活動レポート

  • 大会結果
  • 2020年11月01日

「講道館杯全日本柔道体重別選手権大会」で髙山莉加選手が初優勝!

初優勝した髙山選手

10月31日(土)~11月1日(日)に千葉県・千葉ポートアリーナで「2020年度講道館杯全日本柔道体重別選手権大会(兼全日本選抜柔道体重別選手権大会)」が無観客試合で開催され、当社女子柔道部から8名の選手が出場し、髙山莉加選手(78kg級)が初優勝しました。本大会は無観客で開催されましたが、初の試みとしてオンライン応援を実施し、選手に声援を届けました。

※本大会は、全日本柔道連盟が指定する強化選手や、全国高等学校柔道選手権大会をはじめとするジュニア大会から全日本選抜柔道体重別選手権大会などのシニア大会で結果を残した選手たちに出場資格が与えられています。

大会結果詳細

女子48kg級    エントリー14名

坂上綾選手5位

一回戦 〇一本(GS反則 指導3)山崎選手(自衛隊体育学校)
二回戦 〇優勢(GS※袖釣込腰)遠藤選手(ALSOK)
※試合時間として異例の22分7秒(本戦4分にGS18分7秒)で過去最長記録
準決勝 △一本(GS反則 指導3)立川選手(福岡県警察)
3位決定戦 △一本(GS反則 指導3)小倉選手(岡山県警察)

女子52kg級    エントリー10名

前田千島選手5位

二回戦 〇一本(腕挫十字固)新城選手(環太平洋大学)
準決勝 △優勢(袖釣込腰)武田選手(龍谷大学)
3位決定戦 △優勢(GS内股)中内選手(龍谷大学)

女子57kg級    エントリー17名

舟久保遥香選手3位

二回戦 〇一本(横四方固)浦選手(日本体育大学)
三回戦 △一本(大外刈)宇髙選手(ブイ・テクノロジー)
敗者復活戦 〇優勢(大外刈)富沢選手(東海大学)
3位決定戦 〇一本(合技 内股・大内刈)袴田選手(桐蔭横浜大学)

玉置桃選手7位

二回戦 〇一本(GS反則 指導3)西尾選手(山梨学院大学)
三回戦 △一本(GS反則 指導3)袴田選手(桐蔭横浜大学)
敗者復活戦 △欠場

女子70kg級    エントリー14名

佐藤みずほ選手1回戦敗退

一回戦 △一本(GS反則 指導3)田中選手(環太平洋大学)

女子78kg級    エントリー13名

髙山莉加選手優勝

一回戦 〇一本(腕挫十字固)松田選手(和歌山県警察)
二回戦 〇一本(腕挫十字固)佐藤選手(コマツ)
準決勝 〇一本(合技 払巻込・大腰)梅木選手(ALSOK)
決勝 〇優勢(袖釣込腰)泉選手(コマツ)

梅津志悠選手3位

一回戦 〇一本(合技 支釣込足・横四方固)鈴木選手(日本エースサポート)
二回戦 △一本(GS反則 指導3)泉選手(コマツ)
敗者復活戦 〇一本(大外返)長谷川選手(近畿大学)
3位決定戦 〇優勢(裏投)梅木選手(ALSOK)

女子78kg超級    エントリー15名

稲森奈見選手5位

一回戦 〇一本(裏投)八巻選手(山梨学院大学)
二回戦 △優勢(GS体落)冨田選手(コマツ)
敗者復活戦 〇不戦勝
3位決定戦 △一本(大内返)秋葉選手(ALSOK)

  • 3位に入賞した舟久保選手
  • 3位に入賞した梅津選手

選手コメント

坂上綾選手

約一年ぶりの試合でしたが、自粛期間に寝技や組手など自己の課題に取り組めたので、不安も少なく、また試合ができる嬉しさを感じました。
チャンスを掴むことはできませんでしたが、粘り強く戦い、自分の力を出すことができたと思います。
無観客開催でしたが、日頃の会社の方々の応援がとても力になりました。たくさんの応援ありがとうございました。

前田千島選手

今まで経験したことのない日々を過ごしながら、皆が同じ条件の中で今できる準備をして試合に臨みました。約10ヶ月振りの試合で、精神的な部分での準備や闘争心が欠けており、結果、内容ともにとても情けない試合となりました。また、無観客の中で戦う孤独さも感じ、大応援団にいつも鼓舞されながら戦っているのだと改めて実感しました。現状をしっかり受け止め、どのような状況でも勝つことに集中し、柔道ができる環境に感謝しながら、次戦う日がくるまで日々努力します。

玉置桃選手

たくさんのリモートからのご声援をありがとうございました。
久しぶりの試合ということで、自分の現在位置を知るという意味で試合に挑みました。
今回は通常の練習ができるようになってから、自分よりも重い相手と練習ばかりをしていたため、試合では対戦相手のことを小さく感じてしまい、自分の技が思うように掛からず、動き・反応も鈍ってしまったと感じました。
やはり、練習と試合は違うと実感をしましたが、久しぶりに試合をすることができ、次に向けてたくさんの収穫を得ることができました。
今回の試合前からの練習や準備、試合当日のことをしっかり反省をして、また頑張りたいと思います。
引続き、ご声援のほどよろしくお願いいたします。

舟久保遥香選手

いつも応援ありがとうございます。
今回は、大会に向けてやってきたことを出し、優勝することを目標にしていました。結果は3位でやりたいことができた試合、できなかった試合がありますが、収穫が多くありました。しっかりと反省をして、先をみて前向きに練習に取り組んでいきたいと思います。
今後とも応援よろしくお願いします。

佐藤みずほ選手

自分の気持ちや調整練習がうまくいかない期間が多く、心が折れそうになりましたが、いつも応援してくれる会社の方、家族、たくさん稽古を付けていただいたコーチや部員、色々な方々のおかげで柔道をしているということを思い、最後までやり切ることを目標に試合をしました。初戦で負け、結果で返すことができず悔しいです。しかし、このような大きな大会で試合することができ、感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました。

髙山莉加選手

いつも応援ありがとうございます。
今回は久しぶりの大会という事で、自分の力がどこまで通用するか、どんな戦いができるか不安とワクワクな気持ちがありました。
結果は目標にしていた優勝でした。ここ最近は負け続けていたので、久しぶりの大会で久しぶりの優勝ができて満足しています。試合内容は決勝戦で最後逃げてしまい、戦い方をもう一度見直さないといけないと思いました。
大会が開催され、思い切り試合ができたのも沢山の方々の支えがあっての事だと思います。この当たり前ではない環境に感謝して初心の気持ちを忘れずに、頑張りたいと思います。

梅津志悠選手

今大会の目標は優勝することでしたが、結果は3位となりました。無観客開催でしたが、リモートでの応援がとても力になりました。3月以来の久しぶりの試合だったので、このような状況下でも試合が出来ることに感謝しながら、集中して一戦一戦勝ち抜こうと思っていました。まだまだ組み手や技の精度を上げていかなければならないと思います。次は皇后盃に向けてしっかり準備していこうと思います。沢山の応援ありがとうございました。

稲森奈見選手

今大会は約7ヶ月ぶりの試合でした。自粛期間中は道着を握れない日々が続きましたが、以前怪我をして実戦から離れている時を思い出しながら、今できる事を考え下半身を中心にトレーニングに励んできました。9月から実践練習を開始して体作りを行い、優勝を目標に準備をしました。試合では3位決定戦で敗れてしまい、結果を残す事ができずに終わりました。しかし、自分の中では次に繋がる試合ができたと感じています。次の皇后盃では、組手と技に入ってからの決めを見直していきます。そして結果を残せるように、精進していきたいです。
無観客で行われた今大会ですが、早くこの危機的状況が終息し、また柔道界を盛り上げる存在になりたいです。