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季節のそなえ

2020.09.03

【大雨でも走れる?】車が浸水してしまったら

季節のそなえ

2020.09.03

【大雨でも走れる?】車が浸水してしまったら

「雨がひどくなる前に」と車で出かけた先で豪雨に遭い、帰りを急いでいたら道路が冠水していた……こんなとき、自分や車を守るにはどうすればいいのでしょうか。今回は、豪雨や洪水の際の自動車運転についてご紹介します。


運転中、豪雨や洪水の危険が迫ってきたら……?

まずは浸水を回避!危険な箇所やアンダーパスには近寄らない
浸水の危険が迫ってから対策をするのでは手遅れになりかねません。豪雨や洪水の中を運転する場合には、まずは移動経路に危険な場所がないか、出発前にできるだけ情報収集をしておきましょう。身の安全を確保するため、運転や外出自体をやめることも含めて検討します。日ごろから、車で出かけるエリアの危険な箇所をハザードマップで調べておき、アンダーパス(立体交差で、掘り下げ式になっている下の道路)がある場合はう回路を確認しておくと安心です。


もう危ない……水深が「車の底面未満」でも車外への避難を考えて

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ちょっとした冠水であれば、走り切ってしのぐことができると考えるかもしれません。では、どの程度までが「ちょっとした冠水」で、どの程度から避難を考えるべきなのでしょうか。水深や浸水の状況と、その際、一般的な車に起き得るトラブルを見てみましょう。
※一部オフロードタイプの4輪駆動車など、例外となる車もあります。

・水深が車の底面を超える:電気装置が故障し、自動ドアやパワーウインドウが動かなくなる可能性があります。
・水が吸気口・マフラーから入る:エンジンが止まり、再始動できなくなる可能性があります。

「底面に達していなければ大丈夫」といっても、冠水した道路の水深は見ただけでは測れませんし、もちろん不用意にドアを開けて水深を確かめるのも危険です。また一見、吸気口・マフラーの高さまで水が達していなくても、ある程度の速度で走行していると跳ね上げられた水が入ってしまうこともあります。
安全に停車するよりも前にエンジンが止まってしまうと、道路の真ん中で立往生する危険な状態に陥る可能性も。車を動かせるうちに、エンジンを止めて車外へ避難しましょう。

もっと水深が深くなると「内側からドアが開かなくなる」ことも
水没したアンダーパスなどでは、水深は急に深くなります。水深が車の底面を超えると、どうなってしまうのでしょうか。

・水深がドアの下端を超える:内側からドアが開けにくくなる可能性があります。
・水深がドアの高さの半分を超える:内側からドアが開かなくなる可能性があります。

もちろん、水深が浅いうちにドアを開けて脱出するべきですが、もしドアが開かないところまで浸水してしまったら、窓を開けるか、脱出用ハンマーで窓ガラスを割って脱出を試みましょう。一般的なフロントガラスは脱出用ハンマーでも割れにくいので、サイドガラス(ドアの上)の四隅いずれかを狙って割るのがコツです。脱出用ハンマーにはシートベルトが外れない際にベルトを切るカッター機能もあるので、運転席から手の届くところに1本備えておくのがおすすめです。

脱出用ハンマーがないなど、窓からの脱出も厳しいとなると焦りますが、落ち着いて機を見計らいましょう。車中の水位と車外の水位の差が縮まってくると、ドアにかかる水圧は小さくなります。このときに、力いっぱいドアを蹴るなどして開け、脱出するようにします。

車外へ出ても油断せず、足元を確かめながら移動を

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車外へ出れば「避難できた」と感じて気が緩むかもしれませんが、まだ避難は完了していません。冠水していると足元が見えにくく、徒歩避難中に蓋が浮いてしまったマンホールや側溝に落下するなどの危険も考えられます。また、水流がある場合は足も取られやすくなります。可能であれば棒などで足元を確かめながら、慎重に安全な場所まで移動しましょう。

浸水してしまった車はどうすればいい?

そのままエンジンをかけるのはNG!路肩に寄せる場合も人力で
残念ながら車が浸水してしまった場合、水が引いたからといってそのままエンジンをかけるのは絶対にやめましょう。エンジンの破損や感電事故、電気系統のショートによる火災など、さまざまな二次災害につながります。また、海水が浸水した場合は、塩分によって自然発火したり、腐食が進みやすくなったりすることもあります。立往生している車を路肩に寄せる場合も、ギアをニュートラルに入れ、人力で押して寄せるようにしましょう。

再び乗るためには整備工場などでの点検・修理が必須
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浸水した車は車内のあちこちに細かい泥が入り込み不衛生ですし、さまざまな部品に問題が発生していることも考えられます。自分で回収しようとせず、まずロードサービスや整備工場などに回収と点検・修理見積を依頼するようにしましょう。

洪水や豪雨が迫ったら「駐車中に浸水しないか」にも注意し、高台へ避難を
運転中の浸水だけでなく、駐車中に車の周囲が冠水し、車内が浸水することも考えられます。低い土地や地下駐車場など、浸水が考えられる場所に車を停めている場合は、早めに高台へ車を避難させるようにしましょう。すでに車が浸水している場合、無理に動かそうとすると運転者が危険にさらされます。安全なところに避難して、水が引くのを待ちましょう。

一般的に、浸水した車の修理には多くの費用がかかるため、そのまま廃車となるケースも少なくありません。中古車としての価値もほとんどないに等しくなると言われます。車も自分の身も危険にさらしてしまう豪雨や洪水時の運転。雨量が危険な水準になりそうなときは、あらかじめ車を安全な場所へ移し、車での外出や避難はできる限り控えるのが一番の備えと言えそうです。


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参考:
国土交通省「水深が床面を超えたら、もう危険!- 自動車が冠水した道路を走行する場合に発生する不具合について -」
https://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha08_hh_003565.html

JAF「クルマ何でも質問箱」
「クルマが冠水・浸水してしまったら?」
http://qa.jaf.or.jp/trouble/disaster/08.htm

「クルマが水没したときの対処と脱出方法とは?」
https://jaf.or.jp/common/kuruma-qa/category-trouble/subcategory-support/faq270

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