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季節のそなえ

2018.10.11

【子供だけではありません!】大人が注意したい運動会でのケガ

季節のそなえ

2018.10.11

【子供だけではありません!】大人が注意したい運動会でのケガ

運動会シーズンになると「お子さんにいいところを見せようと張り切って走ったお父さんが、派手に転倒!」といったアクシデントをよく耳にします。すり傷程度で済めばまだしも、万が一骨折等をしてしまったとなると日常生活にも影響が……。今回は、運動会における大人のケガの事例、およびその原因と対策についてご紹介します。


大人は「転倒」でケガをしやすい

足がもつれて、勢い余って……さまざまな理由で転倒してしまう
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マイナビニュースが、子供の運動会に参加した経験を持つ302名に実施したアンケート調査「自身が運動会に参加した際のけが」によると、運動会には次のような「大人のケガ」の事例が見られます。

<リレー>
・「地区対抗の保護者と子供の混合リレーで、左コーナーで足を滑らせ転倒し、とっさに受け身をとって右半身から地面に倒れこみ、足に擦過傷、右腕に打撲傷を負った」(50歳男性/設計/建築・土木関連技術職)
・「保護者対抗リレーで走っている時に足がもつれて転び膝と肘を擦りむいた」(38歳男性/建設・土木/建築・土木関連技術職)
・「リレーで転んでしまい、翌日の通勤はタクシーで」(49歳女性/不動産/営業関連)

<障害物競走>
・「障害物競走で網をくぐり抜ける時に膝を擦りむきました」(56歳男性/商品取引/営業関連)
・「保護者対抗障害物リレーのネットをくぐり抜けて少ししたら、足がもつれてそのまま顔面から転んだ」(50歳男性/鉱業・金属製品・鉄鋼/技能工・運輸・設備関連)
・「障害物競走で途中まで走って転んで打撲とねんざをした」(45歳男性/サービス/専門サービス関連)

<徒競走>
・「カーブ途中とゴール手前で2度おもいっきり転んだ。ゴール手前では転びながらゴールした。恥ずかしかった」(42歳男性/コンピューター機器/IT関連技術職)
・「100m走でゴール直前に転倒して腕を擦りむいた」(60歳以上男性/その他/その他)

<つな引き>
・「綱を引こうとして踏ん張った時に、(腰を)ギクッとやってしまった」(47歳男性/輸送用機器/事務・企画・経営関連)
・「綱引きで勢い余って転倒し足首を骨折しました」(49歳男性/その他/技能工・運輸・設備関連)

そもそも走る競技が多いこともありますが、やはり圧倒的に目立つのは“転倒”によるケガ。運動会での大人の転倒は、なぜ起こりやすいのでしょうか。

筋力・バランス能力の他、特に足首を中心とする柔軟性の低下が原因に

現代の生活では足首が硬くなりやすい
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足首に柔軟性がない、つまり硬い状態だと、つまづいたり転んだりしやすくなります。特に現代の生活は、和式便座で足首を曲げたり、正座で足首を伸ばすといった足首の柔軟性を培う機会が減り、足首が硬くなりやすいといわれているのです。また、年齢とともに筋力や、バランスよく体全体を動かす能力も落ちてきて、いわゆる「体がついてこない」ために転んでしまうケースも増えてきます。

大人がケガをしないためには日頃の運動習慣が大事
運動会でケガをするのは仕方がない……というわけではありません。確かに「運動会直前の付け焼刃でもケガをせずに済む」ような都合のいいトレーニング法はありませんが、あらかじめ柔軟性や筋力、バランス能力を意識した運動習慣を身につけていれば、ケガのリスクをグンと減らすことができます。
次に、柔軟性、筋力、バランス能力をつけるために習慣づけたい運動をご紹介します。

子供と一緒に!運動会に備える準備運動

足回りのストレッチ方法をチェック
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足首を柔らかくするには、つま先立ちでしゃがんで膝を開く、相撲の「蹲踞(そんきょ)」の姿勢を真似てみるのがおすすめ。バランス能力のトレーニングにもなります。また、四股を踏む動作は筋力トレーニングになりますから、慣れてきたら一緒にやってみましょう。
足全体の柔軟性も大事です。「股関節回し」は、サッカーの準備運動などでよく見られる「腿(もも)を上げ、前から後ろ/後ろから前へ水平に回しながら軽く走る」動きのことです。「船こぎ」はお子さんと向かい合って軽く足を開きながら座り、両手を取ってボートを漕ぐように押したり引いたりします。「開脚」は膝を曲げ左右の足裏どうしを合わせて座り、膝を床に向かって押します。そのまま、上体を倒す動きにも挑戦してみましょう。ただし、膝を押すのも上体を倒すのも、無理は禁物です。

おしり歩きやかかと上げで筋力をつける
転倒しないための筋力づくりには、両足を揃えて伸ばしたまま座り、おしりだけを動かして前へ進む「おしり歩き」で、足を持ち上げる筋肉を鍛えるのがおすすめです。電車やエスカレーターなどで、少しだけかかとを浮かせて立つ「かかと上げ」も、蹴り出すための筋力がつき、転びにくくなりますよ。

竹馬や一輪車でバランス感覚を取りもどす
バランス能力をつけるには、「竹馬」や「一輪車」などの全身でバランスを取る遊びがぴったりです。お子さんに教えてあげながら、ぜひ一緒に挑戦してみましょう。体の大きいお子さんなら、しゃがんで手と手で押し合う「しゃがみ相撲」なども、お互いによいトレーニングになるかもしれません。

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お子さんたちは運動会に向けて入念に準備をするだけでなく、普段から体育の授業や部活動などで体を動かしています。一方で、大人は運動する機会が減っている方も多いものです。運動会直前に慌てて準備をするだけでは、ケガを回避するのがそもそも難しいといえます。
本格的な筋トレなどは難しくても、休日にお子さんと外で遊ぶ約束をしておくだけでも体を動かす習慣ができ、ケガのリスクを下げられます。ぜひ、今から取り組んでみてはいかがでしょうか。

参考:
マイナビニュース:運動会で親が最もけがをしやすい競技は? - 「スイッチ入った夫が暴走」
https://news.mynavi.jp/article/20160915-a156/

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