活動レポート

  • サステナビリティ
  • 2016年06月14日

上野順恵コーチがJICA(国際協力機構)の派遣でブラジルを訪問

バストスでの柔道教室にて(前列中央:上野順恵コーチ)

6月14日(火)~27日(月)、JICA(国際協力機構)の調査団として当社女子柔道部の上野順恵コーチが、柔道分野のボランティア受入先の開拓や2020年東京五輪に向けた柔道デモンストレーションをブラジル各地で行いました。

活動内容

日程

6月 15日(水)ブラジル着
  16日(木)サンパウロ柔道連盟訪問、南米講道館にて柔道指導
  17日(金)大使公邸にて夕食会
  18日(土)ブラジリア日本祭りで柔道デモンストレーション実施
  20日(月)リオ日系協会で柔道デモンストレーション実施
  21日(火)ブラジル柔道連盟訪問、NGO「Fight for Peace」訪問、柔道クラブの若者たちとディスカッション
  22日(水)バストスにて柔道指導、デモンストレーション実施
  24日(金)サンジョゼドスカンポス、オザスコでの柔道指導、デモンストレーション実施
  25日(土)帰国

上野順恵コーチ
〈コメント〉

今回JICAの調査団としてブラジルを訪問しました。
参加するにあたり、ブラジル各地で柔道がどんな場所でどのように行われているのかしっかり調査してこようと思いました。
今回、約10日間でサンパウロ・ブラジリア・リオ・バストス・サンジョゼドスカンポスに行き、行く先々で柔道の指導及び、柔道教室をし、その地区の柔道関係者や日系団体の方々と協議してきました。
各地区に周り、柔道教室やオリンピックの話をしたり、またブラジルの柔道家と意見交換ができ、私自身もとても勉強になりました。地域によっては、貧しい所もありましたが、みんな明るく、前向きに柔道をしていました。それを考えると、日本はとても恵まれた環境の中で柔道が出来ているなと感じました。
今回参加させて頂き、全体を通して感銘を受けたことは、日本から始まった柔道を、日系の方々が一生懸命努力してブラジルで伝えていることと、柔道が単なる競技スポーツでは無く、青少年育成や人間教育として広まっていることでした。
今はオリンピックが近く、ブラジルでは柔道の人気が高まっていますが、その陰で貧しく、どんなに厳しい状況でも頑張っている柔道家が沢山いることを私は伝えていきたいです。
今回ブラジルに調査団として参加させて頂き、大変貴重な体験となりました。

  • リオでの柔道教室で指導する上野順恵コーチ
  • リオにあるブラジル柔道連盟にて(前列中央:上野順恵コーチ)