• 2014年4月1日

平成26年度入社式 社長メッセージ

三井住友海上火災保険株式会社

本メッセージは、2014年4月1日の新入社員入社式(於:駿河台ビル 9時15分開始)において、社長の柄澤康喜が新入社員415名【全域型113名 地域型302名】に向けて贈ったものです。

入社おめでとう

入社おめでとうございます。本日、三井住友海上の新しい仲間として、415名の皆さんをお迎えできることを本当にうれしく思います。心から皆さんを歓迎します。

損害保険会社の果たすべき役割

この場に立つと、皆さん一人ひとりの顔がよく見えます。これから始まる会社生活への熱意に溢れた引き締まった顔、希望に満ちた明るい顔。そして、期待と不安の入り混じった緊張の顔の人もいるように思います。入社式に臨んでの心境は、人それぞれ違っているでしょう。しかしながら、皆さんの胸の奥には「損害保険を通じて、社会の役に立ちたい」という共通する志・想いがあると思います。

損害保険は重要な社会インフラです。国民生活の安定と経済の発展を下支えすることこそが損害保険の本質であり、どれほど社会が変化しようとも、決して変わることのない私たちの使命です。一方で、社会は変化し、常に新しいリスクをもたらします。自然災害の巨大化、医療技術の伸展、サイバーテロやパンデミックの脅威等、私たちは、新たなリスクに対応した商品・サービスあるいはカバーの提供により、お客さまの信頼とニーズに応えていかなければなりません。

皆さんは、「損害保険を通じて、社会の役に立ちたい」という熱い想いをずっと大切にしていってください。そのうえで、「不変の志を持ちつつも、社会の状況に合わせて柔軟にそしてスピード感を持って役割を変えていくこと」が重要なのです。それが皆さんの、成長と飛躍を支える原動力になるはずです。

三井住友海上の目指す姿

三井住友海上は、2010年4月にあいおいニッセイ同和損保と経営統合し、日本最大の損害保険グループ「MS&ADインシュアランス グループ」の一員となりました。この再編をきっかけとして、国内損害保険業界が3メガ時代へ突入したことは皆さんもご存じのとおりです。

そして、この4月からは、グループ内再編の次のステップとして、「機能別再編」を本格的にスタートさせます。「機能別再編」とは、当社とあいおいニッセイ同和損保の事業コンセプトを明確にし、お互いの強みを活かしながら、グループ全体の「成長」と「効率化」を同時実現するための全く新しい再編スタイルです。

当社の事業コンセプトは、「総合力を発揮し他社優位性のある商品・サービスを提供し、国内外を問わずグローバルな保険・金融サービス事業を展開する」というものです。当社はグループを牽引する中核損保会社として、「機能別再編」という世界に例のないチャレンジを通じて、総合力を発揮したグローバルな事業展開を強力に進めていきます。

今年度は新たな「中期経営計画」も始まります。新中計のポイントは、「機能別再編」をスピード感を持って進めていくこと、社会の変化や多様化するお客さまのニーズを着実にとらえた保険商品・サービスを提供していくことです。

保険という商品は目に見えません。目に見えないものを、お客さまの期待に応える形にするのが、私たちの役割です。お客さまに満足いただくためには、優れた戦略や商品・サービスだけでは十分ではありません。商品の販売や保険金の支払いに携わる社員一人ひとりが、自らの行動の一つひとつが、当社の評価、お客さまからの信頼に直結するのだということをしっかり認識することが必要です。

先ほども述べましたが、当社は、これから「機能別再編」、「新中期経営計画」という新たなチャレンジに踏み出します。それを成功に導くには、皆さん一人ひとりの新しい力が必要です。お客さまから寄せられる確固たる信頼を基に、真に選ばれる「世界トップ水準」の保険会社を目指し、努力していきましょう。

5つのバリュー

本日は、これから当社で会社生活を送られる皆さんに、当社の国内約20,000名、海外約8,000名の社員全員が行動の指針としている「5つのバリュー」の話をします。皆さんが成長し、活躍していくための「道標」とも言うべきものです。このバリューを常に胸に刻んで、壁にぶつかった時、迷いが生じた時には、必ずここに立ち戻って欲しいと思います。

一つ目は、常にお客さまの安心と満足のために行動する「お客さま第一」

二つ目は、どんな時でも、どんな人にも誠実、親切、公平、公正に接する「誠実」

三つ目は、お互いの個性や意見を尊重して真剣に向き合い、感動を共有し、ともに成長する「チームワーク」

四つ目は、前例にとらわれず、失敗を恐れることなく挑戦する「革新」

そして、最後の五つ目は、常に自分の仕事の本質を見つめ、高い倫理観を持って追求する「プロフェッショナリズム」です。

私は、三井住友海上の最大の財産は「人財」であると思っています。当社に集う社員一人ひとりが成長することで、会社全体の競争力が高まり、大きな飛躍に繋がります。皆さんには、ぜひ、プロフェッショナルとしてチャレンジする当社の企業文化を一日も早く身に付けていただき、大いに活躍していただきたいと思います。

自信を持って一歩を踏み出す、行動する勇気を

皆さんは、二宮金次郎をご存知でしょうか。二宮金次郎は、江戸時代後期の農村再建の指導者として知られており、「薪を背負って一歩足を前に出して本を読む」姿が勤勉さの象徴とされ、彼の銅像はかつて多くの小学校の校庭にありました。

ここにいる役員も皆同じだと思いますが、私たちは、二宮金次郎と聞くと、薪を背負いながらも本を読む姿を思い浮かべます。しかし、二宮家の言い伝えでは、銅像が語りたいのは、「勉強が大事、本を読め」ということではなく、大切なのは前に向かって一歩踏み出した足であり「どんな時でも行動することを忘れてはいけない」ということだそうです。

皆さんには、学ぶことはもちろんですが、自信を持って一歩を踏み出す、行動する勇気を忘れないでいただきたいと思います。これからの会社生活は必ずしも順風満帆な時ばかりでなく、時には失敗することや、どうしてよいか悩む時もあるでしょう。しかしながら、逆風の時こそ、しっかりと前を向いて、次の一歩を踏み出す勇気が大切です。

幸い、皆さんの周りには、時に暖かく時に厳しく支えてくれる大勢の先輩や同僚がいます。そんな頼れる仲間たちとともに、何事にも臆することなく、堂々と、そして着実に歩みを進めていってください。これからの皆さんの力強い一歩一歩が、三井住友海上が前進し続けるための大きな力となることを期待しています。

最後にもう一度、お祝いの言葉で締めくくりたいと思います。入社おめでとう。そして、これから、ともに三井住友海上の未来を切り拓いていきましょう。

以上