夏の思い出に、オーシャンビューの1ページを。“年間300泊”のホテル評論家が厳選する、わざわざ車で行きたい海沿いホテル7選

夏の家族旅行にピッタリの、オーシャンビューが綺麗なホテルをご紹介します。海水浴やマリンレジャー、アクティビティ、温泉、観光も楽しめる北海道から沖縄までの7つの宿泊施設を、ホテル評論家の瀧澤信秋さんに厳選いただきました。

こんにちは。ホテル評論家の瀧澤信秋です。

私は1年のうちの多くをホテルで過ごし、宿泊日数は年間300日以上を数えます。そんな数多くのホテルに泊まってきた私でもとりわけテンションが上がるのは、海を一望できるロケーションのホテルです。海を見ながらドライブして、そのまま海が見えるホテルに泊まるなんて最高じゃないですか?

普段車移動をすることも多い私ですが、そんなシチュエーションに出くわすと毎度心躍ります。

そして基本的に、ホテルはゲストにワクワクしてほしいという思いを持っているものですが、海が見える場所にあるホテルは、ゲストのテンションを上げたいという強い思いが特に詰まっているような気がしてなりません。

夏と海とホテル。さらに、海水浴やマリンレジャーも楽しみつつホテルステイができれば、きっと忘れられない夏になることでしょう。

ルネッサンス リゾート オキナワ 景観

今回はそんな「オーシャンビューホテル」の数々を、これから始まる夏に向けて紹介していきます。

「オーシャンビューホテル」は、客室から海が見えるホテルのこと。

中にはプライベートビーチがあったり、施設の一部が海上に作られていたりと、「海が見える」以上に立地の魅力を感じるホテルもあります。

また、サービス満点だったり近隣にレジャー施設があったりと、宿泊施設としての魅力にあふれたホテルも多く、今回はそんな「オーシャンビューだけではない魅力にあふれたホテル」をセレクトしました。

※記事中の写真は各ホテルによる提供画像です

比較的リーズナブルに楽しめるオーシャンビューホテル

まずは、1泊3万円以下でも泊まれる、比較的リーズナブルなオーシャンビューホテルをご紹介します。広いお部屋に泊まったり、遊んだりで何かとお金のかかるファミリー旅にはピッタリです。

【沖縄県北谷町】ホテルステイを大満喫した後は、アメリカンビレッジで外食を。レクー沖縄北谷スパ&リゾート/ベッセルホテルカンパーナ沖縄

レクー沖縄北谷スパ&リゾート」プール
「レクー沖縄北谷スパ&リゾート」プール

まずご紹介するのは、沖縄県の北谷(ちゃたん)町、アメリカンビレッジにある人気ホテル「レクー沖縄北谷スパ&リゾート」「ベッセルホテルカンパーナ沖縄」です。那覇空港から市街を抜けて海沿いの道をひた走ることおよそ40分。沖縄らしさ満点の景色を横目に、ホテルへの道中も心躍らせながらドライブが楽しめます。

どちらのホテルもホテル客室からのオーシャンビューが素晴らしく、さらにホテル内にプールも備えるので南国ムード抜群

たっぷり泳いだ後は大浴場やサウナで癒やしの時間も過ごせます。

「ベッセルホテルカンパーナ沖縄」プール
「ベッセルホテルカンパーナ沖縄」プール

どちらのホテルも1Fにコンビニエンスストアが併設されており、飲み物などを簡単に調達できるところもうれしいポイント。また、エリア全体を楽しむということから、「夕食は街に出て食べてもらいたい」というホテル側の考えもあり、ビジネスホテルのような使い方ができるのも魅力です。

ここで言う「街」、つまり2つのホテルが立地する北谷のアメリカンビレッジは、異国情緒あふれるアメリカンな街並み。海が見えることを大切にするため、電線をはじめインフラの多くが地中化されています。

アメリカンビレッジ
アメリカンビレッジ

観光にもぴったりで、沖縄県産牛や離島牛の焼肉店、沖縄ならではのローカルメニューを提供するダイニングレストラン、スイーツ店、北谷発祥フードのお店など、数多くの飲食店があります。お土産屋さんも多いので、ホテルステイ中に一度は立ち寄りたいエリアです。

「ベッセルホテルカンパーナ沖縄」外観
「ベッセルホテルカンパーナ沖縄」外観

街並みだけでなく、どちらのホテルも外観はビビッドなカラーリングで、見ているだけでワクワクします。街全体が海に面する北谷にあるので、オーシャンビューホテルとしてのポテンシャルも高く、ホテルからほど近いビーチでは泳ぐだけでなく夕日も楽しめます

「レクー沖縄北谷スパ&リゾート」屋上からの夕日
「レクー沖縄北谷スパ&リゾート」屋上からの夕日

あと、リーズナブルなサービス、とは言い切れないのですが、レクー沖縄北谷スパ&リゾート限定で、なんと客室の広さ373.3平方メートル(テラス含む)というダイヤモンドスイートルームが最上階の7階に用意されています。こちらはテラスから海を眺められます。

「レクー沖縄北谷スパ&リゾート」ダイヤモンドスイート
「レクー沖縄北谷スパ&リゾート」ダイヤモンドスイート

メゾネットタイプの特別な客室で、大型のプライベートプールに加えて、プールサイドにはバレルサウナも備わっている豪華さ。

「レクー沖縄北谷スパ&リゾート」ダイヤモンドスイートプール
「レクー沖縄北谷スパ&リゾート」ダイヤモンドスイートプール

プールサイドには大きめのテーブルも設置されており、大人数でくつろぐことも可能。1泊11万円程度~と宿泊額は安くないものの、9名まで利用できる(添い寝の子ども除く/5名以上で宿泊の場合デイベッドを利用)ので、複数家族で泊まれば一層お得にワンランク上の滞在が実現できます

レクー沖縄北谷スパ&リゾート、ベッセルホテルカンパーナ沖縄、両ホテルともにリゾートホテルにしては、ハイコスパに使えるので、何かとお金のかかるファミリー旅行にはぴったり。広く澄み渡るブルーのグラデーションが美しい海を眺め、ゆったりと流れる上質な時間を過ごしてみませんか?


【メモ】レクー沖縄北谷スパ&リゾート


【メモ】ベッセルホテルカンパーナ沖縄

【三重県鳥羽市】温泉、グルメ、おもてなしを「オールインクルーシブ」で。手頃な価格でリゾートを大満喫できる、TAOYA志摩

「TAOYA志摩」外観

大江戸温泉物語といえば、リーズナブルで気軽に利用できる温泉宿というイメージですが、リゾートホテル感のあるブランドとして近年「TAOYA」がその存在感を高めています。施設全体のスペックやサービスの幅も上質な上、手頃な料金設定で滞在できます

特にTAOYA志摩は、前身となる高級リゾートホテルが備えていたハード面の良さという魅力に加え、リブランドにあたってより快適に過ごせるようにハード面やソフト面のクオリティを充実させています。

「TAOYA志摩」ラウンジ
「TAOYA志摩」ラウンジ

TAOYA志摩への道中は、鳥羽市街からパールロードで向かいますが、道路沿いには牡蠣小屋や海産物のお店が軒を連ね、ムード抜群です。

「海のムード」といえば、ホテルでは伊勢湾を望む絶景露天風呂が設置されており、インフィニティ温泉ならではの、海に浮かんでいるような気分が味わえます。

「TAOYA志摩」露天風呂
伊勢湾を望む絶景露天風呂

TAOYA志摩はオールインクルーシブも魅力の一つ。例えばチェックイン後は、ラウンジにセットされたソフトドリンクの他にも、生ビールやハイボールなどのアルコールとおつまみ、ソフトクリームやアイスキャンディーなどをフリーで楽しむことができます。アルコールといえばディナーにもオールインクルーシブならではのお楽しみが。地ビールや地酒、ワインなどがずらりと並び、こちらも追加料金なしで飲めます。

※TAOYA各ホテルによって、提供アイテムは異なります

「TAOYA志摩」ドリンク

大江戸温泉物語と言えばグルメバイキングに定評がありますが、TAOYA志摩では、ライブキッチンでお客さまの目の前で切り分けるローストビーフや揚げたての天ぷら、彩り鮮やかなアミューズなどを、窓の外に広がる鳥羽の海を眺めながら味わうことができます。

「TAOYA志摩」ブッフェ

客室には、冷凍室もついた冷蔵庫やウォーターサーバーが、大浴場前の湯上がりラウンジには生ビールサーバーが。いずれも、もちろん無料で楽しめます。温泉、グルメバイキング、そしてオールインクルーシブのおもてなしを心ゆくまで堪能できる温泉リゾートホテル、という言葉がぴったりのTAOYA志摩です。

志摩スペイン村
ホテルを満喫した後は、スペイン村へ

周辺観光もバッチリで、異国情緒あふれる街並みやアトラクションなどが魅力の「志摩スペイン村」へは車で30分ほど。子どもから大人まで楽しめるアトラクションとエンタメの世界も揃っています。温泉リゾートに加えて、周辺観光も贅沢に楽しみたいですね。


【メモ】TAOYA志摩

  • URL:https://taoya-shima.ooedoonsen.jp/
  • 住所:三重県鳥羽市浦村町白浜1826-1
  • 電話:050-3852-4494
  • 🚙³₃:Google マップ
  • アクセス:名古屋方面から車で約2時間30分/大阪方面から車で約3時間〜3時間30分/京都方面から車で約2時間30〜3時間
  • 周辺スポット:鳥羽展望台・志摩スペイン村「パルケエスパーニャ」・朝熊山頂展望足湯・二見興玉神社

【兵庫県神戸市】自然、庭園、天然温泉。オシャレな港町の「癒やし最前線スポット」神戸みなと温泉 蓮

「神戸みなと温泉 蓮」外観

オシャレな港町・神戸は、ドライブするにも楽しいスポットが点在しています。海側、街中、山側、それぞれに異国ムードを感じられますが、車であれば欲張りな旅行計画も立てられそう。

そんな神戸のベイエリアにある「神戸みなと温泉 蓮」は自然、日本庭園、天然温泉という癒やしワードの詰まった宿です。

こちらのホテルは地下から湧き出る天然温泉が自慢の天然温泉旅館で、“ジャパニーズモダンホテル”のコンセプト通り全室バルコニーを備えた60平方メートル以上のゆったりとした客室は高級感あふれます。

「神戸みなと温泉 蓮」客室

一方で、「天然温泉旅館」の名の通り、地下1,150メートルから湧き出た源泉(神戸みなと温泉)は、湯冷めしにくいことで評判のナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉。美肌効果も期待でき、本格的な温泉ステイが満喫できます

「神戸みなと温泉 蓮」温泉

温泉は本格派で「みんなで選ぶ温泉大賞®」の「旅館・ホテル部門」では2020年度以降3年連続で、東西各一つの宿泊施設のみに与えられる最優秀賞の「西の横綱」に輝いています。また、厚生労働省の温泉利用型健康増進施設に京阪神エリアではじめて認定されており、経済産業省のヘルスツーリズム認証取得など温泉を通じて健康増進を後押しする取り組みも行われています。

「神戸みなと温泉 蓮」ディナーブッフェ

そんな神戸みなと温泉 蓮の自慢の一つがディナーブッフェ。旬の食材、地産食材を使って料理人がダイナミックに目の前で料理するライブ感は迫力満点です。

料理のピックアップや座席からブッフェボードへの移動など、考え抜かれた動線も感動的なすばらしいクオリティーのブッフェ。テーブルの配置や間隔という点でもブッフェのプライベート感は高く、まさに料理も食べ方も思いのままに過ごせます。旅館のおもてなしとホテルライクな快適性のいいとこ取りを実感できるステイになることでしょう。

ポートタワー
ホテル近くにそびえるランドマーク、神戸ポートタワー(画像提供:フェリシモ)

さすが神戸だけあって周辺の観光スポットも盛りだくさん。その一つとして、神戸のランドマークである神戸ポートタワーが挙げられます。ホテルでの快適過ぎる滞在に、注目スポットのアクセントもまた一興でしょう。


【メモ】神戸みなと温泉 蓮

  • URL:https://ren-onsen.jp/
  • 住所:兵庫県神戸市中央区新港町1-1
  • 電話:078-381-7000
  • 🚙³₃:Google マップ
  • アクセス:阪神高速3号神戸線「京橋出入口」から車で約1分/ハーバーハイウェイ「新港出口」から車で約1分
  • 周辺スポット:アトア átoa - 劇場型アクアリウム・フェリシモ チョコレートミュージアム・神戸ポートタワー

【北海道函館市】豪華海鮮ブッフェと津軽海峡夏景色。函館旅の旅情に浸れる、函館湯の川温泉 海と灯/ヒューイットリゾート

「函館湯の川温泉 海と灯/ヒューイットリゾート」外観

湯の川温泉では16年ぶりとなる完全新築施設が「函館湯の川温泉 海と灯/ヒューイットリゾート」。それだけに、周囲からもひときわ輝いて見えます。

函館空港から至近のエリアですが、車であれば函館市街や函館山など函館の見どころをぐるっと満喫してから向かえそうです。

「函館湯の川温泉 海と灯/ヒューイットリゾート」海眺望

湯の川温泉は、古くから温泉地として名高い場所だけに温泉の質が素晴らしいのですが、やはり港町とあって海の眺望も魅力です。全室ではありませんが、オーシャンビューの客室があり、最上階の大浴場「天海」からは津軽海峡が一望できます。「海と灯」というホテル名の通り、夜になれば津軽海峡に浮かぶ月といさり火の灯が函館旅の旅情に浸らせてくれます

「函館湯の川温泉 海と灯/ヒューイットリゾート」ブッフェ
「函館湯の川温泉 海と灯/ヒューイットリゾート」夕食ブッフェイメージ

朝食・夕食ブッフェも最高の一言。そもそも函館はホテル朝食、特にベイエリアホテルのブッフェ朝食のレベルの高さで、全国的にも知られています。こちらのホテルでも「函館はゲストの期待値も高い地」「特にベイエリアのホテルには負けられない」と、開業に際して徹底リサーチをしたそうです。

「函館湯の川温泉 海と灯/ヒューイットリゾート」ブッフェ
「函館湯の川温泉 海と灯/ヒューイットリゾート」朝食ブッフェイメージ

海鮮ブッフェここに極まれり、とも言えるラインアップが並ぶブッフェ。もはやこの朝食ブッフェを食べに行くためだけに函館へ行く価値があるというレベルです。

※料理の写真はイメージとなります。メニュー内容は季節や仕入れの状況により変わります

函館市熱帯植物園
函館市熱帯植物園のお猿さんたち。温泉を満喫した後で同じように温泉を満喫するお猿さんを見るのもまた一興です

函館市熱帯植物園まで徒歩1分という好立地。熱帯植物園といえば温泉露天風呂に入るお猿さんが有名。猿山の温泉期間は例年12月~翌年GWまでなので、見学の際は事前に公式HPをチェックしてください。

ホテルでの温泉や食事を楽しんだら、家族連れで遊びに行くのもおすすめです。


【メモ】函館湯の川温泉 海と灯/ヒューイットリゾート

  • URL:https://hewitt-resort.com/hakodate-yunokawa/
  • 住所:北海道函館市湯川町三丁目9番20号
  • 電話:0138-57-5390
  • 🚙³₃:Google マップ
  • アクセス:函館空港より車で約5分、JR函館駅より車で約12分
  • 周辺スポット:函館市熱帯植物園・函館山ロープウェイ・金森赤レンガ倉庫・五稜郭タワー・天使の聖母 トラピスチヌ修道院

ちょっとお値段は張るけれど素敵なオーシャンビューホテル

宿泊料金はやや高めながら、よりリッチな体験ができるオーシャンビューホテルをご紹介します。「夏休みは少し奮発しよう!」と考えている方にはオススメです。

【長崎県西海市】超穴場。VIP御用達の迎賓館を楽しめる、オリーブベイホテル

「オリーブベイホテル」外観]

長崎県の二大都市、長崎市と佐世保市を行き来するドライブルート(西彼杵《にしそのぎ》半島を経由して国道206号線を利用するルート)をハウステンボスの辺りで西にそれると、西彼杵半島から突き出た美しい眺めが魅力の大島へたどり着きます。

ホテルへ向かう道のりはまさに「風光明媚」という表現がピッタリ。ドライブの時間も楽しく過ごせます。全長1,095メートルの大島大橋を渡って大島に入り、さらに進むと大きな造船所が見えてきますが、造船所の入り口を過ぎたあたりで「オリーブベイホテル」が姿を現します。

「オリーブベイホテル」外観]

周囲の美しい自然と目の前に広がるオリーブ湾が印象的なこちらのホテルは、なんといっても建物やサービスのクオリティがワールドクラス。というのも、世界的建築家である隈研吾氏が設計し、大島造船所で完成した船舶引き渡しのための世界のVIPが集まる迎賓館として誕生したからです。

「オリーブベイホテル」食事]
「オリーブベイホテル」食事。新鮮な魚を活かした彩り豊かな料理が並ぶ

一方で、船舶引き渡しの機会以外の期間は一般客も宿泊できるホテルとして営業するようになったといいます。VIPが集うホテルということで提供する料理もワールドクラス。近海の魚介やご当地和牛、新鮮な野菜といった食材もお墨付きの地だけに、料理を満喫するのもこのホテルを訪れる魅力です。

「オリーブベイホテル」テラス]
「オリーブベイホテル」テラス

長崎県ならではの海産物を活かした料理と、豊かな自然が味わえるこちらのホテル。質の高いラグジュアリーな空間の中で、非日常の時間を感じながらゆったりと過ごすことができます。

「オリーブベイホテル」オリーブ号]

近くにはクルージングボート「オリーブ号」で向かうホテル専用のプライベートビーチもあり、ビーチではBBQが楽しめる大人気のプランも(不定期で開催されているためホテルに要確認)。

「オリーブベイホテル」プライベートビーチ]
「オリーブベイホテル」プライベートビーチ

また、冒頭で紹介した造船所は宿泊者限定で無料見学可能。子どもも大人も楽しめる要素満載のホテルとも言えるでしょう。


【メモ】オリーブベイホテル

  • URL:https://www.olivebayhotel.co.jp/
  • 住所:長崎県西海市大島町1577-8
  • 電話:0959-34-5511
  • 🚙³₃:Google マップ
  • アクセス:福岡ICから車で約127分/佐賀大和ICから車で約112分/長崎バイパス川平ICから車で約85分/佐世保中央ICから車で約53分
  • 周辺スポット:大島大橋・大釜海水浴場・大島造船所

【沖縄県恩納村】青い海に体を預けて。マリンスポーツとアクティビティで一生の思い出が作れる、ルネッサンス リゾート オキナワ

「ルネッサンス リゾート オキナワ」外観]

沖縄をドライブしていて一番心躍るのは、やはり海辺を走るひとときでしょう。那覇から国道を北上し、58号線を気持ちよくドライブした先に見えてくるのが、ビーチを囲むようにそびえる「ルネッサンス リゾート オキナワ」です。全室オーシャンビュー、そしてバルコニー付きとプライベート感を存分に味わえるホテルで、滞在への期待が高まります

「ルネッサンス リゾート オキナワ」景観
「ルネッサンス リゾート オキナワ」ロビー
「ルネッサンス リゾート オキナワ」ロビー

吹き抜けのロビーはリゾート感たっぷり。7つのレストラン、2つのラウンジ&バー、フィットネスジム、タラソテラピーサロンなど、ファミリー向けハイクラスリゾートホテルとしてのポテンシャルが非常に高いホテルです。

「ルネッサンス リゾート オキナワ」バルコニー
「ルネッサンス リゾート オキナワ」バルコニー

そしてマリンアクティビティの充実度も、沖縄でのリゾートホテルステイの大きな魅力。やはりルネッサンスリゾートオキナワにも、60種類以上の豊富なアクティビティが用意されています。ヨットセーリング、シュノーケリングツアー、パラセーリングなどのマリンスポーツをはじめ、ラグーンに暮らすイルカとふれあうドルフィンプログラムも。家族の忘れられない思い出を作ってくれるはずです。

「ルネッサンス リゾート オキナワ」ブッフェ

ホテルのもう一つの大きな魅力がグルメ。ホテルダイニングのオールデイダイニング セイルフィッシュカフェは、沖縄や中国のほか、世界中の料理が提供されます。内装は明るくナチュラルで、まるで海の家のような温かな雰囲気に包まれています。何より、開け放たれた海に面したテラス席はリゾートの特等席。夕風が吹き抜けるなか、極上の料理に舌鼓を打つ時間は言葉で言い表せないほどの満足感があります。

青の洞窟
ホテル近くの「青の洞窟」(画像提供:恩納村観光協会)

ホテルから車を5分ほど走らせると、東シナ海を一望できる真栄田岬(青の洞窟)にたどり着きます。ダイビングとシュノーケルのスポットとして人気なので、沖縄の海を満喫したい方はぜひチェックしてみてください。


【メモ】ルネッサンスリゾートオキナワ

  • URL:https://renaissance-okinawa.com/
  • 住所:沖縄県国頭郡恩納村山田3425-2
  • 電話:098-965-0707
  • 🚙³₃:Google マップ
  • アクセス:那覇空港より車で60分(沖縄自動車道石川ICより10分)
  • 周辺スポット:琉球村・真栄田岬(青の洞窟)・万座毛・やちむんの里

【静岡県伊東市】伊豆のビーチで遊んだ後はここ。朝から晩まで「お腹いっぱい」にしてくれる、風の薫UMI

「風の薫UMI」貸切風呂

伊東市のシーサイドラインである国道135号線沿いには、人気の道の駅やレストランなど魅力的なスポットが多く立ち並びます。そうしたスポットをドライブがてら楽しんだ後、海岸道路で伊東市街を走りきると、高級感溢れる「風の薫UMI」にたどりつきます。

波飛沫が駐車場にかかりそうなほど伊東のビーチラインに近い、正真正銘の「海のホテル」です。こちらは、全室露天風呂付きで、さらに「空いていれば無料」で使える貸切風呂もある贅沢なホテル。初島方面を望む客室もすばらしい眺望です。

「風の薫UMI」客室露天風呂
「風の薫UMI」客室露天風呂

驚くべきは気の利いたサービスのラッシュです。チェックイン手続きをするラウンジでは、チェックイン時のアルコールを含むドリンクサービスをはじめ、滞在中はコーヒーなども無料で楽しめます。

「風の薫UMI」足湯
「風の薫UMI」足湯

ロビーにはエステフィッシュ(皮膚表面の古い角質を食べてくれる魚)、オープンデッキには足湯があります。また、客室にはマッサージチェアも完備されているだけでなく、自撮り棒まで。なんともサービス満点のホテルです。

風の薫での滞在は「お腹いっぱいステイ」でもあります。夕食時はしっかりとボリュームのあるコースに加えて、ソフトドリンクから各種アルコールまでおかわり自由。飲み過ぎ食べ過ぎ必至の夕食ですが、22時からはなんと夜食も無料提供。そして伊東の朝、お腹いっぱいで迎える朝食もまたいいものです。

オレンジビーチ
海水浴が楽しめるオレンジビーチ

伊東の海水浴場として知られるオレンジビーチへは車で5分と至近なのもうれしいポイントです。


【メモ】風の薫UMI

  • URL:https://www.kazenokaori.jp/
  • 住所:静岡県伊東市新井2-7-1
  • 電話:0120-759-337
  • 🚙³₃:Google マップ
  • アクセス:都内から東名高速経由で2時間半
  • 周辺スポット:道の駅伊東マリンタウン・小室山リッジウォーク・伊豆ぐらんぱる公園

最繁忙期でも大丈夫? オーシャンビューホテルの予約を「賢く取る」コツ

夏休みはホテルにとっても繁忙期で、人気のホテルになれば早々に予約が殺到します。宿泊予定日の1ヵ前で既に満室近い、ということもよくありますよね。さらに、どのホテルも繁忙期は宿泊料金を高めに設定しているので、予約の取り方にも予算にも気を使うことでしょう。

ホテル予約するときの大原則は、やはり最繁忙日を避けることです。お盆休みの期間を外し、7月の終わりや8月の終わりごろを狙ってみると、意外とリーズナブルな宿泊料金で予約できるケースが増えます。

それでも、どうしても最繁忙期に予約しなければならない……というパターンもあるでしょう。そんな時は、オリーブベイホテルのように、「人気の観光地に立地していない」「有名ではないものの宿泊者から高い評価を得ている」といった条件で調べると、意外に空室が見つけられるものです。

また、これは予約を取るテクニックではありませんが、オーシャンビューホテルでも客室の向きによって眺望が異なることもありますので、「こんな眺めが見たい」という希望があれば予約時に確認するのも大切です。

賢く予約を勝ち取って、夏の思い出を作りに日本各地のオーシャンビューホテルへドライブがてら出かけましょう!

車で夏を楽しもう

伊豆の穴場ドライブスポット

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道の駅

子連れファミリーにおすすめのキャンプ場20選! プロが全国で旅した300ヵ所以上の中から厳選


瀧澤信秋

著者:瀧澤信秋

ホテル評論家。ジャーナリストとして国内ホテルを対象に利用者目線やコストパフォーマンスを重視する現場取材を徹底する一方、宿泊業態に特化した評論家としての忌憚なき批評、わかりやすい解説には定評がある。テレビやラジオ、雑誌、新聞などメディアでの存在感も際立ち、中でもTBSの人気番組『マツコの知らない世界』へは計6回出演。

編集:はてな編集部