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季節のそなえ

2019.04.25

【GW前に知っておきたい】海外旅行トラブルを回避するには?

季節のそなえ

2019.04.25

【GW前に知っておきたい】海外旅行トラブルを回避するには?

旅行中に強盗やスリ、置き引きの被害にあった……など、海外で日本人がトラブルに巻き込まれることは昔から多くあります。では、どうすれば被害を防げるのでしょうか。今回は、海外旅行で起きたトラブルの実例から、対策やチェックポイントをご紹介します。


ホテルの部屋も「絶対に安全」ではない

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ケース1:ホテルのスタッフだと思ってドアを開けたら……
ホテルにチェックインしたAさん。部屋に入るとすぐにドアをノックされた。ホテルのスタッフと思い、ドアを少し開けて「何ですか?」と尋ねようとした途端、強盗に強引に部屋に押し入られ、現金などを強奪された。(引用元:外務省「海外邦人事件簿」)

まず相手を確認して、開けるときはドアチェーンをかける
ホテルのドアをノックする相手といえば、旅行の同行者とホテルスタッフくらいだと考えがちです。しかし「こちらが呼んでいないのに来る」場合は、まず怪しいと思うようにしましょう。
のぞき穴で様子を確認するのも良いですが、不審者がホテルスタッフ風に変装しているケースもありますから、フロントに内線などで確認するとより安心です。いざドアを開ける際も、まずはドアチェーンをかけたまま、少しだけ開けるようにしましょう。

鍵は壊されることも。貴重品の扱いは慎重に
ホテルで外出中の部屋に侵入され、部屋に置いておいたものを盗難されるというのもよくあるトラブルです。ドアの鍵はもちろん、スーツケースや金庫の鍵をきちんとかけておいたとしても、壊されたり、合鍵を使われたりした上で盗まれるケースが見られます。ホテルのフロントにある貴重品ボックスを利用するか、ホテル自体が不安な場合は自ら管理することも考えましょう。

街頭などでの盗難・強盗手口は多種多様

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ケース2:路上でのトラブルに気を取られていたら……
ソフトクリームを食べながら歩いてきた人がぶつかってきて、服にクリームがついた。その人は親切を装ってふき取ってくれたが、 後で気がつくとポケットから財布がすられていた。(引用元:外務省「海外安全虎の巻2019」)

いつどんな時でも、貴重品は目と手の届くところに
ケース2のように、路上や街頭などでの盗難(スリ・置き引き)・強盗手口は実に多種多様です。他にも、以下のような事例が挙げられます。

・道に迷っている様子で地図などを広げて持ち物を隠され、その間にすられた
・人混みや電車、エスカレーターなどでよろけたふりをされて接触され、いつのまにかすられていた
・大きな荷物を足元などに置いて手続きなどをしている間に置き引きされた
・電車やエレベーターのドアが開閉する瞬間に荷物を奪われ、すぐに扉がしまって逃げられた

自分の想定しきれない手口があるものと考えて、いつでも貴重品は肌身離さず持ち歩くようにしましょう。大きな荷物の場合は、常に体に触れるように持ち、持ち去られそうになったらすぐに気付くようにします。最近はスマートフォンなどの盗難・強盗も増えていますから、人目につく場所で不用意に取り出さないこともポイントです。

接触されたり、注意をそらされたりしたらまずは貴重品の確認を
自分の想定しきれない手口があるということは、どんなに気をつけていても被害に遭う可能性があるということ。気が付いた時には貴重品がなくなっていた……となると、その後の対応も限られてしまいます。もし、知らない人に接触されたり、一瞬でも気をそらされたりするようなことがあった場合は、すぐに貴重品の無事を確認するようにしましょう。

富裕層の多い場所は狙われやすい場所でもある
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犯罪被害にあうのは治安の悪いエリアだと考えがちですが、例えば高級レストランでも持ち物の置き引きなどが発生しています。富裕層が集まる場所は貴重品も高価なものが多いですから、かえって狙われてしまうこともあるのです。まずはどんな場所にいても、気を抜かずにいることが重要です。

被害にあったら「抵抗せず・警察に届けを出し・受診する」

抵抗すると被害が拡大してしまうことも
海外に限ったことではありませんが、強盗などの場合、逃げたり貴重品を取り戻そうとして抵抗すると、ケガを負わされたりして被害が拡大してしまうこともあります。犯人が立ち去るまでは、いたずらに抵抗しないようにすることも重要です。

現地の警察に被害届を出し「ポリスレポート(被害届の受理証)」を受け取る
盗難などの被害を受けたのが明らかな場合はもちろん、「犯罪被害かわからないが貴重品を紛失してしまった」という場合も、現地の警察に届け出て「ポリスレポート(被害届の受理証)」を受け取りましょう。
これは、警察に落とし物として届けられたりするのを待つためではありません。受理書はパスポートの発給申請や、旅行保険の保険金請求に必要になります。取り戻すのをあきらめた場合でも、必ず届けを出すようにしましょう。

パスポートやカードはいつでも発給や停止の手続きができるように連絡先を控えて
盗難されたクレジットカードを不正使用され、覚えのない多額の請求が……といったケースも少なくありません。貴重品が盗難された時は、悪用される前に無効手続きができるよう、下記を参考に各所の連絡先を控えておくようにしましょう。メモごと盗難された場合を考えて、複数のかばんやポケットに入れておくと安心です。

●パスポート……最寄りの日本国大使館・総領事館
●航空券……購入先の旅行会社・航空会社
●各種カード類……カード発行会社
●海外旅行保険に加入している保険会社
(引用元:外務省「海外安全虎の巻2019」)

軽症と思われる場合でも必ず病院で診察を!
暴力を受けるなどの被害があった場合、その場では痛みなどがなかったり、軽症に見えたりしても、後々症状が出るといったケースがあります。「帰国してから」と安易に考えず、現地の病院で早めに診察を受けておくようにしましょう。

観光中や同行者と楽しく盛り上がっているときなど、旅行中はつい気が緩んでしまう瞬間があるものです。被害に遭わないように、そして万が一の時にも被害を最小限にとどめられるように、しっかりとトラブルに備えて海外旅行に臨みたいところです。

参考:
外務省「海外邦人事件簿」
https://www.anzen.mofa.go.jp/jikenbo/jiken_index.html

外務省「海外安全虎の巻2019」
https://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pdf/toranomaki.pdf

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