企業が語るいきものがたりPart9
2020年に向けた生物多様性保全:
企業と行政等の連携を視野に入れ、国際的トレンドも踏まえた生物多様性の推進

2016年2月23日(火)、当社駿河台ビルにおいて「企業が語るいきものがたりPart9」を開催し、企業を中心に196名が参加しました。このシンポジウムは、企業が生物多様性の取組を推進するための情報提供の機会として、2007年度から毎年開催しているもので、今回が9回目となります。環境省ならびに経団連自然保護協議会の後援、また生物多様性の保全に積極的に取り組む企業ネットワーク「企業と生物多様性イニシアティブ(略称:JBIB)」ならびにインターリスク総研の協力のもと開催しました。

シンポジウムでは、愛知目標のターゲットイヤーであり、東京オリンピック・パラリンピックの開催年でもある2020年に向けた生物多様性保全の取り組みと、それ以降のレガシー(遺産)を見据えた「国土強靭化」と「企業と行政の連携」も視野に入れ、講演・意見交換を行いました。

シンポジウム 内容の概略(シンポジウムで配布した資料からの抜粋)

ご注意:掲載している資料の無断転載・引用を禁止します

第一部では、2つのテーマで講演を行い、『なぜ世界は企業に生物多様性の取り組みを求めるのか』では、レスポンスアビリティ・足立直樹氏より、「改訂ISO14001,ISO26000,GRI-G4等様々な国際規格が企業に生物多様性の取り組みを求めるのはなぜか?」について、その背景と今後の展開を説明いただきました。『グリーンレジリエンス・イノベーション』では、インターリスク総研・原口真氏より、自然資本を活用した減災・防災や地域創生に資するビジネス・イノベーションのあり方・今後の展望を説明いただきました。

第二部では、企業の関心が高い3つのテーマを設定、「自然と共生する街づくりと企業との連携」、「交通インフラの活用による生物多様性保全」、「ISO14001改訂と企業の生物多様性取り組み」について、有識者や先進取組企業の事例発表と意見交換を行いました。第三部では、第二部の各分科会のまとめを行いました。

生物多様性保全は、これまで以上に喫緊の課題となってきており、参加された皆様に有益な情報を提供できたものと考えています。

第一部

なぜ世界は企業に生物多様性の取り組みを求めるのか
レスポンスアビリティ・代表取締役
足立 直樹氏
グリーンレジリエンス・イノベーション
インターリスク総研・マネジャー・上席コンサルタント
原口 真氏

第二部 企業の具体的な取組に関する分科会

分科会1

自然と共生する街づくりと企業との連携

内容概要
2020年の東京オリンピック・パラリンピックを見据え、生物多様性に配慮した東京の街づくりにおける行政の動向と、それを踏まえて企業が取り組むべき内容について説明しました。
発表用資料
  • コーディネーター・近江 哲也氏(共有価値計画)
  • パネリスト・横張 真氏(東京大学大学院 工学系研究科 教授)
  • パネリスト・梛野 良明氏(国土交通省 都市局 公園緑地・景観課長)
  • パネリスト・東 伸明氏(野村不動産 住宅事業本部 課長)
  • パネリスト・浦嶋 裕子氏(三井住友海上 地球環境・社会貢献室 課長)
  • コメンテーター・土居 裕子氏(東京都 建設局 公園緑地部 計画課)

分科会2

交通インフラの活用による生物多様性保全

内容概要
鉄道林や道路の法面緑化など、交通インフラ活用による生物多様性保全の現状や今後の方向性、ロードキル(動物の轢死)の対策を通じた取り組みを紹介しました。
発表用資料
  • コーディネーター・原口 真氏(インターリスク総研)
  • パネリスト・山本 信也氏(東日本旅客鉄道株式会社 環境経営推進室長)
  • パネリスト・森崎 耕一氏(東日本高速道路株式会社 環境課長)
  • パネリスト・野呂 美紗子氏(北海道開発技術センター 調査研究部)
  • パネリスト・可児 里砂氏(インターリスク総研 市場創生チーム)
  • コメンテーター・亀山 章氏(東京農工大学 名誉教授)
  • コメンテーター・上野 裕介氏(国土交通省 国土技術政策総合研究所 研究官)
  • コメンテーター・佐藤 直人氏(環境省 希少種保全推進室 保護増殖係長)

分科会3

ISO14001改訂と企業の生物多様性取り組み

内容概要
従来の規格よりも格段に生物多様性への対応が求められる改訂ISO14001を踏まえ、企業の今後の取り組みについて、事業者・NGO・専門家・行政の立場から説明しました。
発表用資料
  • コーディネーター・足立 直樹氏(レスポンスアビリティ 代表取締役)
  • パネリスト・吉田 敬史氏(グリーンフューチャーズ 社長)
  • パネリスト・猪刈 正利氏(インターリスク総研シニアマネジャー・上席コンサルタント)
  • パネリスト・島津 智明氏(花王 サステナビリティ推進部 RC推進グループ)
  • コメンテーター・粟野 美佳子氏(世界自然保護基金ジャパン)
  • コメンテーター・道家 哲平氏(日本自然保護協会)
  • コメンテーター・鈴木 宏一郎氏(環境省 生物多様性施策推進室 室長補佐)

第三部 分科会まとめ

コーディネーター

足立 直樹氏(レスポンスアビリティ)

パネリスト

  • 分科会1コーディネーター・近江 哲也氏(共有価値計画)
  • 分科会2コーディネーター・原口 真氏(インターリスク総研)
  • 分科会3コーディネーター代理・猪刈 正利氏(インターリスク総研)