知ってる? 集中豪雨から身を守る対策

集中豪雨とは

集中豪雨は、梅雨前線の停滞や台風の接近等を原因として、狭い範囲に数時間に渡って降る大量の雨のことを指します。このような局地的な大雨は、険しい山や急流が多い日本では、河川の氾濫や土砂災害を引き起こし、また建物の浸水や道路の冠水といった洪水被害が発生する危険があります。

集中豪雨の覚えておくべき5つの特徴

  • 1

    梅雨期の終わり頃等、日本付近に前線が停滞しているときに集中豪雨になりやすい。

  • 2

    台風が日本へ接近しているときや上陸したとき、集中豪雨を伴うおそれがある。

  • 3

    日本では、1976年〜2016年にかけて、1年間の内、1時間に50mm以上の雨が降る回数が増加している。
    ※気象庁では、1時間に50mm以上80mm未満の雨を「非常に激しい雨」、80mm以上の雨を「猛烈な雨」と表現している。

  • 4

    空が真っ暗になる、雷鳴や稲妻が起きるといった現象は、集中豪雨の前兆にあたる。

  • 5

    天気予報で「大気の状態が不安定」「天気の急変」等の表現があるときは注意が必要。

気象庁「アメダスで見た短時間強雨発生回数の長期変化について」をもとに2017年3月作成

意外と知らない集中豪雨のこと

土砂災害の危険箇所は、全国に約53万か所も! 土砂災害の危険箇所は、全国に約53万か所も!

険しい山が多い日本は、崖崩れや土石流、地すべり等が発生しやすく、土砂災害が発生するおそれのある危険箇所は全国に約53万か所もあります。国土交通省のサイトに掲載されている「土砂災害危険箇所」等を確認し、土砂災害の危険性がある地域を事前に確認しておきましょう。

冠水した道路では、マンホールの穴に注意! 冠水した道路では、マンホールの穴に注意!

集中豪雨は、市街地や地下鉄・地下街等の地下空間の浸水や交通機能の混乱等の被害を引き起こします。道路では、大量の雨水が下水管に流れ込むとマンホールのふたが浮き上がり、外れてしまうこともあるため、転落を防ぐためにも、冠水した道路を歩くのは絶対やめましょう。

地下や半地下は、逃げ遅れる危険あり 地下や半地下は、逃げ遅れる危険あり

地下や半地下等は、浸水の水圧でドアが開かなくなり、逃げ遅れる危険があるため、指定の避難場所、または2階以上の建物等の安全な場所へ避難しましょう。また、雷が発生した際は、鉄筋コンクリート建築の建物や自動車(※)・バス・列車の内部等が比較的安全な空間です。
※オープンカーは不可

洪水の避難時は、長靴は使わないほうがいい? 洪水の避難時は、長靴は使わないほうがいい?

水中を歩いて避難するときは、長靴は中に水が入り、脱げやすく危険なので、運動靴を履くようにしましょう。ひもで締められる運動靴かトレッキングシューズが歩きやすいです。

車が水没したときの脱出方法 車が水没したときの脱出方法

ドアや窓ガラスが開かない状況に備えて、「緊急脱出用ハンマー」を車内の手の届くところに常備しておきましょう。JAFの検証テストでは、ヘッドレスト・小銭を入れたビニール袋・スマートフォン・ビニール傘・車のキーでは、窓ガラスを割ることができなかったという結果が出ています。

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大雨や冠水から身を守る。集中豪雨に備えよう

事前準備天候の変化に注意する

「急に真っ黒な雲が近づいてくる」「雷鳴が聞こえる」「稲光が見える」といった天候の急変は、集中豪雨につながる「発達した積乱雲」が近づいている兆しになります。天気予報での、大雨や洪水の警報・注意報や雷注意報はもちろん、「大気の状態が不安定」「天気の急変」等の表現にも注意しましょう。

発災直後「水のう」を作って浸水を防ぐ

ゴミ袋に半分程度の水を入れれば、土のうの代わりの「水のう」を作ることができます。トイレや風呂場、洗濯機の排水口等から水が噴き出る場合があるので、水のうを置いて逆流を防ぎましょう。また、土を入れたプランターや水を入れたポリタンクをレジャーシートで巻き込み連結することでも止水を行うことができます。

発災直後避難時は、服装と持ち物に注意する

洪水の避難時は、上下が分かれているレインコート等、動きやすい服装を心掛け、軍手やヘルメットを身に着け、長靴ではなく、ひもで締められる運動靴かトレッキングシューズを履くようにしましょう。

発災直後冠水時の道路に注意する

大雨によって氾濫の危険性がある河川や用水路には近づかないようにしましょう。地面より低い道は冠水する危険があるので通らないようにし、また浸水被害を受けやすい地下・半地下から避難することが大切です。ふたが外れたマンホールに転落する危険性があるので、冠水した道路には近づかないようにしましょう。

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