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安全運転のポイント-夜間走行の注意点-


夜間特有の危険要因

夜間は昼間とは違った特有の危険要因もあります。その主なものをあげてみました。

運転者も歩行者や自転車なども「こんな遅い時間には車(人)は来ない」と思い込み、安全確認を怠ってしまったり、信号無視などの危険行為をしてしまうことがある。
ヘッドライトが明るいため、運転者も歩行者や自転車なども互いに、相手は自分に気づいており「車の進路に出てこないだろう」あるいは「停止してくれるだろう・よけてくれるだろう」などとの思い込みから無防備なまま走行、歩行・横断しがちになりやすく、また「赤信号や赤の点滅信号の無視」につながることがある。
道路照明の少ない暗い道路では無灯火の自転車の発見が遅れたり、尾灯等を点灯していない駐車車両の発見が遅れやすくなる。また、歩行者についても同様で、色の濃い地味な服装をしている場合は特に発見が遅れやすくなる。
右折の際、ヘッドライトは右側から横断してくる歩行者を照らさないため、右側から横断してくる歩行者を見落としやすくなる(図2)。
対向車はヘッドライトしか見えないことも多いため、その速度や距離の判断を誤りやすくなる。
対向車と自車のヘッドライトが交わってセンターライン付近にいる歩行者が見えにくくなる「蒸発現象」が起こることがある(図3)。
対向車のヘッドライトに眩惑されると、一瞬何も見えない状態になる。
住宅街や飲食店付近の道路などでは酒に酔った歩行者や自転車が、急に道路を横断するなどの危険な行動をとることがある。
図2


図3


夜間の安全走行のポイント

夜間を安全に走行するために、特に次のような点に注意しましょう。

夜間は、交通量が比較的少ないうえに、周囲が暗いので実際よりも速度を遅く感じやすく、スピードを出しがちになるので、ときどきスピードメーターでチェックし、スピードを出しすぎないよう注意するとともに、ヘッドライトの照射範囲内で停止できるスピードで走行する。
  ※下向きのヘッドライトの照射距離は約40メートルだが、車の停止距離は時速60キロでは約44メートル、時速50キロでは約32メートルといわれているので、時速60キロで走行している場合は、ヘッドライト(下向き)で危険を発見してからブレーキをかけても間に合わないことになる(図4)。したがって、夜間に一般道路を走行する場合のスピードは、時速50キロ以下がひとつの目安となる。また、住宅街などでは発見の遅れやすい高齢者や無灯火の自転車に備えて、さらにスピードを落とす必要がある。
夜間は前方の状況がよくつかめないため、いつどんな事情から前車が減速したり停止するか予測できないケースが多いので、前車の急減速や急停止に対応できるだけの十分な車間距離をとる。
右折時やカーブでは、ヘッドライトの照らさない部分に歩行者などがいないかどうかをよく確認するとともに、対向車のヘッドライトが接近していたら無理に右折せず対向車の通過を待つ。
対向車のヘッドライトがまぶしいときは、眩惑されないよう視点をやや左側に移すとともに、センターライン付近に動くものの気配を感じたときは歩行者かもしれないと考えてスピードを落とす。
動きのおかしい歩行者や自転車は酔っているかもしれないと考えて、スピードを落とし動きに十分注意する。
なお、薄暮時は、暗さに目が順応できず、視力が低下した状態になるといわれていますから、早めにライトを点灯し、視界の確保に努めるとともに自車を目立たせ、他車から見落とされないようにします。
図4


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