• 2012年4月2日

平成24年度入社式 社長メッセージ

三井住友海上火災保険株式会社

本メッセージは、2012年4月2日の新入社員入社式(於:駿河台ビル 9時15分開始)において、社長の柄澤康喜が新入社員356名【全域型98名 地域型258名】に向けて発信したものです。

入社おめでとう

皆さん、入社おめでとうございます。はじめまして、社長の柄澤です。

本日356名の皆さんが、私たち三井住友海上の一員となることを心から歓迎します。そして、ここに当社の未来を支えるにふさわしい、若く、はつらつとした新しい仲間を迎えられたことを、本当にうれしく思います。

損害保険会社の社会的責任と使命

振り返ると、昨年は国内外で多くの自然災害が発生しました。「未曾有の国難」と言われた東日本大震災では、多くの方の尊い命が失われ、津波による家屋の流出など甚大な被害がありました。そして秋にはタイで大規模な洪水が発生し、多数の日本企業が大きな被害を受けました。

私たちはこれらの災害に対して、全力を挙げて取り組んできました。東日本大震災では、お客さまに一日も早く安心して頂けるよう、迅速に保険金をお届けしたいとの思いで、社員・代理店が一丸となって取り組みました。タイの洪水の被害においても、多くのナショナルスタッフが被災しながらも、日本や世界各地から駆けつけた社員とともに現在も、早期解決に向けて取り組んでいます。

このような災害の中にあって、私を含めすべての社員が、損害保険会社の一員として、社会的責任と使命を改めて認識しました。私は、このような困難を乗り越えられたのも、社員一人ひとりがその使命を共有し、行動してくれたからだと、強く感じています。

昨年新人として、損害サポート部に配属され、6月から地震対策室で勤務していた皆さんの1年先輩の社員が、業界紙の座談会で当時の話を「新入社員研修の直後で、最初は自分が力になれるかすごく不安だったが、必死で応対したお客さまから『ありがとう』と言われたことが非常にうれしかった。また、不安に思っているお客さまが、何を求めているのかを、深く聞き出すことの大切さ、最初の段階で丁寧な説明をして、お客さまの不安を取り除くことの重要性を感じた。次も、お客さまの要望に応えられるよう、少しでも知識を増やそうと努力することが、やりがいになった」と語っていました。私は、若い社員の皆さんが、それぞれ彼のようにしっかりと壁を乗り越え、成長してくれたのだと、うれしく、そして頼もしく思いました。

新たな人事制度のスタート

三井住友海上は、2010年4月にあいおい損保、ニッセイ同和損保と経営統合し、日本最大の損害保険グループ「MS&ADインシュアランス グループ」の中核事業会社となりました。私たちは、世界中のお客さまから最も信頼される世界トップ水準の保険・金融グループになることを目指しています。そして、その原動力になるのは、「社員」一人ひとりの力です。

三井住友海上では、社員一人ひとりが働きがい・成長を実感し、そして生産性・競争力・品質を高めることを目的に人事制度の改革を行っています。そしてその新しい制度がこの4月からスタートしました。
皆さんご存知のとおり、新制度では、総合職や一般職などという職種の垣根をなくしています。今年入社の皆さんは、新制度の第一期生として、これまで以上に、全ての方が創造性の高い業務に主体的に、取り組むことができるようになります。

5つのバリューを行動の指針に

そこで本日は、当社に入社する皆さんに、当社、そして、MS&ADグループの社員が行動する際に、指針とする5つのバリューについてお話します。このバリューは、当社の国内約15,000名、海外約7,000名の社員すべてが共有し、やるべきことに迷いが生じた時、羅針盤としているものです。

一つ目は、常にお客さまの安心と満足のために行動していく「お客さま第一・・CUSTOMER FOCUSED」

二つ目は、あらゆる場面で、あらゆる人に誠実、親切、公平、公正に接していく「誠実・・INTEGRITY」

三つ目は、お互いの個性と意見を尊重しつつ、コミュニケーションよく、知識とアイデアを共有し、共に成長していく「チームワーク・・TEAMWORK」

四つ目は、市場・環境に適応して、絶えず仕事を見直していく「革新・・INNOVATION」

そして、最後は自らを絶えず磨き続けていく「プロフェッショナリズム・・PROFESSIONALISM」です。

皆さんは是非、この5つのバリューを胸に刻み、「バリュー」を実践するための実力を、日々の業務と自己研鑽の中で身につけていただきたいと思います。

変革に向けたチャレンジ

さて、先程申し上げましたが、この一年間は、相次ぐ自然災害やギリシャを震源とする欧州金融経済危機が発生するなど、厳しい環境が続いています。

このような状況下で、2011年度は、単年度では厳しい決算を余儀なくされる見込みですが、国内では、損害保険の収入保険料で、29ヶ月連続での増収を達成し、当社の勢いはマーケットの注目を集めています。また海外でもアセアンで、損保No.1の地位を固め、更にマレーシアとインドネシアでの生保プロジェクトをスタートするなど積極的な展開を続けています。そして、今年度の決算は、皆さんを含め全社員の力を結集して、V字回復を果たしていきます。

そのためには、「立ち止まることなく、変革に向けて"チャレンジ"する」ことが重要です。変化をチャンスと捉え、スピーディーかつイノベイティブな取り組みを続けていきましょう。新たにチャレンジすることは、皆さん一人ひとりの可能性を拡げ、働きがい、そして成長につながるものと確信しています。
成長のキーワードは、「スピード」と「一歩先を見通す力」です。何事にもスピード感を持って取り組み、次に何が起こるか、一歩先を見通しながら前へ進んでいきましょう。

社員が最大の財産

私は社長としてお約束します。皆さんが入社した三井住友海上は、社員を最大の財産であると考え、その個性を大切にします。

新たなことにどんどんチャレンジしてください。チャレンジにはもちろん、失敗を伴うこともあります。しかし、失敗を恐れていては、前に進むことはできません。皆さん方の中には、当社社員の「人となり」に魅力を感じて、入社を決めた方も多いと思います。皆さんの先輩たちは、皆さん方を時には厳しく後押ししながら、温かく見守ってくれるはずです。皆さんは是非、臆することなく自信をもって、三井住友海上の社員としての自分の夢に向かって、堂々と歩んでいってください。

私は、今日入社式に臨んでいる皆さん方のやる気と希望に満ちた真摯な姿勢に触れて、皆さんが私たち三井住友海上に大きな力をあたえてくれると確信しました。

最後にもう一度、お祝いの言葉で締めくくりたいと思います。入社おめでとう。そして、ともに三井住友海上の輝く未来をつくりあげていきましょう。

以上