知ってる? 落雷から身を守る対策

雷について

雷は、雲の中で電気が発生し、プラスとマイナスの間に電流が流れたときに発生する現象です。雲と地上の間で放電が発生すると、落雷になります。日本では、2005年~2011年の7年間で900件以上の落雷が発生しており(※)、4月~10月は太平洋側で多く、11月~3月は日本海側で多くなる傾向があります。
※気象官署から報告のあった落雷害の数。

気象庁「落雷害の報告数(2005年~2011年)」をもとに2017年3月作成

雷の覚えておくべき5つの特徴

  • 1

    雷は、強い上昇気流によって、上空高くまで発達した積乱雲で発生する。

  • 2

    もくもくと成長する積乱雲が見えたときは、落雷への注意が必要。

  • 3

    雷鳴が「ゴロゴロ」と聞こえ始めたときは、今いる場所にも落雷する危険がある。

  • 4

    雷が鳴っているときは雨が降ることが多い。

  • 5

    雷雲(発達した積乱雲)が消滅するまでは、落雷のおそれがある。

意外と知らない雷のこと

雷は、落ちる場所を選ばない 雷は、落ちる場所を選ばない

雷は、海や平野、山等、場所を選ばずに落ちますが、グランドやゴルフ場、砂浜等の開けた場所や、山頂のような高い場所等では人に落雷しやすくなります。できるだけ早めに、鉄筋コンクリートの建築物や自動車(※)・バス・列車の内部等、比較的安全な空間へ避難しましょう。
※オープンカーは不可

金属類を外しても意味がない? 金属類を外しても意味がない?

人間の身体は、同じ高さの金属像と同様に落雷を誘引するといわれています。そのため、身に着けている眼鏡や時計、ネックレスといった金属類を外したとしても、落雷を阻止する効果は変わりません。

雷雨のときに傘をさすのは大変危険 雷雨のときに傘をさすのは大変危険

雷は、少しでも高く・細く・突き出た場所に落ちやすい性質があります。傘をさす、頭上に手を伸ばす、またゴルフクラブや釣り竿を高く振りかざすといった行為は大変危険ですので、雷発生時は控えるようにしましょう。

ゴム製品を身に着けてもダメ? ゴム製品を身に着けてもダメ?

ゴム製の長靴やカッパ等の絶縁物を身に着けることは、電気に対して効果があるように見えますが、それらを身に着けていても、落雷する確率に変化はありません。通常は電気を通しにくいゴム製品でも、雷の非常に高い電圧は防ぐことはできないのです。

「ピカッ」と光ってから、「ゴロゴロ」と鳴るまでの間隔が長いからといって、安全ではない 「ピカッ」と光ってから、「ゴロゴロ」と鳴るまでの間隔が長いからといって、安全ではない

雷鳴の音がかすかでも聞こえたら、その場にいつ落雷してもおかしくない状態です。近くに高いものがあると、その物体を通して雷が落ちる傾向がありますので、高い木の近くからは2メートル以上は離れるなど、急いで安全な場所へ避難しましょう。

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雷から身を守る。落雷に備えよう

事前準備落雷から家電製品を守るには

落雷により、室内の家電製品に過度の電流が伝わり、家電製品や電子機器が壊れることがあります。雷発生時に室内にいるときは、家電をコンセントから抜くことで対策をとることができます。また、外出しているときでも、異常高電圧や異常大電流等から機器を保護する「サージプロテクタ」を介してコンセントに接続することで、家電製品を守ることができるといわれています。

事前準備緊急時のために、身を守る「姿勢」を覚えておく

開けた平地等、建物や車の避難場所がないときは、できるだけ姿勢を低くし、両足をそろえてしゃがむようにしましょう。その際は、頭を下げてしゃがみ込み、両手で耳をふさぐようにします。このような姿勢は、野外で雷から身を守るための「雷座り(雷しゃがみ)」といわれています。

発災直後すぐ近くで雷が! とっさに行う身の守り方

落雷の直撃の危険がある場合は、すぐに建築物や車へ避難することが大切ですが、万が一、周辺にそのような空間を探せないときは、電柱等、高い物体のてっぺんを45度以上の角度で見上げる範囲で、その物体から4メートル以上離れたところに避難しましょう。ただし、高い樹木の近くは危険がありますので、木から2メートル以上離れて、落雷の直撃リスクを軽減しましょう。

発災直後屋外で雷に遭ったときは、いち早くリスク回避を

屋外で落雷のリスクを下げるためには、なによりもいち早い行動を心掛けましょう。遠くから雷鳴が聞こえ始めたときに、速やかに避難行動をとることが大切です。音は1秒間に約340メートルも進みますので、稲光を見てから音が聞こえるまでに少し間隔があったとしても、数キロ先では雷が起きている可能性があります。屋外での避難時は、雷鳴後30分たって次の雷鳴が聞こえなくなるまでは、屋外に出ないようにしましょう。

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