タイトル:『お客さま第一の業務運営に関する方針』に基づく取組状況2023年度版(電子ブック版)|三井住友海上
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『お客さま第一の業務運営に関する方針』に基づく取組状況2023年度版(電子ブック版)|三井住友海上 の9ページ目の概要です。
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三井住友海上オフィシャルサイト。自動車保険、火災保険、傷害保険などを取り扱っています。このページでは、「お客さまの声に基づく取組」について紹介しております。
船舶保険「海洋汚染対応追加費用補償特約」船舶事故による燃料油流出等によって海洋汚染が発生した場合、自然資本・生物多様性を毀損するリスクが高く、近年、事故後の保全・回復活動など企業の社会的責任に対する関心が高まっています。海洋汚染に起因する損害賠償責任は従来の保険でも補償されますが、船舶運航者が自主的に行う自然環境への損害に対する保全・回復活動の費用は補償対象外となっていました。そのため、当社では船舶運航者による保全・回復活動を支援することを目的に、「海洋汚染対応追加費用補償特約」を開発しました。施設所有(管理)者賠償責任保険「汚染損害拡張補償特約」事業活動によって汚染物質の流出につながる事故が発生した場合、自然資本や生物多様性を毀損するおそれがあり、その後の浄化活動等、汚染を発生させた企業が果たすべき責任に対して社会的関心が高まっています。従来の賠償責任保険でも汚染に起因する一部の損害賠償責任は補償されますが、法律上の責任の有無に関わらず、自然資本や生物多様性を毀損する汚染の拡大防止や回復活動を行うための十分な補償がありませんでした。そのため、当社は自然資本・生物多様性の保全・回復を図るために企業が負担する損害賠償責任や費用を幅広く補償する「汚染損害拡張補償特約」を開発しました。林業者向け火災保険「フォレストキーパー」森林は、生物多様性や水資源の保全、土砂災害の防止、レクリエーションの場の提供など極めて多面的な機能を有する自然資本です。その機能を継続的に発揮するためには適切な森林整備が必要ですが、火災等により罹災した森林の再造林費用の負担は大きく、再造林が進まないことが、林業における課題の一つとなっています。また、従来の当社森林火災保険では再造林等に要する費用は補償対象外でした。「フォレストキーパー」ではこの費用を補償することにより再造林を促し、自然資本・生物多様性の保全・回復を支援します。社員の声商品・サービス企画部吉野篤史課長自然資本・生物多様性の保全・回復は、地球温暖化と同様に今や待ったなしの状況です。近年では、国際的な枠組みであるSDGs、ESG、TNFD等により、自然資本の保全・回復に関する事業者への社会的要請が高まっています。事業者は業務を通じて自然資本を活用しており、かつ多大な影響を及ぼしています。自然資本の保全・回復に積極的に取り組むことは、社会課題の解決に加えて企業価値の向上にもつながり、経営戦略上重要な位置づけになっています。事業者が自然資本の保全・回復に果たす役割と意義は、これから益々高まると想定されます。そこで当社は、自然資本等の保全・回復に関する事業者の取組みを支援するために、様々な部門が連携して自然資本・生物多様性という共通のテーマに沿った商品・サービスを提供し、地球環境との共生に向けた取組みを推進しています。「事故発生リスクAIアセスメント」の販売を開始2022年11月交通事故による死傷者数は近年減少傾向にありますが、痛ましい死亡事故が発生するなど、依然として死傷者は一定数発生しています。交通安全対策にあたっては、従来のように、交通調査に多大な費用や時間を要したり、実施する対策の客観的な裏づけが難しいなどの要因から、再発防止型対策であることが課題でした。当社は、MS&ADインターリスク総研(株)と共同で、実際の交通事故発生箇所だけでなく、道路構造や走行データ(急加減速等)、人流等、事故と相関関係の高い要因のデータを組み合わせ、AIを活用した独自のリスク評価・分析モデルにより、交通事故発生リスクを評価・可視化するサービスの販売を開始しました。可視化イメージ3強靭性・回復力8