当社は、2006年7月に策定した業務改善計画に従い、ガバナンス、保険金支払管理態勢、契約者保護、法令遵守態勢等で具体的な強化・改善策を実施しています。
既に業務改善計画に記載したすべての事項についての態勢整備を完了しておりますが、今後も、業務改善計画で整備、強化した経営管理態勢および適正な保険募集や顧客説明を行うための管理態勢等のさらなる拡充を図る等、企業品質の向上を最優先とする取組に一段と注力してまいります。

ガバナンスの強化

監査委員会による業務改善計画の実行状況について

2006年9月1日付で新設した監査委員会を2011年4月までに51回開催しています。監査委員会では、関係各担当部から報告される業務改善計画の進捗状況や企業品質の向上に向けたさまざまな取組等を検証しており、監査委員会の意見および指摘を、当社の業務運営態勢の整備に反映させています。

経営管理態勢の強化について

企業品質管理部、支払審査会による業務運営の検証、お客さまの声の業務運営改善への活用等、当社の業務内容を検証し、適切な運営を確保するための組織・制度が着実に成果を上げています。

保険金支払管理態勢の強化

支払審査会における適正な支払審査の実施

支払事由に該当しない事案等を対象に、社外有識者(弁護士、消費者代表、医師)等を委員とする「支払審査会」が、毎月の審査を実施しています。これにより蓄積したノウハウを全社員で共有することで、今後も適正な支払審査に努めていきます。

始期前発病適用の適切性の確保

各保険金お支払センターで始期前発病担保を適用すると判断したすべての事案について、メディカルサポート室による事前確認を行っています。同室では、常駐顧問医の協力を得て当該保険金お支払センターの判断の適切性を判断するとともに、支払審査会への申請の要否を判定しています。

商品開発管理態勢

商品開発・商品業務運営の改善をスピーディかつ着実に実行

商品開発管理態勢

商品開発においては、「商品開発態勢」、「契約引受態勢」、「営業・募集態勢」、「商品販売後のモニタリング態勢」の4つをサイクルとして循環的な社内外のチェックや意見を反映させています。

契約者保護、契約者利便の強化

社員・代理店に対するコンプライアンス教育の強化

社員・代理店に対するコンプライアンス教育・研修を最重要テーマと位置付け、あらゆる機会を通じて、コンプライアンスを徹底する教育・研修を実施しています。年2回の「コンプライアンス強化月間」を設け、募集ルールの基本事項や不備の多い項目の研修および各種点検を実施しています。

代理店向けコンプライアンスニュースの発行

代理店MS1(代理店向けイントラネット)を活用し、代理店向け「コンプライアンスニュース」を毎月発行しています。