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防災グッズ
季節のそなえ

2017.01.12

【完全版】防災グッズ(防災リュックの中身)一覧【冬に備えたグッズも】

防災グッズ
季節のそなえ

2017.01.12

【完全版】防災グッズ(防災リュックの中身)一覧【冬に備えたグッズも】

火災や地震などのいざという時に備えて防災グッズを準備しましょう。

この記事では、基本的な防災グッズをはじめ、1人用・2人用などの状況別における注意点をまとめます。防災グッズを揃える際に、参考にしてください

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備えよう!防災グッズが必要になる状況

避難生活

防災グッズは、地震・台風・火災などの自然災害が起きたタイミングで活躍します。災害状況によって必要な物が変わるため、それぞれの状況を想定して準備しておくことが重要です。

避難所で過ごすことになった時

台風や地震、水害が発生すれば、避難指示が発令されることがあります。避難指示が解除され、自宅が無事であればすぐに帰宅できますが、家が倒壊、消失していれば長期間の滞在が考えられます。また、避難所には多くの住民が集まるため、用意されている物資を必要な時に受け取れないこともあります。避難所で困らないように、防災グッズの備えが必要です。

避難所以外で過ごすことになった時

避難場所は、学校の体育館や公民館などの避難所だけとは限りません。ほかにも、以下のような場所が考えられます。

・親戚や知人の家
・ホテルや旅館
・自宅の上の階
・崖から離れた部屋
・倒壊、浸水していない部屋
参考:首相官邸「避難はいつ、どこに?

上記の場所に避難する場合は、一般的な避難所と比較して支給される物資を受け取りにくくなるため、より多くの防災グッズを用意しておくことが重要です。

自宅のライフラインが遮断された時

大規模な災害が発生すると、水道や電気が止まってしまうことがあります。こういった状況で、防災リュックに懐中電灯や電池を入れていれば、いざという時にすぐ使用できて便利です。

また、できるだけ多くの水を自宅や倉庫に備蓄していれば、自宅待機が長期化した場合に飲料水やトイレの水として使用できます。とくに水はライフラインとなるため、自宅や防災リュックに備えておくことをおすすめします。

建物から出ることができない時

大規模な水害、地震により道路が倒壊していたり、自宅の1階が浸水したりして家から出られない状況も考えられます。災害の規模によっては、しばらく救出されない可能性があります。そのため、しばらく自宅で過ごせるほどの物資を確保しておくことが重要です。

必要な防災グッズリスト

防災グッズ

ここからは、防災リュックに入っていれば避難時に役立つ、基本のアイテムを項目ごとにご紹介します。

さまざまな場面で必要になる|水

防災グッズとして「1日1人3Lほどの長期保存水」が必要です。いざ水が欲しいと思った時に入手できなければ、脱水状態になる恐れもあります。さらに悪化してしまえば生命にも関わってしまうため、水は十分に用意しておきましょう。

災害発生から72時間以内は救助活動が優先されるため、物資が届かない可能性があります。3日分生活するために必要となる水の量の目安はこちらです。
・備蓄に必要となる水の量

人数構成 必要となる水の量
1人暮らし 9L
4人家族 36L

また、水は飲用としてだけでなく体やお皿、衣類を洗う時にも必要です。十分な量を確保できるように工夫して、家や防災リュックに備蓄しておくことが重要です。

長期保存可能な物を選ぼう|食べ物

防災グッズとして備えておくとよい食べ物には、以下が挙げられます。

1人暮らしの場合 4家族の場合
缶詰 3個 12個
カップ麺 3個 12個
レトルト食品 3個 12個
シリアル 150g 600g
無洗米 900g 3.6kg

備蓄用の米として無洗米を選べば、水をあまり使わないで済みます。缶詰はそのまま食べられる物を選ぶと、ガスや電気が使用できない場合にも役立ちます。

新たに必要になった|感染症対策、衛生用品

避難所では数多くの人と共同で過ごすことになります。そこで心配な点が感染症です。感染症対策として、防災リュックに入れておくとよい衛生用品には以下が挙げられます。

1人暮らしの場合 4人家族の場合
マスク 3枚 12枚
ティッシュ、ウェットティッシュ 3個 12個
生理用品 1周期分 個々の事情による
消毒用アルコール 1個 1個
歯磨きセット 1個 4個
洗顔 1個 1個
タオル 4枚 8枚
非常用トイレ 3枚 12枚
(赤ちゃん・高齢者用)紙おむつ 1週間分 1週間分

いざという時のために必要になる|救急用品

避難生活中に怪我をしたり体調が悪くなったりした際、救急用品があればすぐに対応できます。具体的なグッズは以下の通りです。

1人暮らしの場合 4人家族の場合
絆創膏 5枚~ 20枚~
包帯テープ 1巻 4巻
薬(解熱剤、胃薬、頭痛薬、消毒薬、かぜ薬など) 適当量 適当量

非常時に必要になる|貴重品

災害時は、クレジットカードやキャッシュカードが使えなくなったり、身分証明書が必要になったりする状況が考えられます。いざという時のために、下記の物を用意しておくと安心です。

・現金
・身分証明書(免許証、健康保険証など)
・通帳
・印鑑
・家族の連絡先をメモした物

避難生活の長期化に備える|衣類・暇つぶしアイテム

衣類は季節に合わせて用意することが重要です。ただし、衣服はかさばりやすいため、必要な分だけを用意するとよいでしょう。季節によって必要になる衣類は異なるため、防災リュックの中身を定期的に見直しましょう。

また、避難生活が長期化すると、不安なことばかり考えてしまい鬱になってしまう可能性があります。暇をつぶせるアイテムがあれば気分転換に役立ちます。

1人暮らしの場合 4人家族の場合
下着 3日分 3日分
着替え 3日分 3日分
レインコート 1着 4着
オセロなど暇つぶしアイテム 1個 4個

情報を入手するための物

災害に関する情報を得るため、家族や知人と常に連絡できるようにするために、ラジオやスマートフォンなどの電子機器を使用できる準備が必要です。必要なグッズは以下の通りです。

1人暮らしの場合 4人家族の場合
携帯ラジオ 1台 1台
電池 予備1回分 予備1回分
スマートフォン用電池式充電器 1台 4台

身の安全を守る物

被害を最小に抑えるために、助けを呼ぶ道具や身を守る道具は欠かせません。災害時に身の安全を守る道具には、以下が挙げられます。いつでも取り出しやすい場所に保管しましょう。

1人暮らしの場合 4人家族の場合
ヘルメット 1個 4個
ホイッスル、防犯ブザー 1個 4個
懐中電灯 1個 4個
軍手 1対 4対

乳児のいる家族に必要な物

乳児は大人と同じ物を食べられなかったり、体調を崩しやすかったりします。また、赤ちゃんがいつもと違う環境で、落ち着いて過ごせない状況も考えられます。避難時に必要な乳児用の防災グッズには、以下が挙げられます。

哺乳瓶 人数分
離乳食 1週間分
液体ミルク 1週間分
おむつ 1週間分
おむつを捨てるビニール袋 1週間分
おしりふき 1パック
赤ちゃんの着替え 3日分
おもちゃ 適宜

コラム:避難生活でエコノミークラス症候群

避難生活の長期化の際に、エコノミークラス症候群についても考えておきましょう。食事や水分を取らず長時間同じ姿勢でいることで発症しやすく、避難所生活ではその危険性がたかります。

避難生活での、エコノミークラス症候群を回避しよう。」にて、エコノミークラス症候群の対策について解説しておりますので、ぜひご覧ください。

一人暮らしや2人の場合で変わる注意したいこと

防災グッズを準備するとき、人数によって用意する量が変わるものがあります。それぞれの項目で注意したいことを下記でまとめます。

生活用水

水は1人増えるだけで、必要になる量が大きく変わります。大人1人、1日2〜3Lほど使うため、2人の場合は1日に6L必要です。しかし、この量を防災リュックに入れることは難しいといえます。

そこでおすすめなのが、ウォーターバックです。ウォーターバックはペットボトルよりも大容量で、折りたたんで防災リュックに収納できるため、災害時に水を確保しておきたいときに重宝します。防災リュックには最低限の水を用意しつつ、さらに水が必要な場合はウォーターバッグの用意をおすすめします。

食べ物

食べ物も水と同じく、人数が増えれば多くの保存食が必要です。お互いのアレルギーや好みなどを考慮して、それぞれ必要な量を用意しておきましょう。

衛生用品・救急用品・衣類

マスクや非常用トイレといった衛生用品、下着やアウターなどの衣類も、人数分用意しておく必要があります。圧縮袋を使って衣類を小さくすると、より多くの衣類やその他のグッズを収納できるようになります。

また、常備薬は人によって異なります。お互いに必要な薬をしっかりと把握することで、いざというときに困らず服用できるでしょう。

冬に備えた防災グッズ一覧

ここからは、寒くて乾燥しやすい冬に備えた方がよい、おすすめの防災グッズをまとめます。災害でガスや電気が止まると、暖房器具が使用できず、冬場は健康にも影響を与えやすくなります。

また、体育館や公民館などの大きな避難場所では気温が下がりやすいため、防災グッズによる寒さ対策が必須です。

厚手の靴下や手袋

避難所が体育館のような広い場所であれば、床が冷えやすく、暖房もよく効いていないことが考えられます。特に足先や手先は冷えやすいため、厚手の靴下や手袋を用意しておきましょう。

火事の心配がない使い捨てカイロ

カイロは手先がすぐに温まる万能アイテムです。また、衣類に貼るタイプのカイロも体を温める点で役立ちます。秋冬の時期になったら、防災リュックにカイロを備えておくと安心です。

就寝時も体を温めよう!ブランケットとアルミシート

ブランケットは身体を包んだり、床に敷いたりできるほか、寝具として使用することも可能です。アルミシートを使用すると保温機能が高まるため、ブランケットとセットで用意しておくことがおすすめです。ブランケットとアルミシートも、人数分用意しましょう。

あたたかい食べ物

あたたかい食べ物を食べれば、身体が温まるだけでなく、疲れた心身を癒すことができます。冬の防犯グッズとして備えておくとよい調理器具と食べ物には、以下が挙げられます。

1人暮らしの場合 4人家族の場合
カセットコンロまたは、発熱剤 1個 1個
1個 1個
粉末スープ 3個 12個
インスタントラーメン 3個 12個
レトルトカレー 3個 12個

冬の乾燥対策グッズ

冬は寒いだけでなく、乾燥も気になる季節です。防災リュックに入れていれば、外気が晒される場所での待機や、避難場所での生活に役立ちます。

1人暮らしの場合 4人家族の場合
ハンドクリーム 1個 2個
リップクリーム 1個 4個
全身用保湿クリーム 1個 2個

今回は、防災グッズを冬場に焦点を当ててご紹介しました。
下記にチェックリストとしてまとめましたのでご活用ください。

PDFバージョンとして「こちら」からも確認できます。

チェック 品目 1人暮らしの場合 4人家族の場合
9L 36L
食べ物
缶詰 3個 12個
カップ麺 3個 12個
レトルト食品 3個 12個
シリアル 150g 600g
無洗米 900g 3.6kg
感染症対策、衛生用品
マスク 3枚 12枚
ティッシュ、ウェットティッシュ 3個 12個
生理用品 1周期分 個々の事情による
消毒用アルコール 1個 1個
歯磨きセット 1個 4個
洗顔 1個 1個
タオル 4枚 8枚
非常用トイレ 3枚 12枚
(赤ちゃん高齢者用)紙おむつ 1週間分 1週間分
救急用品
絆創膏 5枚 20枚
包帯テープ 1巻 4巻
薬(解熱剤、胃薬、頭痛薬、消毒薬、かぜ薬など) 適当量 適当量
貴重品
現金
身分証明書(免許証、健康保険証など)
通帳
印鑑
家族の連絡先をメモした物
衣類・暇つぶしアイテム
下着 3日分 3日分
着替え 3日分 3日分
レインコート 1着 4着
オセロなど暇つぶしアイテム 1個 4個
情報を入手するための物
携帯ラジオ 1台 1台
電池 予備1回分 予備1回分
スマートフォン用電池式充電器 1台 4台
身の安全を守る物
ヘルメット 1個 4個
ホイッスル、防犯ブザー 1個 4個
懐中電灯 1個 4個
軍手 1対 4対
乳児のいる家族に必要な物
哺乳瓶 人数分
離乳食 1週間分
液体ミルク 1週間分
おむつ 1週間分
おむつを捨てるビニール袋 1週間分
おしりふき 1パック
赤ちゃんの着替え 3日分
おもちゃ 適宜
冬に備えた防災グッズ
厚手の靴下や手袋 1対 4対
使い捨てカイロ 3個 12個
ブランケットまたはアルミシート 1対 4対
カセットコンロまたは、発熱剤 1個 1個
1個 1個
粉末スープ 3個 12個
インスタントラーメン 3個 12個
レトルトカレー 3個 12個
ハンドクリーム 1個 2個
リップクリーム 1個 4個
全身用保湿クリーム 1個 2個

防災グッズを備えておけば、万が一災害が起こってもすぐに持ち出して避難できます。また、災害によって停電や断水が起きた際に、自宅での生活を維持するためにも欠かせません。定期的に防災グッズを見直して、もしものときに備えましょう。

なお、自然災害の備えとして、保険への加入もおすすめです。『GK すまいの保険』では、火災や水災などの災害によって建物が損害を被った場合に、補償を受けられます。
ぜひ一度お問い合わせ下さい。

また冬場の火災について、個人でできる放火対策は、「放火対策は何からするの?火災(火事)の予防を徹底解説!」の記事で、冬場の使用が増える家電に潜む火災のリスクは「【オイルヒーター、電気ストーブ、こたつ】冬場の家電火事リスクの対策とは?」の記事でご紹介しています。ぜひご覧ください。

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