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今すぐできる被災時の緊急実践知恵袋

段ボールを使って、より良い睡眠につなげよう。

72時間~

睡眠

避難所で睡眠をとるときは、冷たく硬い床に毛布を敷いただけでは、なかなか快適に眠ることはできません。また、長時間同じ姿勢になりやすい避難所での生活等では、エコノミークラス症候群の危険性も高まります。そんなときは段ボールを活用して、より良い睡眠へつなげましょう。

身近な段ボールを活用して、災害時でも眠りやすさを

【用意するもの】

  • 1. 箱状にできる段ボール(目安として高さ約35センチほど)
  • 2. 板状の段ボール
  • 3. 薄いベニヤ板(なくても可)
  • 4. 粘着テープ(なくても可)

クッション性と断熱性に富んだ段ボールの上で眠ることで、床の硬さや冷たさを和らげることができ、質の良い睡眠をとりやすくなります。

段ボールのみで簡易ベッドを作ることもできます。まず段ボール箱を組み立てたら、強度を増すために、板状にした段ボールを箱の中に対角線上に差し込みます。その箱を必要個数並べ、粘着テープでつなぎ、その上に段ボールか薄いベニヤ板を敷いたらできあがりです。寝るときは、敷いた段ボールやベニヤ板がズレないよう、乱暴に横にならないようにしましょう。

また、ベッドの周りを段ボールの板で囲めば、プライバシーの保護に役立てることができます。寝起きも楽な段ボールベッドは、足腰の弱い高齢者も立ち上がりやすいメリットがあります。

不安な災害時こそ、良質な睡眠をとって、心身ともに健康に過ごせるようにしましょう。

※避難所では多くの人々が生活をともにしているため、段ボールベッドは災害から一定時間が経過したあと、避難所の運営者等に相談した上で作成・利用するようにしてください。

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