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そなえトリビア

2017.03.09

海外旅行で気を付けたい世界のジェスチャー

そなえトリビア

2017.03.09

海外旅行で気を付けたい世界のジェスチャー

連休を前に海外旅行を計画される方も多いのではないでしょうか。異文化に触れることはワクワクしますよね。でも、文化が異なるからこそ、普段の何気ないしぐさが重大な意味を持ってしまうことも。海外旅行をする前に覚えておきたい、さまざまなジェスチャーをまとめました

おさえておきたい英語圏でのジェスチャー

ジェスチャーというと少し大げさに感じるかもしれませんが、意外と手でいろいろな事柄を表現しているものです。最初に、英語圏でよく使われる基本的なジェスチャーを紹介します。

指を交差させる

「cross fingers」といって英語の慣用句にもなっており、「幸運を祈る」という意味を表します。クロスさせた人差し指と中指を十字架に見立てているのですが、反対の「嘘ついたけど神様許してください」という意味でも使われることも。シチュエーションの見極めが大切ですね。

両手の指を折り曲げて“ ”をつくる

両手を目の高さくらいまで上げて人差し指と中指を折り曲げて“ ”の形を作っています。“ ”(ダブルクオーテーション)は引用符のことで、日本語では「」に相当します。その単語を強調する時や、皮肉を言うときに使います。

両目に指を当ててから相手に向ける

ピースサインを自分の両目に当ててから相手に返すジェスチャーは「ちゃんと見てる」の意味。これもシチュエーションによって「見張ってるぞ」や「見守ってるからね」などと意味合いが異なってきます。

こんなこともNGに!?英語圏以外で気を付けたいジェスチャー

同じジェスチャーでも国によって全く意味が異なる場合があり、要注意です。以下によく使われるものを紹介します。

ピースサイン

旅行中にはピースサインをすることも多いと思いますが、ギリシャでは人に向けると侮辱を意味するそうです。数字の2を表すしぐさでもあるので、レストランや買い物の際には要注意です。

OKサイン

親指と人差し指で輪を作る「OK」のサインも気を付けて使いたい国があります。たとえば、フランスやギリシャでは「ゼロ」を表すことから良い意味を持たないとされているようです。

(番外編)その国にしかない独特な表現

海外旅行ではぜひともその国の言葉にもチャレンジしたいですよね。ただ、なかなかハードルは高いので、ちょっとやそっとでは知ることができない、その国独特の「翻訳不可能」な表現を紹介します。

Sobremesa(ソブレメッサ:スペイン)

食事のあとにテーブルに座ったままおしゃべりをする時間のことです。おいしいご飯を食べながらゆっくり時間が流れていく、そんなスペインの習慣を感じさせる言葉ですね。

Waldeinsamkeit(ヴァルトアインザムカイト:ドイツ)

森の中に一人でいるときの気分を表します。日本人からするとちょっと寂しそうですが、落ち着いたポジティブなイメージを表すようです。これも自然を愛する国民として森とともに暮らすことを大切にするドイツらしい言葉だと言えますね。

Poronkusema(ポロンクセマ:フィンランド)

こちらはサンタクロースの故郷、フィンランドから。トナカイが疲れずに移動できる距離、という意味なのですが、あえて一語で表現しているところにお国柄を強く感じますね。ちなみに数字で表すと約7.5kmだそうです。

手を使ったジェスチャーや日本語に翻訳できない言葉には、その国の文化がつまっていて、とても興味深いですね。各国での文化の違いをおさえて、海外旅行をさらに楽しみましょう。

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