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放火
季節のそなえ

2016.12.22

放火対策は何からするの?火災(火事)の予防を徹底解説!

放火
季節のそなえ

2016.12.22

放火対策は何からするの?火災(火事)の予防を徹底解説!

空気が乾燥しやすく、火災が多くなる冬の時期。暖房器具の使用を原因とした火災だけでなく、放火も注意しなければなりません。

放火の被害に遭わないようにするためには、自宅での対策が必要です。今回は、冬の時期における火災の件数や原因、放火の対策についてご紹介します。

冬の火災,火災保険

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火災の件数や原因について

火災の件数は、2011年の5万件から2021年で3.4万件、と年々減少傾向(※)にあります。しかし、件数は決して少ないわけではありません。冬の火災がなぜ発生するのか原因を知り、しっかり対策をしておきましょう。

(※)参考:消防庁防災情報室「令和2年(1~12月)における火災の状況(概数)」>「過去10年間の火災の推移

火災の原因

火災の原因のほとんどは不注意によるものです。消防庁(※)によると、全火災の出火原因のうちもっとも多いのが、以下の3つとなっています。

● 「たばこ」:9.0%(3,098件)
● 「たき火」:8.1%(2,808件)
● 「こんろ」:8.0%(2,781件)

放火については、上記3つの原因に次いで4番目に発生件数が多く、出火原因の割合は、「放火」が7.1%(2,461件)、「放火の疑い」が4.5%(1,559件)となっており、合計11.6%(4,020件)となっています。放火の疑いを含めると、たばこやたき火、コンロに起因する火災件数よりも多いことが分かります。

また、建物火災のうち、放火による住宅火災の件数は645件となっており、住宅火災全体の6.2%を占めています。もっとも割合が大きい「こんろ(17.2%)」と比べて少ないものの、放火による火災のリスクには十分注意が必要です。

(※)参考:消防庁防災情報室「令和2年(1~12月)における火災の状況(概数)

冬は放火が多い

放火火災の月別出火件数

参考:消防庁防災情報室「令和2年(1~12月)における火災の状況(概数)」>「放火火災の月別出火件数」を元に作成

冬は放火による火災が増加する傾向にあります。実際に上記のグラフは、2月を頂点に放火火災の件数が増えていることを示しています。放火自体は年々減少(※)していますが、冬は放火に備えて対策が必要です。

(※)参考:総務省消防庁「4.出火原因 | 令和元年版 消防白書

放火が起こりやすい家

放火が起こりやすい家の特徴は以下の通りです。

特徴 理由
建物が燃えやすい構造である 木造や古い外観で脆そうに見える
家の周りにゴミや燃えやすいものを置いている 容易に着火できるものがあると放火犯に狙われやすい
家の敷地に人目につきにくい箇所がある 物陰や死角では放火犯が活動しやすい
防犯対策がなされていない 入りやすいと放火に限らず犯罪が起こりやすい

建物の構造はすぐに対処できませんが、その他の項目は今からでも対策できます。上記の特徴に当てはまっていた場合は、下記の章で対策を確認して実行しましょう。

放火の対策としてできること

放火による被害を防ぐには、日頃の対策が欠かせません。ここからは、放火の対策と火災の被害を最小限に抑えるための方法をご紹介します。

燃えやすいものを家の周りに置かない

燃えやすいものを家の周りに長時間置かないようにしましょう。特に、ゴミ袋や段ボールは非常に燃えやすく、放火の原因や被害の拡大につながる恐れがあります。

たとえば、ゴミを夜のうちに出すことを控える方法があります。朝に出すとゴミの回収業者がすぐに回収するため、家の周りに燃えやすいゴミが放置される時間を短く抑えることができます。また、車やバイクのカバーも燃えにくいものにすると、放火による被害を抑えることにつながります。

防犯対策をしておく

自宅の防犯対策を行い、放火を防ぐことも大切です。
まず、家へ侵入しにくい状態に改善しましょう。具体的には、玄関ドアや門を閉めておくこと、家の周辺を明るくすることなどが挙げられます。

また、家族や近隣住民との連携も防犯対策になります。出かけるときや長期間家を空けるときには、あらかじめ周囲に連絡しておくと、不審者が現れた場合に異変に気付きやすくなります。このように、家の侵入口を対策すると同時に、お互いを守り合うことで地域全体の放火対策につながります。

放火対策グッズ

防犯カメラを設置して、セキュリティの強さを示すことで放火対策になります。また、人を感知してライトを照らすセンサーライトも効果的です。火災報知器と消火器は、放火を含めた全火災の対策にもなるため設置をおすすめします。

放火以外の火災(火事)の対策や予防

放火だけでなく、家庭での火災にも対策が必要です。前述の通り、冬は乾燥に加えてストーブや焚き火などを利用するため、火災の危険が高まります。以下のような対策をして、火災のリスクを低減しましょう。

ストーブ

ストーブには、電気ストーブと灯油ストーブ、ガスストーブの3種類があります。3つに共通して気をつけておく点は以下の通りです。

特徴 理由
就寝時や部屋を離れる際は消す 目を離すと危険
衣服やカーテンなどの燃えるものの近くで使用しない 燃え移る可能性がある
スプレー缶をストーブの近くに置かない 引火しやすい
アルコール消毒液は火の近くに置かない・火の近くで使わない 燃え移る可能性がある
製品が劣化していないかを確認する 古いものだと出火しやすい

電気ストーブは直接火が出ないものの、燃えやすいものを近くに置いていると引火する可能性があります。電気だからと安心しないようにしましょう。

灯油ストーブは灯油の扱いに気をつける必要があります。灯油をこぼさないようにすることや、こぼしてもすぐに拭きとることを徹底してください。そうすることで、灯油の引火を防ぎます。

また、古くなった灯油は極力使用しないようにしましょう。なぜなら、古い灯油は異常燃焼や故障の原因になるためです。古い灯油を見分ける基準として、昨年の灯油や不純物が混入し色が濁っている灯油、酸っぱいにおいがする灯油は、油が酸化し、劣化している証拠です。

冬場の使用が増える家電に潜む火災のリスクを詳しく知りたい方は「【オイルヒーター、電気ストーブ、こたつ】冬場の家電火事リスクの対策とは?」の記事をご覧ください。

焚き火

焚き火をする際は、風の強い日を避けて乾燥注意報に配慮することで、火災が起こりやすい日を回避できます。また、焚き火の傍には枯れ葉や枝など燃えやすいものは置かないようにしてください。薪や着火剤を追加しすぎないことにも注意が必要です。

そして、焚き火からは目を離さないようにし、もし目を離す場合は必ず消火しましょう。万が一火災が起きたときのために、付近に大量の水を準備しておくことも重要です。もし火災が起きてしまっても、焦らず119番通報をしましょう。

火災保険に加入しておく

もしもの時に備えて、火災保険には加入しておきましょう。すでに加入している方も、保険金額や補償内容は十分か等、火災保険の見直しをおすすめします。火災保険に加入すると、火災や落雷などによって受けた自宅の損害に対して、補償を受けられます。火災保険に加入していない・火災保険を見直したい方は、GK すまいの保険をご検討ください。

火事にあったらどうする?火災で逃げ遅れないためにできること

消化器

火事が起こった際は、慌てず対処する必要があります。命を最優先にして行動しましょう。

火災が起きた際の対応

火災が起きたときは、119番通報を最優先に行いましょう。会社や施設では非常ベルを鳴らします。「これくらいなら水で消せる」といった判断を安易に行わず、通報することが賢明です。

・119番にかけた時に伝える順番

内容
①用件 ・火災
・救急
・それ以外の災害
どれに該当するか端的に答える
②場所 火災が起こっている場所を詳しく正確に伝える。
住所がわからなければ、目印となる建物や交差点を伝える。
③状況 何が燃えていて、逃げ遅れた人や怪我人が何人いるか伝える。
④連絡先 通報者の氏名・電話番号を伝える。

その場に2人以上いる場合には、通報と初期消火を同時に行います。消火器がある場合は、水ではなく消火器を優先して使用してください。これらの行動を最速で行うことが大切です。

ただし、初期消火ができるのは、天井に火が回るまでと言われています。火災の範囲が広く燃え移っている場合は、速やかに逃げてください。防災グッズを用意しておくと、すみやかに避難できます。防災グッズについて詳しく知りたい方は「【完全版】防災グッズ(防災リュックの中身)一覧【冬に備えたグッズも】」の記事をご確認ください。

適切な消火方法

消火は、基本的に消火器を使用します。消火器がない場合は、濡れたタオルやスーツなどの布を火にかぶせて、空気を遮断します。

空気を遮断して火が小さくなってきたら、水をかけて完全に消火します。ただし、油が出火原因の場合は水を決して使わないようにしてください。火のついた油に水をかけると、火の粉が飛び散り、やけどを負う危険性があるためです。もし自分が着ている衣服に引火したときは、寝転がって転がり続けるか、水をかけて消化してください。

消火器の使用方法

消化器の使用方法

【消化器の使い方】
step1:安全栓を引き抜く
step2:ノズルを火元に向ける
step3:レバーを強く握る

消火器を使う際は、まず安全ピンを引き抜きます。ホースの放水口を火に向けてしっかりと狙いを定めてから、レバーを引いてください。

消火器は20秒ほどしか使用できないため、狙いを定めてからレバーを引くようにしましょう。消火器を使い切った後は、火が消えていても念のため水をかけてください。なお、粉末系消火器を選ぶと、油火災・電気火災などどのような火災にも対応できます。

冬の火災にはしっかり対策をしておくことが重要です。放火による火災リスクもあるため、火災への対策だけでなく防犯対策も必要です。防犯対策には、監視カメラやセンサーカメラを使用しましょう。

また、放火以外にも、冬はストーブや焚き火が原因の火災も増えます。「引火するものは近くに置かない」「風の強い日は焚き火をしない」など意識を変えるだけでも対策になります。もしも火災が発生した際は、落ち着いて119番通報する心構えを持っておきましょう。

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