2015年度の活動

1.森林の再生と生態系の修復

  • (1)苗木生産
    8月、補植に使用するため、在来種の種子をパリヤン地域から収集し、苗木を生産しました。生産した苗木はモジョ(ミカン科)、サラム(フトモモ科)、ワル(アオイ科)等9種です。
  • (2)植林地の管理
    下草刈り、マルチング、施肥、潅水等、植林地の管理を実施しました。また、1月から2月にかけて、2つあるサイトのうちの1つに補植を行いました。
  • 1~2m幅のライン状に下草を刈る
  • 下草刈り後の植林木
  • (3)メラピ国立公園との連携
    周辺の農業者との話し合いを2~3カ月に1回開催しました。また、国立公園のレンジャーと合同で毎週パトロールを実施し、植林木の成長、農業者の活動状況等を確認しました。
  • 国立公園との打合せ
  • 国立公園による森林保護のための説明会
  • (4)山火事対策の実施
    6月から9月にかけて、下草刈りの幅を3m以上に拡張し防火帯を形成しました。7月に放火が原因と見られる小規模の火災があったことを受けて、9月には地元住民を対象とする防火研修を国立公園と協働で開催しました。
  • 防火訓練時の国立公園長による挨拶
  • 行政機関や住民が参加し、消火訓練を実施

2.山火事の発生と対応

  • (1)山火事の発生
    9月23日に国立公園内で山火事が発生。当社サイトに隣接するプロジェクトサイトから、風により周囲に延焼し、当社サイトの一部、約11haが被害を受け、約10,500本の植林木が枯死したと推測されます。幸いにけが人の発生はありませんでした。国立公園スタッフ、森林管理事務所、地元捜索救助隊、インドネシア陸軍、警察、地域住民らが消火活動にあたり、24日にサイト内は概ね鎮火しました。火災の原因は定かではないものの、不審火ではないかとの見方も出ています。2016年5月末時点で、原因者が特定されたとの情報は得ていません。
  • 山火事後の植林地
  • 延焼を防ぐために5m幅の防火帯を形成
  • (2)再植樹
    山火事発生後、雨季になり芽吹いた植林木も確認されたものの、約10,500本が枯死したと考えられたことから、再植林を実施しました。再植林には、補植用に用意していた約4,000本の苗木のほか、新たに購入した苗木を使用しました。使用する樹種は、山火事後に生存が確認され、山火事に強いと考えられた種を中心に選定し、計13種、合計10,165本を植林しました。
  • パリヤンの苗畑から運搬した苗木
  • 山火事後も生存していた植林木