海外は当然ながら日本と環境が大きく異なるため、海外旅行中は体調の管理もしっかりしなければいけません。現地の水や食べ物が身体に合わないといった話はよく聞きますし。わざわざ日本から水を持っていくという人も少なくありません。しかし、どれだけ気を付けていたとしても、体調を崩してしまうことがあります。単に調子が悪くなるだけならまだしも、現地ならではの病気にかかるなどして亡くなってしまうこともあるのです。海外旅行に行く場合にはこういった事態を想定し、もしものときに備えておくことが大切です。

海外旅行先での病気

海外旅行先で最も気を付けなければいけないのが、感染症です。先進国への旅行であればそう注意する必要もありませんが、発展途上国へ行く場合には十分に警戒しなければいけません。なかでも、食べ物や飲み物から感染する経口感染が多く、下痢症はその代表的なものです。
下痢症は旅行者下痢症といわれていて、海外旅行客がかかりやすい病気として非常に有名です。発展途上国に1か月滞在した場合の発症率は最大60%ほどとされています。この下痢症を発症すると、旅先で寝込んだり旅行日程の変更が必要になったりといった事態に陥ります。多くの場合は治療なしでも回復しますが、場合によっては慢性的な下痢に移行することもあり、治療が必要となります。
旅行者下痢症は発症率が高いものの、死に至ることはありません。そういった生死に関わる病気としては、マラリアがあります。マラリアは、蚊などを通してマラリア原虫が感染することで発症します。熱帯熱、三日熱、四日熱、卵型の4種類があり、なかでも熱帯熱のマラリアは非常に危険です。熱帯熱のマラリアは腎臓や脳の障害を伴い、重症化する傾向があります。発症から治療を始めるまでに6日が経過すると、致死率は非常に高くなります。マラリアが発生する地域で発熱があった場合には、必ずマラリアを疑うようにしましょう。帰国後に発熱があった場合も要注意です。

海外旅行保険で疾病死亡もカバー

前述のように、海外旅行先で病気になる可能性は少なくなく、場合によっては死に至ることもあります。そういった疾病死亡のときに少しでも負担を軽減するため、海外旅行の際には海外旅行保険に加入しておくことが大切です。
疾病死亡において海外旅行保険の補償対象となるのは、支払い対象となる期間中に発病して死亡した場合、支払い期間中に発病あるいは支払期間中に発病する発端があったと認められ、一定期間内に死亡した場合、支払い期間中に感染した特定の感染症で一定期間内に死亡した場合などです。この補償対象となる期間や病気の種類に関しては各保険商品によっても異なるため、事前によく確認しておきましょう。海外旅行保険に加入していれば疾病死亡だけでなく、現地での手術などの費用も補償されるので、安心して旅行を楽しむことができます。
海外旅行保険に加入していれば、こういった疾病死亡や病気の治療などで補償を受けることができますが、妊娠や出産、早産、流産などによる死亡は海外旅行保険の補償対象外となっています。同じく歯科疾病も海外旅行保険の対象外となることが多いため、注意しましょう。

先進国ならばまだしも、発展途上国では感染症などの病気の危険が非常に高く、それでいて十分な対策がなされていないことも珍しくありません。そういった地域に出向く場合には、事前に予防接種を受けておくなどの対策が必要です。そういった対策の一環として、もしものときに備えた海外旅行保険に加入しておくこともおすすめします。もちろん、対策をしたからといって絶対に防げるわけではないので、現地での行動にも十分に注意するようにしましょう。

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