活動レポート
「2015グランドスラム・東京」で近藤亜美選手、中村美里選手、新井千鶴選手、稲森奈見選手が優勝!
12月4日(金)~6日(日)、東京体育館で「2015グランドスラム・東京」が開催され、当社女子柔道部より近藤亜美選手(48kg級)、中村美里選手(52kg級)、新井千鶴選手(70kg級)、稲森奈見選手(78kg超級)が日本代表として出場し、4選手とも優勝しました。
大会結果詳細
※IJF(国際柔道連盟)ランキングは大会出場時点⇒現時点です。
48kg級試合詳細
近藤亜美選手 (48kg級・IJFランキング8位⇒3位)優勝
初戦(2回戦)をクラスニキ選手(コソボ・同54位)に合技〔浮落・縦四方固〕で、3回戦をブリジダ選手(ブラジル・同20位)に縦四方固で一本勝し、順当に勝ち上がりました。準決勝ではサヒン選手(トルコ・同14位)に小外刈で技ありを奪い優勢勝し、決勝へ進出。決勝では浅見八瑠奈選手(コマツ・同11位)との対戦。終盤に指導2-1にて劣勢となるも、残り27秒に大外刈で技ありを取り、そのまま袈裟固で抑え込み、合技で一本勝し3連覇を達成しました。
選手コメント
この大会で優勝することができ、素直に嬉しいです。
いつも応援してくださっている皆さんに、優勝した姿を見せることができてホッとしています。
負け続けたこの一年間の辛さも苦労も、すべて強くなるための経験だったんだと思います。
それを乗り越え、決勝で一本勝できたことは、自分にとって大きな自信となりました。
まだまだオリンピック争いは続きます。強い気持ちで戦っていくので、これからも応援よろしくお願いします。
52kg級試合詳細
中村美里選手(52kg級・同7位⇒4位)優勝
初戦(2回戦)をオルベラ選手(メキシコ・同80位)に横四方固で一本勝すると、3回戦のジフリーダ選手(イタリア・同12位)に指導1、準決勝の西田優香選手(了徳寺学園職・同16位)に指導2で勝ち上がりました。決勝は志々目愛選手(帝京大学・同28位)と対戦し、終始中村選手が攻め続け指導3を奪い、6年ぶり2度目の優勝をしました。
選手コメント
グランドスラム東京では、たくさんの応援ありがとうございました。
今年最後の大会だったので、いい締めくくりをしたいと思っていました。
厳しい戦いが続きましたが、優勝することができて良かったです。
東京での開催で、応援団がたくさんいて力になりました。
そして、今大会で当社出場選手が全員優勝したことはとても嬉しく、自信になりました。
4月の五輪選考会まで代表争いが続きますが、気を引き締めて頑張っていきます。
70kg級試合詳細
新井千鶴選手(70kg級・同9位⇒4位)優勝
初戦(2回戦)をポガチニック選手(スロベニア・同42位)に内股、3回戦をペレス選手(プエルトリコ・同63位)に合技〔内股・袈裟固〕、準決勝を池絵梨菜選手(国士舘大学・同84位)に横四方固とオール一本勝で勝ち上がり決勝へ進出。決勝は大野陽子選手(コマツ)と対戦し、指導3を先行されるも指導3を取り返し延長戦へ。両者譲らない展開で、試合時間7分29秒におよぶ激戦の末、相手に指導4が与えられ、反則勝で2度目の優勝を果たしました。
選手コメント
たくさんの応援、会場でのご声援ありがとうございました。
久々の優勝でとても嬉しかったです。
精神面の部分が成長できたと思います。
自分がやるべきことに集中し、次の大会に向け頑張っていきます。
78kg超級試合詳細
稲森奈見選手(78kg超級・同12位⇒9位)優勝
初戦(2回戦)をザフエルコウルス選手(オランダ・同18位)に崩上四方固で一本勝、3回戦は今年世界選手権代表の山部佳苗選手(ミキハウス・同7位)に指導2で勝ち上がりました。準決勝ではキンドゼルスカ選手(ウクライナ・同17位)に横四方固で一本勝し、決勝はロンドン五輪金メダリストのオルティス選手(キューバ・同3位)と対戦し、終盤に内股で技ありを取り、そのまま横四方固で抑え込み、合技で一本勝し2連覇を果たしました。
選手コメント
会場ではたくさんの大きな声援を送っていただき、本当にありがとうございました。
皆さんの温かい支えがあり、今回は優勝することができたと感じています。
今年は、まだ一度も優勝がなかったので、最後に結果を出すことができて良かったです。
リオ五輪に向けて、さらに稽古に励んでいきたいと思います。
今後とも応援よろしくお願いします。
写真:アフロスポーツ