活動レポート

  • 大会結果
  • 2019年12月14日

「2019ワールドマスターズ・青島」で鍋倉那美選手が優勝!

優勝した鍋倉選手(左から二人目)

12月12日(木)~14日(土)に中国・青島で開催された「2019ワールドマスターズ・青島」に、当社女子柔道部から、3名の選手が日本代表として出場し、鍋倉那美選手(63㎏級)が優勝、玉置桃選手(57kg級)が準優勝、新井千鶴選手(70kg級)が3位に入賞しました。
日本からは女子10名の選手が出場し、計6個のメダルを獲得、うち3個を当社選手が獲得しました。
本大会は、IJF(国際柔道連盟)ランキング上位36名の選手のみが出場する、世界選手権に次ぐ大会です。入賞者にはIJFランキングポイントが加算されます。(1位1800点、2位1260点、3位900点)

大会結果詳細

女子57kg級    エントリー31名

優勝 キム・ジンア(北朝鮮) IJFランキング7位
準優勝 玉置桃(当社) IJFランキング6位
3位 クリムカイト(カナダ) IJFランキング3位
3位 モンテイロ(ポルトガル) IJFランキング12位

玉置桃選手 準優勝(IJFランキング8位→6位)

※ランキングは大会出場時点⇒現時点です

一回戦 玉置選手 〇優勢(GS)   バーハゲン(オランダ・同27位)
二回戦 玉置選手 〇一本(片手絞)  ローパー(パナマ・同23位)
三回戦 玉置選手 〇一本(腕挫十字固)キム・ジス(韓国・同26位)
準決勝 玉置選手 〇優勢(GS)   芳田選手(コマツ・同2位)
決 勝 玉置選手 △優勢(GS)   キム・ジンア(北朝鮮・同18位)
※入賞者のIJFランキングは現時点、対戦相手のIJFランキングは、大会出場時点です

女子63kg級    エントリー33名

優勝 鍋倉那美(当社) IJFランキング4位
準優勝 アグベニューヌ(フランス) IJFランキング1位
3位 田代未来(コマツ) IJFランキング3位
3位 土井雅子(JR東日本) IJFランキング9位

鍋倉那美選手 優勝(同6位→4位)

二回戦 鍋倉選手 〇一本(大外刈)    オズドバ(ポーランド・同26位)
三回戦 鍋倉選手 〇一本(小外刈)    ブーチャミン(カナダ・同10位)
四回戦 鍋倉選手 〇一本(合技)     ティナ(スロベニア・同3位)
準決勝 鍋倉選手 〇一本(GS・内股透) 田代選手(コマツ・同2位)
決 勝 鍋倉選手 〇優勢(GS)     アグベニューヌ(フランス・同1位)

女子70kg級    エントリー36名

優勝 ポリング(オランダ) IJFランキング3位
準優勝 ファンダイク(オランダ) IJFランキング2位
3位 新井千鶴(当社) IJFランキング5位
3位 ガヒエ(フランス) IJFランキング1位

新井千鶴選手 3位(同8位→5位)

二回戦   新井選手 〇一本(大内刈)    ティモ(ポルトガル・同21位)
三回戦   新井選手 〇一本(反則 指導3) コーグラン(オーストラリア・同25位)
四回戦   新井選手 〇優勢         ガヒエ(フランス・同1位)
準決勝   新井選手 △優勢         ファンダイク(オランダ・同5位)
3位決定戦 新井選手 〇一本(縦四方固)   ポレレス(オーストリア・同3位)

  • 決勝で攻める鍋倉選手
  • 技有を決める鍋倉選手
  • 準優勝した玉置選手(左)
  • 3位に入賞した新井選手(右)

選手コメント

玉置桃選手

ワールドマスターズ・青島では、たくさんのご声援をありがとうございました。
今年最後の大会だったので、自分が納得いく、悔いの残らない試合にしようと思って挑みました。初戦は少し緊張があり動きが硬くなってしまいましたが、気持ち・集中力を切らすことなく勝ちました。二回戦、三回戦も、しっかり寝技のワンチャンスをものにして勝つことができました。準決勝は、試合の途中で右膝を痛めてしまいましたが、最初から最後まで強気で攻め続け、延長戦の末、裏投で投げて勝つことができました。決勝は、アジア大会の決勝と同じく北朝鮮の選手でした。アジア大会の時よりも、体の力が強くなっていると感じました。先に先に攻め、試合を優位に進めることができましたが、強引に技を掛けてしまったところ、相手に押し込まれ、ポイントを取られ負けてしまいました。
今回、3連戦3連勝を目指していたのですが、最後は銀メダルで終わってしまいとても悔しいです。しかし、ここまで大きな怪我無く戦えたこと、試合をするたびに自分の成長と進化を楽しむことができました。また、来年に向けての活力になりました。
今年一年間たくさんのご声援、サポートをしていただき本当にありがとうございました。引き続き来年もよろしくお願いいたします。

鍋倉那美選手

今年最後の試合、ワールドマスターズ・青島に出場しました。
グランドスラム大阪が不本意な結果に終わり、今回負けるともう後がないと思い、逆に気持ちが吹っ切れ、覚悟が決まった状態で試合に挑むことができました。応援してくださる皆様に、2019年最後に良い報告が出来て嬉しく思います。
今回の結果に満足する事無く、更に練習を積んで強くなり、夢に向かって最後まで挑戦していきたいと思います。
今年も沢山の応援をありがとうございました。来年も引き続き、よろしくお願い致します。

新井千鶴選手

いつも応援していただきありがとうございます。
年内最後の大会「出し切る」という思いで臨みました。初戦で今年の世界選手権で敗れた相手にリベンジを果たし、準々決勝で今年の世界チャンピオンと戦い優勢勝。そのままの勢いでと思って挑んだ準決勝は技有を取られ優勢負。3位決定戦では最後に抑え込んで一本勝し、3位という結果でした。この一年、心と体が噛み合わず、色々な事を感じながら戦ってきました。しかし、今大会では久しぶりに心身とも整ってきたと感じることができました。結果だけに悲観せず、今だからこそ感じられる一つひとつの経験をプラスに捉え、より強い「心・技・体」を作っていきます。
今後とも応援のほどよろしくお願いいたします。