画タイプ

常時録画タイプのドライブレコーダーは、車のエンジンをかけると自動的に記録を開始し、エンジンを止めるまで記録し続けます。データ容量がいっぱいになると時間の古いデータから順番に上書きされていき、常に最新の映像を記録し続けます。車に毎日のように乗る場合は、「数日前の映像データがなくなっていた」という事態が起こる可能性がありますので注意しましょう。

イベント録画タイプ

イベント録画タイプのドライブレコーダーは、車同士の衝突など、車に衝撃が加わったことを感知して、その前後の状況を自動的に記録します。イベントが起きたときのデータは常時録画とは異なるフォルダに保存されるため、データがすぐに上書きされてしまう心配はありません。
ただし、イベント録画専用フォルダのデータ容量がいっぱいなるとデータの上書きが始まるため、定期的にフォルダのデータを整理する必要があります。

常時録画+イベント録画タイプ

常時録画とイベント録画のモードを切り替えられたり、常時録画中でも手動でイベント録画に切り替えられたりできるドライブレコーダーもあります。
常時録画、イベント録画の両方が可能なドライブレコーダーのデータ保存先フォルダは、録画方法ごとに分かれていることが大半で、仮に片方のフォルダの容量がいっぱいになっても、もう片方の容量は消費されない仕様になっていることが多いです。

イベント録画タイプなら、録画可能時間は短くても問題はないでしょう。一方、しつこいあおり運転の様子を記録するときや、旅行の思い出を記録に残すときなどは常時録画タイプが向いています。
それら両方の特性を併せ持っているのが、常時録画+イベント録画タイプです。

用途別・ドライブレコーダーに必要な録画時間

ドライブレコーダーで録画をする目的はさまざまです。続いては、用途別に必要なドライブレコーダーの録画時間の目安について見ていきましょう。

イベント録画をする場合

イベント録画の1回の撮影時間は20~40秒程ですので、録画時間は短くても十分です。

思い出としてドライブ映像の様子を長時間録画したい場合

ドライブ映像を思い出として長時間録画する際には、常時録画で記録を残すことになります。当日のドライブ時間によりますが、4時間ぐらいは録画できると安心でしょう。

駐車監視機能を使う場合

ドライブレコーダーの中には、駐車中も周囲の状況を記録できる駐車監視機能を搭載している製品があります。駐車監視中も、常時録画とイベント録画どちらの方式で撮影するのかを確認しましょう。常時録画を選ぶ場合、データの上書きなしで記録を保存するには、12時間程度の録画時間は欲しいところです。
また、長時間の駐車監視を行う場合は、事前にしっかり充電しておくか、外部バッテリーを用意しておくといったことも必要になりますので注意してください。

ドライブレコーダーの録画時間を長くするには?

ドライブレコーダー

ドライブレコーダーの録画時間を長くするには、メモリカードの容量を大きくする方法と、画質やFPS(フレームレート)のグレードを落とす方法があります。それぞれどのような方法なのか見ていきましょう。

メモリカードの容量を大きくする

メモリカードの容量を大きくすれば、それだけ録画時間は長くなります。ドライブレコーダーは、32~64GBのメモリカードに対応している製品が主流ですが、中には128GB、256GBのメモリカードが使える製品もあります。用途によっては、大容量のメモリカードを使用できるドライブレコーダーを選んでみましょう。

画質やFPSを落とす

FPSとは、1秒間の動画を構成する静止画の枚数を表す数値です。その数が大きいほど動画は滑らかに録画できますが、その分データの消費も大きくなります。画質やFPS値を下げれば画像は荒くなりますが、記録可能な時間が長くなります。
ただし、画質を落としすぎると車のナンバーなどがはっきりと読み取れなくなり、事故の際の状況証拠としての信用力が落ちてしまう場合もありますので、注意しましょう。

ドライブ映像を長期間保存する方法

ドライブレコーダーで撮影した映像は、事故や盗難対策としてだけではなく、ドライブの記念としても残せます。続いては、ドライブ映像を長期間保存する方法について見ていきましょう。

長時間の記録が可能な、大容量のメモリカードを用意する

ドライブ中の映像を記念として残したい場合、常時録画で記録をするため、SDカードやmicroSDカードといったメモリカードの容量がいっぱいになると、古いデータから上書きされて消えてしまいます。映像を長期間保存したい場合は、まずドライブ予定の時間より長時間の記録が可能な、大容量のメモリカードを用意しましょう。

前方のみを録画する1カメラタイプのドライブレコーダーを「解像度1920×1080、フルHD(フルハイビジョン)」で記録する場合、記録時間は32GBで4~6時間、64GBで8~12時間程なので、少なくとも容量32GB以上のメモリカードを用意してください。
前方と後方の2カメラタイプのドライブレコーダーだと記録可能な時間が半分ほどになることを踏まえて、十分な容量のメモリカードを準備します。

撮影データをパソコンに移行する

撮影したデータをそのまま放置していると、古いデータから上書きされていってしまうため、ドライブ後にはパソコンなどにデータを移しましょう。USBケーブル等でドライブレコーダーをパソコンと直接接続するか、データを保管したメモリカードをパソコンのスロットに差し込めば、データは簡単に移行できます。

なお、メモリカードは、上書きを繰り返すとデータの読み書きの際に不具合が生じやすくなり、録画エラーを発生させることもあります。カードの寿命を長くするためにも、定期的にフォーマットを行うのがおすすめです。

ご自身のニーズにあったドライブレコーダーを選択しよう

ドライブレコーダーにはさまざまな製品があり、使用できる記録媒体の容量や撮影方式、搭載する機能などに違いがあります。万が一の事故の際にしっかり記録を残したい場合と、ドライブの記録を残したい場合では、必要となる記録時間は異なるため、自分のニーズに合った製品を選ぶことが大切です。

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