企業が語るいきものがたりPart11
ポスト愛知目標と求められる企業の役割
~2020年ターゲットイヤーと2030年SDGsに向けて~

2018年2月22日(木)、当社駿河台ビルにおいて「企業が語るいきものがたりpart11」を開催し、企業のCSR・環境部門担当者を中心に231名が参加しました。このシンポジウムは、企業が生物多様性の取組を推進するための情報提供の機会として、2007年度から毎年開催しているもので、今回が11回目となります。環境省、東京都、千代田区ならびに経団連自然保護協議会の後援、また生物多様性の保全に積極的に取り組む企業ネットワーク「企業と生物多様性イニシアティブ(略称:JBIB)」ならびにインターリスク総研の協力のもと開催しました。

  • 主催者挨拶
  • 第1部全体会の様子

愛知目標のターゲットイヤーであり、東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年が間近に迫り、愛知目標の進捗状況を踏まえ、2030年をターゲットにしたSDGsとの関係や2020年以降のポスト愛知目標に関する議論が進んでいます。本シンポジウムでは、行政や企業、民間団体の最新動向から、企業が果たすべき役割・行動等について考えるとともに、分科会では、企業の関心が高いSDGsに関連した3つのテーマについパネルディスカッションが行われました。

第一部では、行政の立場から環境省 自然環境計画課長 奥田直久氏が、「ポスト愛知目標に向けた動向と企業への期待」をテーマに、また、NPOの立場から、公益財団法人 日本自然保護協会(IUCN日本委員会) 道家 哲平氏が、「2030アジェンダ・SDGsに必要なポスト愛知目標のあるべき姿」をテーマに講演いただきました。

第二部では、企業の関心が高い3つのテーマを設定、「持続可能な水産資源の推進に向けて」、「SDGsとまちづくり」、「森林破壊ゼロとESG投資」について、行政、有識者や先進取組企業の事例発表と意見交換を行いました。第三部では、第二部の各分科会のまとめを行いました。

生物多様性保全は、これまで以上に喫緊の課題となってきており、参加された皆様に有益な情報を提供できたものと考えています。

第一部

行政の立場から

  • ポスト愛知目標に向けた動向と企業への期待
環境省 自然環境計画課長
奥田 直久氏

NGOの立場から

  • 2030アジェンダ・SDGsに必要なポスト愛知目標のあるべき姿
公益財団法人 日本自然保護協会
道家 哲平氏

第二部 企業の具体的な取組に関する分科会

分科会1

持続可能な水産資源の推進に向けて

内容概要
持続可能な水産資源の調達への取組み事例や認証制度の浸透状況についての報告の後、水産資源の持続的な調達やサプライチェーンの管理のためのパートナーシップについて議論しました。
コーディネーター・パネリスト
  • コーディネーター・小野 光司氏(日本生活協同組合連合会)
  • パネリスト・椛島 裕美枝氏 (イオン)
  • パネリスト・森井 茂夫氏(日本水産)
  • パネリスト・花岡 和佳男氏(シーフードレガシー)
  • パネリスト・三沢 行弘氏(WWFジャパン)
発表資料

分科会2

SDGsとまちづくり

内容概要
最初にパネリストから、それぞれの立場で取組内容・考え方等を説明した後に、以下の点を中心に活発な議論を行いました。
  • 地域創生にSDGsはどのような意義を持つのか?どう生かしたらよいのか?
  • SDGs達成の必要条件とされる自然資本(風土、流域、地形・地質、水循環、動植物、農林水産業、自然エネルギーなど)を知り、活用することで、少子高齢化、地域経済活性化、格差拡大、防災減災などの地域の課題を解決することはできるのか?
コーディネーター・パネリスト
  • コーディネーター・原口 真氏(インターリスク総研)
  • パネリスト・遠藤 健太郎氏(内閣府 地方創生推進事務局参事官)
  • パネリスト・太齋 彰浩氏(デザイン・バル代表(南三陸町))
  • パネリスト・鈴木 久仁厚氏(浜松市 産業部林業振興課)
  • パネリスト・三輪 隆氏(竹中工務店 技術研究所/経営企画室)
発表資料

分科会3

森林破壊ゼロとESG投資

内容概要
以下のような論点について議論を深めていきました。
  • サプライチェーンにおける森林破壊ゼロは、ビジネスをどう変えるのか? 変えたのか?
  • 森林破壊ゼロを進める上での難しさは?
  • 森林破壊ゼロを日本で広げるためには?
コーディネーター・パネリスト
  • コーディネーター・足立 直樹氏(レスポンスアビリティ 代表取締役)
  • パネリスト・塚田 直子氏(林野庁 海外林業協力室長)
  • パネリスト・田中 秀輝氏(花王 購買部門 執行役員)
  • パネリスト・佐々木 正顕氏(積水ハウス 環境推進部部長)
  • パネリスト・葎嶋 真理氏(CDP)
発表資料

第三部 分科会まとめ

コーディネーター

足立 直樹氏(レスポンスアビリティ 代表取締役)(分科会3コーディネーター)

パネリスト

  • 分科会1コーディネーター・小野 光司氏(日本生活協同組合連合会)
  • 分科会2コーディネーター・原口 真氏(インターリスク総研)
  • 足立氏
  • 小野氏
  • 原口氏