タイは2011年~2014年までの3年間で、海外旅行の受入国統計で前年比10%以上のプラスとなっている人気の国です。海外旅行先として人気の理由は、本場タイ料理のおいしさや有名な観光スポットの多さ、美しい海などさまざまです。そんなタイへの海外旅行を楽しむためには、向こうの医療制度や医療保険などについてもしっかり確認しておく必要があります。
そこで今回は、タイでの医療保険や医療費など、医療制度についてご紹介します。

日本と遜色ないレベルの医療施設

タイの首都、バンコクにある私立病院の場合、日本の病院と大差ない医療設備が整っています。勤務している医師も日本の医学部を卒業していたり、日本の病院での勤務経験があったりなどで、安心できる環境です。さらにタイは日本人観光客が多い国であるため、日本語通訳が可能なスタッフを常駐させていたり、専用の窓口を設けていたりと日本人が利用しやすい環境になっています。
そのため受診するのであれば、こういった私立病院や日卒医が開業しているクリニックを利用するのがおすすめです。公立の病院と比べるとやや割高ではありますが、前述したように整った環境と親切な対応が提供されるため、安心して利用することができます。実際に利用する場合には、この窓口に事前に連絡しておくのがおすすめです。

タイにはこのほか、公立病院もあります。しかし公立病院の場合は日本語が通じないことがほとんどで、国家予算で運営されているために医薬品に制限がかけられていることもあります。さらには現地人も数多く利用するため、得策とはいえません。

日本との違い

海外旅行先で気になるのは、その土地の医療費です。海外では日本の医療保険は適用されないため、医療費の違いがダイレクトに響いてきます。タイの医療費は、日本の医療費と比べてどのようになっているのでしょうか。タイの医療費と、日本との違いについて触れていきます。

まず驚くのは、救急車が有料であるということ。海外ではよくあるケースですが、タイにおいても同じです。公営の救急車はほとんど使用されず、民営の救急車が4,000円~7,000円程度で利用できます。
そして初診料は日本が3,000円弱であるのに対し、タイでは2,000円~7,000円と幅が広くなっています。ただし、日本はここから健康保険が適用されるので、実質的にはタイのほうがかなり高いといえます。
病室の利用料は、日本とそう大きく変わりません。ICUに至っては、日本よりも安い料金で利用することができます。
そしてやはり気になるのが手術費用。これは虫垂炎の手術なら15万円弱と、アメリカやヨーロッパなどと比べると安いといえます。しかし、それでも日本より高いことには変わりありません。

海外旅行保険をうまく利用する

海外旅行先では、日本の医療保険を適用させることができません。そのため、海外旅行保険を契約しておくのが最もいい方法だといえます。
海外旅行保険は、海外旅行をするたびにその都度契約するタイプの保険です。日本の医療保険が適用できなくても、海外旅行保険に加入しておけば一定額の補償を受けることができます。また海外旅行保険は、自宅を出発したときから帰宅するまでの間を補償してくれるため、空港までの道のりで事故にあったとしても補償を受けることが可能です。
タイでの海外旅行を存分に楽しむなら、日本の医療保険ではなく海外旅行保険をきちんと契約しておきましょう。

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