知ってる? 台風から身を守る対策

台風とは

台風は、熱帯の海上で発生する低気圧のうち、北西太平洋で発達し、中心付近の最大風速(10分間平均)がおよそ毎秒17メートル以上になったものを指します。1年間に平均して25〜26個発生し、そのうち11〜12個が日本に接近、3個ほどが上陸(※)しており、7月~10月にかけて接近・上陸する数が多くなる傾向があります。台風の暴風や大雨は、風災や水災、土砂災害といった深刻な被害を与えます。
※「上陸」は、台風の中心が北海道、本州、四国、九州の海岸線に達した場合を指します。

気象庁「台風の発生、接近、上陸、経路」をもとに2017年3月作成

台風の覚えておくべき5つの特徴

  • 1

    前線や気圧配置等の状況によって、 台風から離れた場所でも大雨が発生することがある。

  • 2

    台風の進行方向の右側では、台風本体の風と、台風の周りの風が同じ方向に吹くため、風が強くなる。

  • 3

    日本での台風の最多発生は1967年で、年間39個にものぼった(1951年~2016年の年度別発生数)。

  • 4

    2000年から、北西太平洋または南シナ海の領域で発生する台風には、「トカゲ」や「ハト」等、日本語の名前が付けられているものがある。

  • 5

    夏は太平洋高気圧に覆われ、偏西風が弱いため、夏の台風は秋と比べて進み方が遅く、複雑な動きをするものが多い。

気象庁「台風の発生、接近、上陸、経路」をもとに2017年3月作成

意外と知らない台風のこと

「強風域」と「暴風域」、一体なにが違う? 「強風域」と「暴風域」、一体なにが違う?

台風の「強風域」とは、平均風速が毎秒15メートル以上の領域のこと、一方で「暴風域」とは、平均風速が毎秒25メートル以上の領域のことを指します。なお、台風の「大きさ」は強風域の半径で区分しており、500km以上800km未満が大型(大きい)、800km以上が超大型(非常に大きい)となります。

「台風の目」を追いかければ、傘いらず? 「台風の目」を追いかければ、傘いらず?

「台風の目」は、台風の中心付近で風が弱く、雲が少ない部分を指します。しかし、実際に台風の目に入ると「台風が通過した」と勘違いしてしまう危険があります。また、台風の中心が移動すれば再び暴風域に入ることになるため、進路に注意して外出は控え、安全な屋内で過ごしましょう。

台風の雨風は、植物に悪い影響がある? 台風の雨風は、植物に悪い影響がある?

台風によって大量の海水のしぶきが植物にかかると、海水の塩分により、早く葉が枯れ始めることがあります。また、台風により海水が農地に流入すると、作物に被害をおよぼすことがありますが、真水を地下浸透させ、洗い流すことで、土壌中の食塩濃度を低下させることができます。

高速道路での運転時は、「トンネルの出口」に要注意! 高速道路で運転時は、「トンネルの出口」に要注意!

高速道路で車を運転中の場合、トンネルの出口では、トンネル内のほぼ無風状態から風が強く吹く外部へ出るため、ハンドルを大きくとられる危険があります。トンネルの出口に差し掛かったときは、きちんと減速できる準備をしておきましょう。

天気予報で使われる「風の強さ」の違いって? 天気予報で使われる「風の強さ」の違いって?

天気予報の「やや強い風」は、風に向かって歩きにくくなる、傘がさせないほどの風の強さを指します。一方で「非常に強い風」は、何かにつかまるなどしないと転倒する人も出るほどの風の強さを指します。風の強さを判断し、あらかじめ外出しないようにするなど、適切な対応を取りましょう。

important

強風や浸水から身を守る。台風に備えよう

事前準備家の窓ガラスや雨戸を補強する

強風に備えて、家の窓ガラスのひび割れや窓枠のガタつきがないか調べ、窓ガラスにテープを貼るなどして補強しましょう。万が一、窓ガラスが割れたときのためにカーテン等は閉めておきます。雨戸にガタつきやゆるみはないか、家の外壁に亀裂等はないかなども台風の前にチェックしておきましょう。

事前準備家の周りにあるものを移動・固定させる

強風によって飛散する可能性のある植木や置物は、室内へ移動させましょう。室内へ移動できない庭木や塀には、支柱を立てるなどして補強を行います。瓦やトタンは強風で飛ばされると大変危険ですので、ひび・割れ・ずれ・はがれはないかを確認し、事前に修理を行える場合は、必要に応じて修理するようにしましょう。

事前準備床上の浸水対策をする

台風に伴い大雨や洪水が予想される場合は、浸水の被害を防ぐために、家財や家電等は高所もしくは2階に移動させるのが安全です。漏電や感電等を起こす危険があるため、家電等のコンセントは抜いておくようにしましょう。

発災直後車の運転中に台風に遭ったときはスピードを出しすぎない

車のスピードを出すと、横風の空気抵抗が高まり、ハンドルをとられやすくなります。トンネルの出口は、強風が吹く外部へ出るときにハンドルを大きくとられる可能性があり、また、山の谷間に架けられた橋の上や防音壁の切れ目等も風が強く吹くポイントなので、スピードを出しすぎないよう注意しましょう。

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