• 2013年4月1日

平成25年度入社式 社長メッセージ

三井住友海上火災保険株式会社

本メッセージは、2013年4月1日の新入社員入社式(於:新川本社ビル 9時15分開始)において、社長の柄澤康喜が新入社員398名【全域型112名 地域型286名】に向けて贈ったものです。

入社おめでとう

皆さん、入社おめでとうございます。本日398名の皆さんを、私たち三井住友海上の新しい仲間として迎えられることを大変嬉しく思います。皆さんを心から歓迎します。

損害保険会社の果たすべき役割

皆さんは、入社式に臨み、今、何を思っていますか。「大学で学んだことを活かしたい」「社会の役に立つ仕事がしたい」という熱い思いでしょうか。「三井住友海上は将来の夢を実現できるところか」「配属される職場はどんなところか」など、当社に対する期待でしょうか。

損害保険は、国民生活と経済を支える重要な社会インフラであり、生活の安心や経済の発展、災害の対策に不可欠なものです。損害保険の果たすべき役割は大きく、皆さんの活躍の場も、今後ますます拡がっていくでしょう。昨年末の新政権発足以降、「アベノミクス」による株価の上昇など、日本経済に勢いが出てきました。当社も、経済の回復を追い風に、皆さんの勢いある若い力を得て、さらに飛躍していきたいと思います。

三井住友海上の目指す姿

三井住友海上は、2010年4月に、あいおいニッセイ同和損保と経営統合し、日本最大の損害保険グループ「MS&ADインシュアランス グループ」の中核事業会社となりました。そして、グループシナジーの発揮と最大化に向けた次のステップが、今年1月に発表した「機能別再編」です。

機能別再編は、両社の強みを活かしながら、グループ全体の「成長」と「効率化」を実現することをコンセプトとした、新しい再編スタイルです。

皆さんは、MS&ADのロゴの上に描かれた「立ちどまらない保険。」という文字にお気付きでしょうか。私達グループのスローガンとも言うべき「立ちどまらない保険。」には、3つの挑戦への決意が込められています。それは、「企業変革への挑戦」「新しい保険への挑戦」「世界への挑戦」です。

機能別再編における三井住友海上のコンセプトは、「グローバルな総合力」です。当社は、機能別再編によって、この強みをさらに確かなものとし、これから、過去に例のない、保険・金融グループの再編という「新たな挑戦」を進めていきます。その先に目指すものは、世界中のお客さまから最も信頼される「世界トップ水準の保険・金融グループ」の実現に他なりません。

新たな成長と挑戦を可能にするもの

それでは、「新たな成長と挑戦」を可能にするものは何でしょうか。優れた商品や戦略はもちろん重要ですが、保険商品は目に見えないものです。それを形にしていくのは、保険商品の販売や保険金のお支払いに携わる社員一人ひとりの力です。そして、社員一人ひとりの行動こそが、三井住友海上の損害保険会社としての評価を決め、「新たな成長と挑戦」を可能にするものです。

こうした考えから、当社では、全社員が、自らの行動と組織内での役割と働き方を見直す「役割イノベーション」を行っています。そして、今年度からは、この取り組みをさらに発展させた「役割イノベーションPlus」が始まります。その目的は、社員一人ひとりが働きがいと成長を実感し、会社全体の生産性や競争力、品質を高めることにあります。

5つのバリューを行動の指針に

本日は、皆さんに、グループの社員全員が行動の指針としている「5つのバリュー」についてお話します。皆さんが当社で夢を実現し、活躍していくための心構えともいうべきものです。

一つ目は、「お客さま第一」です。
損害保険の存在意義は、お客さまに認められ、喜ばれる、商品・サービスを提供していくことです。常にお客さまの安心と満足のために行動することが必要です。目に見えない保険商品には、お客さま自身が、自らのニ-ズに気づかないことが多くあります。お客さまのニーズをしっかりつかみ、お客さまが気づいていないリスクを探り当てるという、本当の意味での「お客さま第一」を目指して欲しいと思います。

二つ目は、「誠実」です。
三井住友海上の信頼を支えているのは、社員一人ひとりの誠実な努力です。どんな時でも、どんな人に対しても、相手の話に真摯に耳を傾けて、相手の立場を慮ることが、皆さんの会社生活において大きな武器になるはずです。そして、私生活においても、当社社員であることを忘れず、常に「誠実」であることを心がけてください。

三つ目は、「チームワーク」です。
損害保険事業は、お客さまや代理店はもちろん、社内外の多くの方々と関わる仕事です。その一人ひとりと確かな信頼関係を築き、「チーム」として成果を挙げることが求められます。常に、相手の個性や意見を尊重し、真剣に向き合えば、必ずチームワークが生まれます。そして、成果を挙げた時には、感動を共有し、共に成長していくことができるはずです。「感動を共有することができる」のは唯一私達人間だけだそうです。

四つ目は、「革新」です。
当社を取り巻く環境はこれからも目まぐるしく変わっていくでしょう。形あるもので、永遠なものはありません。しかしながら、先行きが不透明な厳しい時代にあっても、三井住友海上は社会を支える企業として成長を続けていかなくてはなりません。そのためには、常に「革新」が必要です。皆さんも、是非、これまでの前例にとらわれず、「自ら考え」「自分なりの工夫」を心がけてください。皆さんがそれぞれの職場に新しい風を吹き込み、当社の「革新」をさらに進める原動力となってくれることを期待します。

最後は、「プロフェッショナリズム」です。
真の「プロフェッショナル」となるために、知識・技術だけでなく、常に自分の仕事の本質を見つめ、追及するという、高い倫理観と、それを継続する意思の強さが重要です。人間の脳は、「できない」「無理だ」と考えると、できない理由をたくさん考え出すことができるそうです。「どうすればできるか」と考えれば、一つでも二つでも前向きな行動がとれます。プロフェッショナルとしての前向きなプラス思考を身に付けてください。

世界は劇場、人は役者

イギリスの劇作家シェークスピアは、「世界は劇場、人は役者」という言葉を残しています。本日から、三井住友海上を舞台にした皆さんの活躍が始まります。舞台の上でそれぞれが抱く夢の実現に向けて、新たな事にどんどんチャレンジしてください。そして、皆さんの持ち味、個性を存分に発揮してください。
チャレンジにはもちろん失敗を伴うこともありますが、失敗を恐れていては前に進めません。舞台の上での皆さんは決して一人ではなく、先輩たちは、皆さんを時に厳しく、時に優しく見守ってくれるはずです。

また、舞台には観客の存在も欠かせません。これからの会社生活では、多くの観客が注目し、スポットライトを浴びる華やかな場面もあるでしょう。一方、地道な努力を重ねなければならない場面や、失意の中で失敗からのチャレンジを期する場面もあるはずです。私も、ここにいる役員も同じ経験をしてきました。重要なことは、どんな場面でも、舞台の上の皆さんから決して目を離さない、熱い観客、ファンが必ずいるということです。そのような方々の期待に応えるために「堂々と、そしてひたむき」に事に当たっていくという姿勢を忘れないでいただきたいと思います。

私は、本日、皆さんのやる気と希望に溢れた真摯な姿勢に触れて、皆さんが当社に大きな力をあたえてくれると確信しました。最後にもう一度、お祝いの言葉で締めくくりたいと思います。入社おめでとう。そして、これから、ともに三井住友海上の未来を切り拓いていきましょう。

以上