活動レポート

  • 大会結果
  • 2017年08月28日

「2017世界柔道選手権大会」で新井千鶴選手が金メダル、近藤亜美選手が銅メダル!男女混合団体戦で日本代表選手が金メダル獲得!

新井千鶴選手(左から2人目)
写真:アフロスポーツ

8月28日(月)~9月3日(日)、ハンガリー・ブダペストで「2017世界柔道選手権大会」が開催され、当社女子柔道部から、近藤亜美選手(48kg級)、新井千鶴選手(70kg級)が日本代表として出場し、新井選手が金メダル、近藤選手が銅メダルを獲得しました。
また、最終日に開催された男女混合団体戦には、新井選手が全2試合に出場し、日本代表チームの優勝に貢献しました。
※入賞者には、IJF(国際柔道連盟)ランキングポイントが加算されます。(1位2000点、2位1400点、3位1000点)

大会結果詳細

女子70kg級結果

優勝 新井千鶴(日本)
準優勝 マリア・ペレス(プエルトリコ)
3位 ジュリ・アルアベル(コロンビア)
3位 マリア・ベルナベウ(スペイン)

新井 千鶴選手(70kg級/IJFランキング2位⇒1位)金メダル

※IJF(国際柔道連盟)ランキングは大会出場時点です。

2大会連続出場となった新井選手は、初戦(2回戦)のベルンホルン選手(スウェーデン/同14位)に大内刈で技ありを奪い優勢勝、3回戦ではポガクニック選手(スロベニア/同12位)に小内刈で技ありを奪い優勢勝、準々決勝ではポルテラ選手(ブラジル/同7位)にゴールデンスコア(延長戦)の末、指導2を奪い優勢勝、準決勝では、リオデジャネイロ五輪銀メダリストのアルベアル選手(第3シード:コロンビア/同3位)に内股で技ありを奪い優勢勝、決勝へ進出しました。決勝では、ペレス選手(プエルトリコ/同29位)に送襟絞で一本勝し、初優勝を飾りました。70kg級の日本代表選手としては、当社女子柔道部の上野雅恵コーチ以来14年ぶりの世界柔道選手権大会優勝となりました。

選手コメント

応援ありがとうございました。
2年前初めて出場した世界選手権大会で悔しい思いをし、今回はその悔しさを晴らしたいという思いで戦いました。
結果、個人、団体ともに優勝することができ嬉しいです。また、たくさんの方々に支えられて金メダルが取れたと思っています。
これからも一つひとつ、目の前の大会を確実に取っていくという気持ちで、自分の柔道をもっと高め強くなっていきたいと思います。

  • 準決勝:内股で技ありを奪う新井選手
    写真:アフロスポーツ
  • 決勝:寝技で攻める新井選手
    写真:アフロスポーツ

女子48kg級結果

優勝 渡名喜風南(日本)
準優勝 ムンクバット・ウランツェツェグ(モンゴル)
3位 近藤亜美(日本)
3位 ガルバドラフ・オトゴンツェツェグ(カザフスタン)

近藤 亜美選手(48kg級/IJFランキング3位)銅メダル

3大会連続出場となった近藤亜美選手は、初戦(2回戦)のボウイソウ選手(アメリカ/同24位)に横四方固で一本勝、3回戦ではリ選手(中国/同28位)に肩固で一本勝、準々決勝ではドルゴバ選手(ロシア/同14位)に小外刈で技ありを取り、優勢勝しました。準決勝はムンクバット選手(モンゴル/同2位)と両者指導2でゴールデンスコア(延長戦)に入り、近藤選手に指導が入り、優勢負しました。気持ちを切り替え臨んだ3位決定戦では、ニコリッチ選手(セルビア/同5位)に大外刈で技ありを取り、さらに上四方固で一本勝し、3大会連続のメダル獲得となりました。

選手コメント

たくさんの応援ありがとうございました。
結果は2015年世界柔道選手権、2016年オリンピックと変わらない銅メダルでした。
3年連続銅メダルで、いろいろ思うことはありますが、今回の試合は自分なりに全力を出せました。
監督、コーチ、チームメイトと協力してやってきたことに悔いはありません。
満足をしているわけではありませんが今回はこれが結果だと受け止めたいと思います。
自分と向き合ってこれからもがんばっていきます。

  • 3位決定戦:寝技で攻める近藤選手
    写真:アフロスポーツ
  • 近藤選手(右から2人目)
    写真:アフロスポーツ

男女混合団体戦 金メダル

優勝 日本
準優勝 ブラジル
3位 フランス、韓国

6人制の団体戦(女子57㎏以下、男子73㎏以下、女子70㎏以下、男子90kg以下、女子70kg超、男子90kg超の順に対戦)は21ヵ国が出場し、全4試合・計24試合を勝ち上がり、優勝しました。新井千鶴選手は2試合に出場し1勝、チームに良い流れを作りました。また、女子代表選手の中で唯一、個人戦・団体戦の金メダル2個を獲得しました。

新井千鶴選手 出場試合結果

準決勝 韓国  (対 ジョン戦)  △優勢(出足払)
決勝  ブラジル(対 ポルテラ戦) ○優勢(GS指導)

  • 決勝(ブラジル戦):技を掛ける新井選手
    写真:アフロスポーツ
  • 男女混合団体戦 日本チーム金メダル獲得!
    写真:アフロスポーツ