• 2010年6月18日

マレーシアにおける損保事業の拡大、生保市場への参入について

三井住友海上火災保険株式会社

三井住友海上火災保険株式会社(社長:柄澤康喜)は、マレーシアの有力コングロマリットであるホンレオングループと損保事業・生保事業にわたる戦略的提携を行います。同国監督当局の認可を得て、本日、基本契約書の締結に至りました。実行時期は今秋となる見込みです。

当社では、持続的な成長の実現に向けた戦略の1つとして、海外における損保事業・生保事業への積極的な事業投資を掲げておりますが、本提携はアジアの中でも重要な事業拠点であるマレーシアにおいて損保事業の拡大と生保市場への参入を同時に実現させるものです。今回の提携を契機に、今後もアジア市場において安定的な事業基盤の確立に向けた取組みを加速してまいります。

1.提携の概要

  • (1)損保事業
    当社のマレーシア現地法人である「MSIG Insurance (Malaysia)Bhd(以下:MSIGマレーシア社)」に、ホンレオングループ傘下の「Hong Leong Assurance Berhad(以下:ホンレオン・アシュアランス社)」の損保事業を統合します。MSIGマレーシア社は当社70%(※)、ホンレオン30%の株主持分比率とする損保会社となり、収入保険料は業界第2位の規模に拡大します。
    • (※)当社持分には少数株主持分約5%を含めて記載しています。
  • (2)生保事業
    当社がホンレオン・アシュアランス社の既存株式の30%を取得(取得金額は約254億円:940百万マレーシアリンギット)し、マレーシア生保市場への参入が実現します。生保事業においても業界第6位の収入保険料規模の確固たる事業基盤を獲得するとともに、当社が役職員の派遣等を通じたノウハウの提供、販売力強化等を行い、早期にトップクラス入りすることを目指します。
  • (3)提携後の展開
    • [1]銀行を通した保険販売を拡大展開 損保事業、生保事業ともに、ホンレオングループ傘下の銀行を通じた保険販売を展開・拡大し、販売力を強化します。
    • [2]三井住友海上およびホンレオングループのブランド力・事業基盤・保険事業ノウハウの相乗効果により、優れた損保商品・生保商品を提供するとともに、MS&ADインシュアランスグループの企業価値の更なる向上を図ります。

2.提携の目的と背景

  • (1)マレーシアは、人口約2,800万人を有し、政治的安定性も高く、ASEANの中でもめざましい発展を遂げてきた国であり、保険市場においても今後更なる成長が見込めていること。
  • (2)成長分野である海外事業の戦略地域であるアジア市場において、本提携は損保事業の拡大と生保市場への参入を同時に実現するものであり、アジア市場において安定的な事業基盤を確立できる貴重な投資機会であると判断致したこと。
  • (1マレーシアリンギット=27円で換算)

ホンレオングループの概要等

1.ホンレオングループと傘下保険会社の概要

ホンレオングループは金融・保険業、製造・販売業(窯業・自動車販売等)、不動産業を柱に展開する、マレーシアを代表する財閥であり、傘下14社がマレーシアで上場しています。
また、同グループの保険会社(Hong Leong Assurance Berhad)は、生保・損保兼営の保険会社であり、現在はホンレオングループが株式100%を保有しています。

ホンレオン・アシュアランス社(Hong Leong Assurance Berhad)

設立 1982年12月20日
支店数 21
株主 ホンレオングループ 100%
収入保険料 (生保)約249億円(2009年6月期)、マーケットシェア:4.9%
(損保)約 82億円(2009年6月期)、マーケットシェア:2.5%

ホンレオン銀行(Hong Leong Bank Berhad)

支店数 185
株主 ホンレオングループ 64%(2009年8月現在)
総預金量 約1兆8,248億円(2009年6月期)
純資産 約1,560億円(2009年6月期)

2.当社現地法人の概要

MSIGマレーシア社(MSIG Insurance (Malaysia)Bhd.)

設立 1979年4月28日
支店数 13
株主 三井住友海上火災保険株式会社 93%(間接保有分を含む)
収入保険料 (損保)約216億円(2009年12月期)、マーケットシェア:6.8%

以上