東京で車は必要ないと思っていたけれど、心の底から買ってよかった。エンジニアお父さんが車購入を決めた理由

東京で車は必要? 維持費なども考え、「都内で車はいらない」という結論を出す人も多いかもしれません。しかし、子ども2人を育てる白山文彦さんは「車を買ってよかった!」といいます。

こんにちは。白山と申します。職業はソフトウェアエンジニアです。

30代後半で、同年代の妻と5歳と9歳の子どもの4人で東京23区内に暮らしています。

お出かけというと、一般的には前々から予定を立てた上で行う特別なイベントかもしれませんが、我が家ではむしろ学校行事や通院などの特別な事情がない限り、毎週末必ず家族や友人と車に乗って首都圏近郊のいろんな場所に出かけています。

車で「ふなばし三番瀬海浜公園」へ出かけたときの、娘との1枚

車で「ふなばし三番瀬海浜公園」へ出かけたときの、娘との1枚

首都圏、特に23区内に住んでいると、車を所有しなくても便利に生きていくことは十分可能です。

事実、我が家は駅から徒歩5分以内で何不自由なく生活しており、数年前までは車を持つことを全く考えていませんでした。端的に言うと、掛けたコストに見合うリターンを得られるイメージがつかめなかったのです。

もし遠出をしたいのであれば昔からレンタカーがありますし、最近ではカーシェアが増えてきたこともあって、車を借りるためのハードルは随分下がりました。

しかしこれがもし車を購入して維持するとなると、車両本体はもちろんのこと、月々の駐車場代、ガソリン代、保険料、車検への積み立て等々……率直に言って、毎月5万円ずつタクシーに乗っても、まだ自家用車の方が高いでしょう。

ところが、いざ東京で車を所有してみると、このような単純な計算・比較方法がそもそもまったくの見当違いであることに気付かされました。

家族の車、それは単なる移動手段に留まらず、家族の生活スタイルそのものを変えてしまうほど大きな存在だったのです。車を手に入れたことで我が家の行動範囲は無限に広がり、机上の損得勘定では計り知れない自由を手に入れることができました。

アメリカ時代の1枚

アメリカ時代の1枚

転機となったのは仕事で3年ほどアメリカに滞在したことです。アメリカもごく一部の都市部を除いて完全に車社会であるため、滞在中は妻と僕でそれぞれ1台ずつ車を所有することになりました。

当初は何をするにもどこへ行くにも車に乗らざるを得ないことを煩わしく感じていましたが、次第に便利な面にも気づくように。週末に近所の山へ出かけたり、海沿いの道を走って水族館に出かけたりしているうちに、「家族みんなで外出して、自然に触れることは貴重な経験なのではないか」と感じるようになり、帰国後、居ても立っても居られず車を導入することになりました。

我が家の愛車

車を買って、自由を手に入れた

僕が自家用車を手に入れてよかったと感じるポイントは、大きくは「自由」「家族だけの特別な空間」という2点でしょうか。

【自由】

マイカーが与えてくれるのは、思い立った時にいつでも出かけることができるという圧倒的な気軽さと、それが確実にできる心理的安全性です

あらかじめ外出の予定を決めていなくても「天気予報に反して今日は快晴だな。よし、急遽お弁当を持ってピクニックに出掛けよう!」という具合にいつでもどこでも出かけることができます。

川を眺める娘たち

この自由はタクシーでは代替することができません。タクシーは、例えば「大雨なので子どもの保育園まで往復しよう」だとか、「電車の便が悪い場所にある病院に通院しよう」だとか、明確な目的を持って利用するものです。「天気が良いのでとりあえず山の方へ走らせてくれ!」などといった使い方をする人は相当稀でしょう。

ではカーシェアはどうでしょうか? 確かに、カーシェアはタクシーやレンタカーに比して、相対的に気楽に利用できることは事実です。

しかしながら、カーシェアを利用したことのある方なら誰でも一度ぐらいは、自分が使いたい時に限って近所のステーションでは車両が全て借りられてしまっていたり、狙ったタイプの車種が空いてなかったり、といった経験をしたことがあるのではないでしょうか?

みんなが出かけたくなる行楽シーズンなどはなおのことです。確かにカーシェアはアプリを使って事前予約をすることも可能ですが、それはもうレンタカーとほとんど同じであり、「思い立ってすぐ遠出」という自由とはかけ離れています。

【家族だけの特別な空間】

家族の車がタクシーやカーシェアで決して代替できない点がもうひとつあります。それは各家庭に合わせたインクリメンタル(漸進的)な改善です。

カーシェアでは車を借りるたびに毎回リセットですが、マイカーは家族の趣向や要望に応じて少しずつ改善を積み重ねていくことができます。例えば、我が家の子どもたちは海が大好きなのですが、お出かけを重ねるにしたがって常備される荷物が増えていきました。ちなみに、現在では行動様式にあわせてこのように最適化されています。

  • 子どもたちの水着と着替え
  • 家族全員のマリンシューズ
  • バスタオルと着替え
  • レジャーシートやテント
  • ひざ掛けや毛布
  • 双眼鏡 等々
我が家では車のトランクに各種アイテムを積みっぱなしにしています
我が家では車のトランクに各種アイテムを積みっぱなしにしています
我が家では車のトランクに各種アイテムを積みっぱなしにしています(左が下段、右が上段)

今となっては、この荷物をお出かけのたびに毎回全て担いでタクシーやカーシェアに乗ることはほとんど非現実的ですし、自家用車だからこそ「ほとんど使わないけれど、あるとたまに最高に役立つもの」を何の気兼ねなしにいくらでも積んでおくことが可能です。

最終的に、マイカーは移動可能な我が家の部屋のひとつとなっており、家族や友人と過ごす大切なプライベート空間であり続けています。

このように、我が家では車はすっかり生活の一部となりました。特に、5歳と9歳の子どもたちにとって、もはや車のない週末は考えられません。2人とも、毎週のお出かけを本当に楽しみにしています。

子育ての先輩たちによると、子どもが親と一緒に出かけてくれるのはせいぜい小学校高学年くらいまで。我が家も、もしかしたらあと数年間かもしれません。

たしかに車はお金がかかりますが、子どもが小さいうちにしかできない貴重な体験を買うと思えば、悪くない投資だと僕は考えています

プールで遊ぶ2人の娘たち

車でどこ行こう? 我が家のお出かけ紹介

さらに具体的に、我が家でどんなふうに車生活を楽しんでいるか紹介しましょう。

車を使うのは主に以下のシーンです。

  1. あらかじめ計画済みの中長距離のお出かけ
    事前に計画を立て、片道2~3時間以上かけて移動するような中長距離の外出、その季節ならではのレジャーなど
  2. 思いつきの気軽なお出かけ
    お出かけの数日前か、ひょっとしたら当日に思いつきで出発するようなお出かけ。前々から予定を立てるほどではないが、たまたまテレビや雑誌で見たり友達から聞いたりして行きたくなった場所
  3. 送り迎え等
    文字通り、子どもたちの保育園や学童、あるいは習い事への送り迎え

1. あらかじめ計画済みの中長距離のお出かけ

我が家の子どもたちは海や川が大好きなので、夏は奥多摩や房総丘陵の渓谷地、三浦半島や房総半島の海水浴場に出かけることが多いです。また、ハイキングやトレッキングも大好きなので、春や秋は高尾山や鋸山、それから筑波山などにも山登りを楽しみに行きます。

友人家族と高尾山へ出かけたときの写真

友人家族と高尾山へ出かけたときの写真。自家用車を手に入れてから、こうして2家族で出かけることも増えました

レンタカーやカーシェアを事前に予約することで同じことができますが、自家用車ならではの利点はなんといっても自由である点です。

レンタカーやカーシェアの場合、宿泊のために2~3日連続で借りるには、かなり前から段取りをしておく必要がありますし、費用もそこそこかかります。

自家用車なら何の気兼ねもなく思いつきで宿泊したり、滞在を延ばしたり、逆に早めに切り上げたり、柔軟に行動できます。

長距離移動の最難関「子どもが飽きてしまう問題」はこうして解決

ところで、小さい子どもがいる家族連れが車で長距離移動する際に問題となるのは、何といっても子どもたちが道中飽きてグズり始めることでしょう

もちろん我が家も例外ではありませんが、ここでもマイカーならではのインクリメンタルな改善が効いてきます。

我が家は車両購入時の強い希望として車にリアモニター(後席モニター)を付けました。中長距離のお出かけをする際には、必ずブルーレイを2~3枚ピックアップして車のダッシュボードに入れておくようにしています。

リアモニター

と、ここまでは普通なのですが、我が家はカーナビにHDMI入力できるよう、端子を後付けしてもらいました。カー用品店で合計12,100円でした(アダプタ本体3,300円+工賃8,800円)。

ディスプレイオーディオシステムに「HDMI入力端子」を後付け

HDMI入力端子。タブレットやスマホに保存した動画配信サービスのダウンロード動画もリアモニターに投影できます(端末に応じたHDMI変換ケーブルが必要です)。出かける前に子どもたちに好きな動画をダウンロードさせておけば、もし仮に見るべきブルーレイが尽きようとも時間つぶしに事欠きません

さらに、シガーソケットに高ワット出力のUSBポート(「カーチャージャー」で検索すると出てくるもの)を設けて電源を取り、手持ちのモバイルWi-Fiルーターと組み合わせることで、ストリーミングメディアプレーヤー*1すら利用できる環境を整えています。そうすると、事前にダウンロードしておかなくても、その場で動画再生することも可能です。

シガーソケットから電源を取り、FireTV Stickを接続

子どもたち2人がそれぞれ好きなことをできるように、運転席と助手席それぞれの後ろにも画面を設置。これほどの車内エンターテインメント環境は、レンタカーやカーシェアでは到底実現不可能です
子どもたち2人がそれぞれ好きなことをできるように、運転席と助手席それぞれの後ろにも画面を設置。これほどの車内エンターテインメント環境は、レンタカーやカーシェアでは到底実現不可能です
子どもたち2人がそれぞれ好きなことをできるように、運転席と助手席それぞれの後ろにも汎用マウンターを設置。タブレットやゲーム機を直接固定できます。これほどの車内エンターテインメント環境は、レンタカーやカーシェアでは到底実現不可能です

エンタメ環境を整備したおかげで、いまや子どもたちにとって長時間の移動はまったく苦ではなくなり、むしろ移動時間を映画館にいるかのように楽しめるようになりました。

折しも2022年の夏は全国的に旅行が解禁される流れだったこともあり、我が家は夏休みに東京の自宅から四国にある僕の実家まで片道1泊2日のロードトリップをしたのですが、のべ15時間以上の移動にもかかわらず、子どもたちは一言の文句もなく道中を楽しんでいました

車にはいざという時のための携帯用トイレやおむつを積んでおくこともできるため、これほどの長距離移動でも安心して旅をすることができます。

2. 思いつきの気軽なお出かけ

主に家から1時間ちょっとくらいの気軽なお出かけを指していて、まさにマイカーの機動力が生きてくるケースです。

葛飾区の水元公園、足立区の舎人公園、江戸川区の葛西臨海公園など、東京23区にも比較的大規模で緑豊かな公園はたくさんあります。

我が家の近所には猫の額のような大きさの公園しかありませんが、こういった広い公園は遊具も豊富だし、ボール遊びやバドミントンをするにしても十分なスペースがあるので、ちょっとしたお出かけでも子どもたちの満足度が違います。

大森ふるさとの浜辺公園へ出かけたときの1枚

大森ふるさとの浜辺公園に出かけたときの1枚

海を求めて出かけるにしても、2時間かけて三浦半島や房総半島まで行かずとも、千葉市の稲毛海浜公園や船橋市の三番瀬海浜公園など、海水浴や潮干狩りができるレジャースポットは案外近場にも数多く存在しています。

こういった場所の多くは、電車やバスでは行きづらいか、荷物をたくさん抱えて移動したり、かといってレンタカーを借りたり、「そこまでの労力をかけて行くほどではない」規模感であることが多く、裏を返せば、車で気軽に行けるなら非常にコスパの良い遊び場であるといえます。

夏の時期、特に予定のない週末はとりあえずふなばし三番瀬海浜公園に出かけて水遊びをしています

夏の時期、特に予定のない週末はとりあえずふなばし三番瀬海浜公園に出かけて水遊びをしています

前述のとおり、我が家の車には、これまでの経験から培った「お出かけに必要な道具」が全てそのまま積んであるので、山だろうが海だろうが公園だろうが、思い立ったが吉日とばかりにすぐ車に飛び乗って出発できる体制が整っています。

我が家ではこの気軽に行けるお出かけ先リストを作っており、パパ友や同僚と雑談をするたびに最近どこに出かけているか質問して追記したり、図書館や旅行雑誌で面白そうな場所を見つけるたびにリストを編集したり、いまでは膨大なお出かけ情報が蓄積されています。特に予定のない週末は、ここから気が向いた場所をピックアップして出かけるようにしています。


あくまでイメージ程度ですが、本記事で言及したスポットをマップにしてみました。このように気になったスポットをマップ上にメモしておいて、我が家だけのお出かけリストを作成しています

3. 送り迎え等

普段は自転車や徒歩で行っているような近所でも、やはり暴風雨のときは車が大活躍します。

これまで挙げた用途の中で一番タクシーやカーシェアで代替しやすいものだと思いますが、雨の日はタクシーが捕まりにくくなりますし、保育園のお迎えは時間に遅れるとトラブルになるため、やはり使いたい時に使えることが保証されているマイカーは安心感が違います。

トランクには普段から大型ビニール傘2本と折りたたみ傘3本を常備しているため、急なお迎えでも出先でのゲリラ豪雨でも困ることがありません。この辺りも自家用車のメリットだと思います。

車を導入する際に参考にしてほしいTips

最後に、我が家の「車選び」「購入方法」「コスト」を紹介します。実際に車を導入してみたいと思う方は参考にしてみてください。

車選び

車はいわゆるファミリーカーを中心に検討しました。検討はかなり難航したのですが、時々車で遊びに連れて行ってくれる義両親や仲の良いパパ友がいずれも7~8人乗りミニバンに乗っており、最終的には「大は小を兼ねる」の論法でMサイズミニバンを購入しました。このサイズだと、家族だけでなく、友人やその家族も連れて出かけることが可能です。

購入時のオプションとしては、友人の車に乗っていて非常に便利だった経験から、オートスライドドアとリアモニターだけは必須で付けることにしました。

車両購入方法

車の維持やメンテナンスに関しては完全に素人なので、当たり外れのある中古車よりは安心感のある新車を当初は検討していました。

ところが、どのディーラーへ行っても現実的な必要最低限のオプションを追加していくだけで、乗り出し価格が車体価格より平気で100〜200万円高くなることも珍しくありません。

新車では予算オーバーになってしまったので、我が家では展示・試乗車(いわゆる新古車)を購入することにしました。

我が家では展示・試乗車を購入しました

各自動車メーカーは公式の中古車販売部門を持っていることが多く、ディーラーで展示車・試乗車として使われている車を半年〜1年落ち、走行距離3,000kmぐらいで新古車として販売しています。

展示・試乗車は一般的な家庭がよく選ぶグレードやオプションがそのまま全部入りで販売されていることが多いので、我が家で付けたいオプションが全て入った新古車を探すのは非常に簡単でした。

しかも新古車は、販売店によっては新車扱いとなり正規ディーラーでメンテナンスを受けられるように取り計らってくれることもあり、我が家もこれで新車として法定点検を受けています。結果的には、新車に希望するオプションを付けた場合のおよそ半額で購入することができました。

コスト

車両以外の最大の懸念点は、やはり駐車場と自動車保険などの維持費です。

駐車場

まず、維持費以前に我が家は駐車場探しに非常に難航しました。一般財団法人 自動車検査登録情報協会の統計データによると、東京都は人口あたりの自動車普及率が全都道府県で最も低く、また現在進行形で減少トレンドであることから、当初は駐車場はすぐに見つかるだろうと楽観視していましたが、自宅から半径1kmまで範囲を広げてもMサイズミニバンを駐車でき、かつ車庫証明を取得できる駐車場はまったく見つかりませんでした。

我が家では車両の購入に先立って、地域の駐車場を手広く扱っている業者に駐車場探しを依頼しつつ、並行してマンションの管理組合に駐車場の空きについて問い合わせました。幸運なことに、マンションの駐車場を契約できることになりましたが、僕の実家(四国)ならばアパート1部屋を借りられるほどの料金を毎月払っています。

これは経験に基づく個人的な意見ですが、駐車場は住まいから徒歩0分という点に圧倒的な価値があります。仮に50mでも離れていると、雨に濡れてしまうし荷物は運びづらいし、利便性は半減してしまいます。

その点、マンションの駐車場は理想的です。この貴重な数年間だけ、子どもたちの体験に投資するつもりで予算を計上することにしました。

自動車保険

自動車保険選びもなかなか迷うところだと思います。

我が家はあらかじめ知人友人やインターネット経由で情報を収集し、自分たちの優先したい部分と妥協できる部分をリストアップして候補を絞っていきました。我が家の場合、

  • 実際に事故に遭った場合の安心感が最優先
  • 小さなトラブルでも弁護士に介入してもらえる
  • 車両保険も追加

あたりから候補を探し、最終的に友人の実際の事故対応の体験談や、事故対応にあたる弁護士の口コミツイートに至るまで入念に検討して決定しました。

とにかく金額を低く抑えることだけを目的にして商品を選ぶこともできたのですが、「安心」を最優先に選択しました。

車はこの数年で最も価値のある買い物だった

当初、「車が欲しい」と強く主張したのは僕だけだったので、家族みんながマイカーライフを満喫してくれるかどうかは未知数でした。

しかし1年たち、最終的な家族の評価は全会一致で「この数年で最も価値のある買い物だった」という最大級の賛辞でした。子どもたちも「電車では行けないところに行ける!」「いっぱい友だちを呼んでも一緒に遊べる!」といった感想を持ってくれているようです。

蓼科にあるおしどり隠しの滝

蓼科にあるおしどり隠しの滝

車を買う前からそれなりにお出かけしているつもりの我が家でしたが、車を買ってからは月に8日休日があれば8ヵ所に出かけることもめずらしくない、アクティブな家族に生まれ変わりました。

車を買って、我が家のQoL(クオリティ・オブ・ライフ)は爆上がりしました。それは「移動1回あたりいくら」というような単純なそろばんでは計算することができない自由と、まったく新しいアクティブな生活スタイルをもたらしてくれました。

テレビや雑誌で美しい自然、美味しそうなお店、楽しそうなレジャースポットを見つけるたびにそれをメモし、電車やバスの乗り継ぎや重い荷物について何も気にせず気軽に出かけられるようになりました。

しまなみ海道の大三島にある名もなきビーチで遊ぶ娘たち

しまなみ海道の大三島にある名もなきビーチで遊ぶ娘たち

何もない週末でも、車で30分の大きな公園の芝生の上にテントを張って子どもたちと寝転がってサンドイッチを食べているだけで特別な時間になります。どんなに毎週出かけて疲れても、子どもたちが毎回「楽しかったね。また来週も出かけようね」と笑顔で応えてくれると、また何度でもお出かけを計画する活力が湧いてきます。

子どもたちが親と一緒に毎週末車で出かけてくれるのなんて、後になって振り返るときっとわずか4~5年でしょう。その間に一生分の家族の思い出を作るべく、今日も週末の計画を立てるのでした。

白山文彦

著者:白山文彦

ソフトウェアエンジニア、2女の父、博士課程。

編集:はてな編集部

*1:インターネット動画をテレビなどに出力する機器