活動レポート

  • 大会結果
  • 2019年09月01日

「2019世界柔道選手権東京大会」男女混合団体戦で日本代表チームが金メダル獲得!

3連覇を飾った日本代表チーム

8月25日(日)~9月1日(日)、東京・日本武道館で「2019世界柔道選手権東京大会」が開催され、当社女子柔道部から新井千鶴選手(70kg級)、玉置桃選手(57kg級)が日本代表として出場しました。日本チームは昨年の優勝国のため、トーナメントで第1シードに入り、全3試合(対韓国、ブラジル、フランス)を勝ち上がり優勝、3連覇を果たしました。
新井選手は初戦の韓国戦、決勝のフランス戦に、玉置選手は初戦に出場し、勝利を収めました。

大会結果詳細

男女混合団体戦

優勝 日本
準優勝 フランス
3位 ロシア、ブラジル

新井千鶴選手

初戦(二回戦) 日本代表チームが先に4勝したため、新井選手の出場なし
決勝      フランス(対ガイエ) 〇一本(崩袈裟固)

玉置桃選手

初戦(二回戦) 韓国(対キム) 〇一本(GS反則)

  • キム選手と対峙する玉置選手
  • ガイエ選手を寝技で攻め込む新井選手

写真:アフロスポーツ

女子70kg級

優勝 ガイエ(フランス) IJFランキング1位
準優勝 ティモ(ポルトガル) IJFランキング17位
3位 コンウェイ(イギリス) IJFランキング4位
3位 ピノ(フランス) IJFランキング6位

新井千鶴選手 三回戦敗退(IJFランキング1位→3位)

  ※ランキングは大会出場時点⇒現時点です

初戦(二回戦) 新井選手 〇一本(大内刈) ニアン(モロッコ)
三回戦     新井選手 △優勢(払巻込) ティモ(ポルトガル)

※技名は目視で作成しています。 公式記録とは決まり技の判断に見解の相違がある場合がありますので、ご了承ください。

選手コメント

新井千鶴選手

たくさんの応援ありがとうございました。
個人戦では3連覇を目指し闘いましたが、3回戦敗退という結果に終わりました。世界選手権に向け心、技、体を鍛え、あらゆる場面を想定し、準備をしてきましたが、それらが勝ちに繋がりませんでした。
団体戦では、もう一度自分を信じて、やってきた事を出しきるという思いだけで闘いました。決勝のフランス戦に出していただき、同階級でチャンピオンになったガイエ選手に勝つことができました。技術面の課題もありますが、何よりも負けた個人戦と勝った団体戦での違いは、目の前の相手に何が何でも勝つという気持ちと一戦に集中していたことです。個人戦ではどこかこんなところでは負けないという過信がありすぎたのだと思います。どの相手に対しても対策を怠らず、最後の最後まで調べあげ、イメージし準備をする。そういった徹底さがやっていたつもりでしたが、まだ甘かったと思います。皆必死に倒しにくる中で、それ以上の警戒心を1人1人に持つ心が大事だと気づかされました。五輪に向けても大事な部分だと思うので、そういった心の隙をなくしていきたいと思います。そして、これからの大会がより大事になりますが、決して今回のような「勝たなくてはいけない」ではなく、1人1人に「勝ちたい」という気持ちで準備していきます。整えきれなかった失敗を教訓に、前をみて次に向けて取り組んでいきます。

玉置桃選手

世界選手権では、たくさんのご声援、サポート、ありがとうございました。
私自身、今回初めて、日本武道館の畳に立って試合をすることができ、今までにないものをたくさん感じることができました。そして、たくさんのご声援が私の背中を押してくれて、今回の大舞台でも伸び伸びと自分の柔道をすることができました。
今回のこの経験を、次の柔道人生に活かしていこうと思います。今後とも、よろしくお願いいたします。