知ってる? 火山噴火から身を守る対策

火山噴火とは

火山噴火とは、火山の火口が開き、地球の地下深部で発生したマグマや火山灰等が地表に噴出する現象のことです。火山の活動の寿命は長いことから、現在休止している火山を含め、過去に噴火記録のある火山や今後噴火する可能性がある火山は、すべて「活火山」と分類されるようになりました。

火山噴火の覚えておくべき5つの特徴

  • 1

    火山噴火が起こると、直径50センチ以上の大きな噴石が落ちてくることがある。

  • 2

    火山噴火では、高温の火山灰や岩魂等が一体となった火砕流が駆け下りてくることがある。

  • 3

    日本の火山は、海溝と呼ばれるプレートの境目にほぼ並行に分布している。

  • 4

    気象庁の「火山噴火予知連絡会」により、火山噴火予知の研究が行われている。

  • 5

    大地震は火山噴火を誘発する可能性があり、数年たってから噴火するケースもある。

意外と知らない火山噴火のこと

火山灰は数百キロメートル先まで飛ぶことがある 火山灰は数百キロメートル先まで飛ぶことがある

火山が噴火すると、噴石と呼ばれる石のほかに、細かい火山灰等が噴出され、数十、数百キロメートル以上も遠くまで飛ぶことがあります。火山灰が降ることを「降灰(こうはい・こうかい)」といい、降灰は周辺に住む人々の社会生活に深刻な影響をおよぼします。

日本の活火山の数は「110」もある! 日本の活火山の数は「110」もある!

2011年6月に、日本の活火山(※)の数は110となりました。また、「火山防災のために監視観測体制の充実などが必要な山」とされた火山は、噴火警戒がとられている阿蘇山をはじめ、日本に50火山もあります。まずは身近にある活火山を知り、防災につなげましょう。
※活火山とは、「概ね過去1万年以内に噴火した火山及び現在活発な噴気活動のある火山」を指します。

火山灰の被害は、飛行機やコンピューターにも! 火山灰の被害は、飛行機やコンピューターにも!

火山灰が飛行機のエンジンや電子機器の吸気口から吸い込まれると、内部に付着し、誤作動や故障を招くことがあります。降灰期間中、家庭では、ガス湯沸かし器やエアコン等、外気にさらされる電化製品は使用せず、火山灰が入らないようにラップフィルムをするなどして、対策を取りましょう。

健康被害をもたらす火山灰 健康被害をもたらす火山灰

火山灰は、呼吸器系への影響、目の症状、皮膚への刺激等、健康にも影響を与えます。鼻やのどの炎症、ぜんそく、目の異物感・かゆみ・充血、皮膚の痛み・腫れ等を防ぐためにも、事前にマスクやゴーグル、タオル、長袖・長ズボン等を身に着けるようにしましょう。

火山灰は水で溶けない? 火山灰は水で溶けない?

火山灰は重く、水に溶けないため、処理が非常に難しいです。鹿児島県の桜島等では、自治体が火山灰用のゴミ袋を用意し、定期的に収集が行われています。火山灰により排水管が詰まり、下水処理施設を傷めるおそれがあるため、排水溝や下水、雨水管に流さないようにしましょう。

important

火山灰から身を守る。火山噴火に備えよう

事前準備身近にある活火山を知る

気象庁では、全国110の活火山の観測・監視の成果を用いて、火山活動の評価を行い、周辺に危険をおよぼすような噴火が予想される場合には、「警戒が必要な範囲」を明示して噴火警報を発表しています。身近にある活火山を知り、また警報に注意することで、火山噴火の防災に役立てましょう。

事前準備降灰に備える

火山灰が降り続き、長期に渡って外出できなくなる場合に備えて、事前に飲用水や保存食を準備しておくと、被災時に役に立ちます。飲用水(1人あたり1日約3リットル)と、家族とペット用の保存食は、最低3日分を目安に準備しておきましょう。また、外気に触れる電化製品には食品用ラップフィルムを貼るなど、事前に対策を取ることで、火山灰からの被害を軽減することができます。

発災直後火山灰から目や呼吸器を守る

火山灰が人の目に入ったり、多量に吸い込んだりすると、健康被害につながるおそれがあるので、降灰がひどいときは外出を控えましょう。呼吸器系や目への影響を避けるため、マスクやゴーグルを着用し、コンタクトレンズの使用は極力控えることが大切です。

発災直後火山灰を処理するときの注意点

屋根に積もった火山灰を濡らし過ぎると、屋根に重さがかかり、家がつぶれる危険があります。火山灰の処理は、屋根に数センチ以上降り積もる前に行いましょう。また、火山灰を排水溝や下水、雨水管に流すと、配水管が詰まり、下水処理施設を痛めてしまうおそれがあるため、適切な処理が必要です。

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