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体調管理
災害時、避難所には十分な空調設備が整っていない、飲料水が手に入りにくいといった場合があり、夏場には熱中症の危険がぐんと高まります。そんなときは、身近なものを使って簡単にできる熱中症対策を行いましょう。
熱中症が発症したときは、応急処置をとりましょう。まずは、体を効率的に冷やします。わきの下や首の付け根には太い血管が通っているので、ここを冷やすことで、体全体へ冷却効果をもたらします。わきの下に保冷剤を挟む、タオルを巻いた保冷剤をわきの下や首の後ろに当てる等、効率的な体温調節を行いましょう。保冷剤がない場合、水を入れて凍らせたペットボトル、濡らした新聞紙等を代用品として使うこともできます。
また、熱中症対策に役立つ「経口補水液」は、水1リットルに対し、大さじ約4杯の砂糖、小さじ約0.5杯の塩をよく溶かすことで簡単に作ることができます。空調設備等十分な環境が整っていないときでも、身の回りにあるものを使って体を冷やし、体調管理をするようにしましょう。