• 2011年5月24日

マフレ社との戦略的提携について

三井住友海上火災保険株式会社

三井住友海上火災保険株式会社(社長:柄澤 康喜)は、スペインおよび中南米最大の保険会社マフレ(MAPFRE S.A. 、以下マフレ社)と、保険事業の包括提携につき基本合意しました。当社とマフレ社は既にメキシコ、スペインにおいて提携関係にありますが、この度、ネットワークの相互活用による販売、リスクコンサルティングや、再保険などの幅広い分野において包括提携し、成長市場において競争力・サービス力の強化を図るものです。特に当社にとっては、今後大きな成長が見込まれる中南米地域において、事業基盤の大幅な強化・拡大が実現します。

当社では、持続的な成長の実現に向けた戦略の1つとして、海外保険事業での積極的な投資、提携を行っています。今後も海外における安定的な事業基盤の確立に向け、各種取り組みを加速していきます。

1.戦略的提携の概要

  • (1)双方のネットワークを活用した保険販売の拡大
    マフレ社は中南米地域において18カ国に現地法人を所有、一方、当社はアジア地域において13カ国に現地法人を所有しています。これら双方の現地法人ネットワークを相互に活用し合うことにより、未開拓地域での取引を拡大します。
  • (2)リスクコンサルティング領域での共同研究・業務補完
    マフレ社グループは子会社を通じ、ポルトガル、スペイン、メキシコ、ブラジルの4カ国で、当社を含むMS&ADグループはアジアを中心にリスクコンサルティング事業を展開しています。同領域においても、共同研究や業務の補完を実施します。
  • (3)再保険取引の拡大
    当社とマフレ社が相互に幅広い地域で再保険を出再することにより、引受リスクの分散による収益力、顧客対応力を高めます。

2.提携の目的と背景

中南米の保険マーケットはアセアンのほぼ2倍にあたる約10兆円の規模があり、今後さらなる成長が期待されています。また、日本の中南米への直接投資残高(2009年度末約8兆円)も毎年大きく増加しており、日系保険マーケットの今後の拡大も見込まれています。

当社は既にブラジルに現地法人を有し、メキシコ、パナマ、ぺルー、コロンビア、アルゼンチンに事務所を設置していますが、本提携は中南米地域でのネットワークの更なる拡大を実現するものであり、中南米地域における安定的な事業基盤を確立できる機会と判断いたしました。

マフレ社の概要など

1.マフレ社の概要

社名 MAPFRE S.A.
設立 1933年
収入保険料 16,973百万ユーロ(約1兆9,637億円)
総資産 48,672百万ユーロ(約5兆6,314億円)
従業員数 36,744名
進出国数 43カ国
  • 5月20日時点の為替(1ユーロ=115.70円)で計算しています。

2.両社のネットワークを相互活用する地域

  • (1)マフレ社の現地法人が所在する中南米地域の国々(50音順)
    アルゼンチン、ウルグアイ、エクアドル、エルサルバドル、グアテマラ、コスタリカ、コロンビア、チリ、ドミニカ共和国、ニカラグア、パナマ、パラグアイ、プエルトリコ、ブラジル、ペルー、ベネズエラ、ホンジュラス、メキシコ
  • (2)三井住友海上社の現地法人が所在するアジア地域の国々(50音順)
    インド、インドネシア、韓国、シンガポール、タイ、台湾、中国、日本、フィリピン、ベトナム、香港、マレーシア、ラオス

3.世界各地の保険料成長率、普及度比較

保険料成長率 保険普及度
2009年 2008年 保険料/GDP 1人当たりの保険料
(USD)
中南米 5.4% 中南米 7.2% 中南米 2.8% アフリカ 49
アジア 4.7% アジア 4.8% アフリカ 3.3% 中南米 190
欧州 2.1% オセアニア 6.4% オセアニア 6.0% アジア 247
北米 ▲6.3% アフリカ 1.2% アジア 6.1% 欧州 1,861
オセアニア ▲9.4% 北米 ▲3.2% 欧州 7.6% オセアニア 1,866
アフリカ ▲9.5% 欧州 ▲10.0% 北米 8.0% 北米 3,666
  • 出典SWISS RE SIGMA
  • 成長率はインフレ調整後

4.日本の中南米直接投資残高(資産)

単位:百万ドル
(   円)

2005 2006 2007 2008 2009
33,064
(2兆7,013億)
39,291
(3兆2,101億)
54,749
(4兆4,730億)
90,794
(7兆4,179億)
99,056
(8兆929億)
  • 5月20日時点の為替(1ドル=81.70円)で計算しています。

以上