活動レポート

  • 大会結果
  • 2021年10月30日

「ワールドカップ・トンヨン」に古谷純平選手が出場

フィニッシュ前で競り合う古谷選手(左)
© Janos M. Schmidt /WTU

10月30日(土)、韓国・トンヨンで「ワールドカップ・トンヨン」が開催され、古谷純平選手が9位でゴールしました。

大会結果詳細

9位 古谷純平 52分02秒

※本大会は、スイム0.75km、バイク19.98km、ラン5kmのスプリント・ディスタンス(25.73km)で開催されました

選手コメント

古谷純平選手

皆さま、いつも温かいご支援ご声援をありがとうございます。
先週に続いて2連戦目となる今大会は、よりシビアに表彰台を見据えて挑みました。前日には、前週のレースでの反省点を何度も実戦形式で確認しました。
レースではスイムを8番手の第1集団最後方で終え、トランジット1(スイム→バイク)を全体トップのタイムで通過、バイクを先頭でスタートすることに成功しました。序盤は6人の先頭集団を形成し、逃げの展開に持ちこみたかったのですが、今大会はウェットスーツの着用が認められていたためスイムの実力差が出にくい条件が揃っていました。そのため、スイムで後続との差が広がらず、早い段階で後ろから来た大集団に捕まってしまいました。大集団となってからはかなりゆっくりなペースで進み、ランを得意とする選手が圧倒的に有利な、先行逃げ切りタイプの私が最も嫌う展開になりました。
そのまま大集団でバイクを終えると、前週の最大の反省点であったトランジット2(バイク→ラン)を全体の2番目のタイムで終え、無駄なエネルギーを使わず先頭集団で走り始めることに成功しました。圧倒的なランの実力を持つ選手1人が序盤に抜け出し、私はそのまま2位集団で3.5km地点までレースを進めることができたものの、そこからランが得意な選手たちにじわじわと差をつけられ、最終的には表彰台までわずか9秒の9位でフィニッシュとなりました。
目標には届かなかったものの、今大会は私にとって非常に収穫があり価値のあるレースになりました。
1つ目は前週の反省点を改善することができたことです。これは私が大切にしている「準備力」にも通ずるもので、改めて準備力の大切さと自分の強みを感じることができました。
2つ目はランのパフォーマンス向上を確認できたこと。今大会のコースは1周につき直角カーブが15回以上ある上に、斜度のきつい200mの登り区間があるタイムの出にくいコースでした。それでもランラップは過去最高タイムで、レース展開だけではなく数値でもパフォーマンスの改善を確認できました。
もし今回の韓国遠征を100%の状態で迎えることができていたらと考えると、今後のレースがとても楽しみです。また、来年からは本格的にラン強化にも取り組むので、今後のさらなるレベルアップが本当に楽しみです。
皆さま、引き続きご声援のほどよろしくお願いいたします。