ニュースリリース
平成13年4月26日
 
住友海上  中東・アジアの再保険事業を強化
ダブリン再保険子会社がシンガポール・ラブアンに進出
 

 住友海上火災保険株式会社(社長:植村 裕之)は、アイルランド・ダブリンの再保険子会社「スミトモ・マリン・リインシュランス(ヨーロッパ)」の営業地域を、現行の欧州域内に加え、中東・アジアに進出するなど中東・アジアでの再保険事業を強化します。
 具体的には、同子会社について、「シンガポールおよびラブアン(マレーシア)に支店を開設」、「スタンダード&プアーズ社から保険財務格付け「AA」を取得」、「資本金を8億円から22億円に増資」を実施し、再保険引受事業を積極的に展開します。また、従来では引受けの難しかった特殊リスクについても、柔軟かつ機敏に再保険対応できるようにします。

 世界の再保険市場は1994年以降大きな自然災害がなかったこともあり再保険料率は低下し続けてきましたが、1999年に入り、オーストラリアの雹災、トルコ・台湾の地震、欧州ストームなど自然災害が世界各地で多発しました。そのため再保険料率は昨年から上昇傾向に転じています。
 当社は、本年10月に三井海上火災保険と合併し三井住友海上となります。新会社では、同再保険会社を再保険引受事業の中核会社のひとつとして位置づけ、三井住友海上の信用力および再保険市場環境の好転を背景に、優良取引先の更なる開拓、優良契約の取り込みを行い、保険料規模・収益の拡大を目指します。

(住友海上の再保険引受事業の現状)
 同子会社は、欧州域内の再保険引受拠点として、また日本の規制緩和・グローバル化に対応する重要戦略拠点として1999年2月に設立した再保険会社で、同年4月より営業を行っています。当社は、欧州(ダブリン)以外の地域では、北米(ニュージャージー)、アジア(シンガポール、ラブアン)に支店ベースで再保険拠点を構え世界三極体制を確立、地域に密着したグローバルな再保険引受を展開しています。

〔具体的な強化策について〕
1.10月営業開始を目標に、ダブリン再保険会社の支店をシンガポールおよびラブアン(マレーシア)に開設

 欧州とアジアを一体化することで、欧州で得た最先端の金融技術・ノウハウを、成長するアジア市場に活かすことを目指します。
 また、シンガポールおよびラブアンに、ダブリン子会社の支店を開設することで、従来では引受けの難しかった特殊リスクについて、柔軟かつ機敏に再保険対応できるようになります。
 更に、成長性の高い欧州・アジア両地域を、子会社ベースで一元化することにより、同じ再保険システムによるデータの共有化、ネットワーク化を図ります。

2.同子会社は、4月2日付で、スタンダード&プアーズ社から保険財務力格付け「AA」を取得

保険財務力格付けを取得することによって、高い信用力を背景に優良契約の取り込みを行うことができます。

3. また4月末には、資本金を現行7.5百万ユーロ(約8億円)から20百万ユーロ(約22億円)に増資


(再保険について)
○再保険は、損保会社が契約者となる保険で、事故などが発生して損保会社が契約者に保険金を支払う場合に、再保険会社がその一部を損保会社に対し補償する仕組みです。火災保険や自然災害など、損保商品は多様なリスクを引き受けるようになっており、再保険をどう組み合わせるかが、商品開発のカギを握っています。


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